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義父は桜の花が好きでした

先日、義父の七回忌法要を無事、家族全員で行うことができました。

コロナの心配もありましたが、関東にいる息子たちも集まり、家族も増えて義母は大変喜びでした。

50年以上前「法事って何のためにするの?」小学2年生だった私は祖父に尋ねました。(今計算したら曾祖母の七回忌の法事)

それは、小学生なりに「亡くなった曾祖母の法事なのに集まったみんなは食事しながらとても楽しそうで違和感があったからです。」

法事と葬儀は同じではなくとも似たようなものだと思っていたからです。

祖父の答えは「親戚みんなが集まるため!」

へぇーそれでええんや?当時2年生の私はもやもやしましたが、今回の義父の七回忌で納得しました。

一周忌・三回忌はまだ残された家族の気持ちや生活も落ち着いてなかったりですが、七回忌になると残された家族も次の生活に向かっていることが多いと思います。(事故や事件の場合はまた別でしょうが)

義父は、写真を撮ることがとても好きで(仕事上)中でも桜の花が大好きでした。

元気なころ「桜の花が咲くころにあの世に行きたい」と言っていた通り桜の花が満開の頃にあの世へ旅立ちました。

夫や義弟には厳しい人でしたが、とても義母を愛し、私の息子たちに対してもとても優しいじいじでした。

義父がなくなる前の年までは、桜の頃になると義母は「あなたたちの結婚式は桜が満開だったね」と私たち夫婦に話していましたが、義父がなくなってからは「お父さんが亡くなった時は桜が満開だったね」に変わりました。

なんと私たちの結婚記念日と義父の命日は同じ日なのです。
忘れないでね~の気持ちがよくわかりますね。

そうなのです。私たち夫婦は、父が亡くなってから結婚記念日の会話より父の話をするようになってしまったのです😅




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