花火音が響く夜、夏の到来
「ドンッ」
「パチパチパチ」
先週から夜8時過ぎ頃から爆音が響くようになった。あまりにも音が大きいので近くで爆発事故でもあったのかと少し怖いくらいだった。
そんなある日外出すると、見慣れない掘っ立て小屋が一つ通りに出来ていた。どうやら花火屋さんのようだ。「あぁ、毎晩の大きな音は花火だったんだな」とようやく気付いた。
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6月24日、ここバルセロナはSant Juanの祝日。聖ヨハネの祝祭日。でもどうやらその前夜祭がメインイベントのよう。起源は遡ることキリスト教以前、地域的に祝われていた夏至祭だという一説がある。夏至を境に太陽の出ている時間が短くなるので、それを「太陽の力が弱まってしまう」と考えた古の人々が太陽へパワーを送るために火を焚き始めた儀式が今にも続いているようだ。別名「火祭り」と呼ばれることも。ここバルセロナでは花火や爆竹を使って祝う。
デンマークでも似たお祭りがあるようで、興味深い。
(ひぐちさん勝手に引用させて頂きました。すみません…。)
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23日の夜。いよいよ花火本番の日。
暗くなり始めた9時過ぎ頃から外では激しい爆音の連続!!!
ベランダに出て外を見るとあちらこちらで打ち上げ花火がキラキラと舞っていた。様子を見に外に出てみると、少し広めのスペースや公園はちいさな花火会場と化していた。家族や仲間で大量の(大きなスーパーの袋に一杯の)花火を持ち込んで各々楽しみ、時にはお隣の花火に拍手をしたりして夏の到来を祝っていた。
私の寝ぼけた記憶では日付が変わった1時過ぎは未だ絶賛花火大会中だった。そんなわけでなんとなく翌日は寝不足気味。
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Instagram に当日の様子をリールで残してみました。
良かったらご覧下さい。