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『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』から読む、今後の世界経済のヒント

まさに今が旬の一冊です。この作品は、大統領選挙の3か月前に「もしトランプが大統領になったら」をテーマに書かれた本です。著者は、『そこまで言って委員会NP』にも出演している宮家邦彦氏。自称、アメリカ大統領選挙マニア。

学生時代には、アメリカへわたり大統領選挙のボランティアに従事したこともあるそうです。また外務省時代には、中国やイラクの大使館で勤務されており、独自の経験や人脈から得られた貴重な情報が綴られています。日本のメディアからは、知ることのできない密度の濃い内容となっています。

【こんな人にオススメ】
アメリカ大統領選挙の仕組みを知りたいあなた
日本の経済や安全保障への影響を心配しているあなた
世界情勢(ロシア、中国、イラン、北朝鮮など)への影響が気になるあなた

著者:宮家邦彦
書籍名:『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』
出版社:PHP新書
発売日:2024年8月9日
ページ数:232ページ
価格:1,133円

トランプ大統領が誕生した場合、ロシア・ウクライナ情勢、中東問題、米中貿易戦争、台湾有事などが、どのような展開になっていくのかが、しっかりとまとめてあります。

特にこれらのテーマは、世界経済に大きな影響を及ぼす諸問題であり、われわれ日本人も関心を高めておく必要があると思います。今後の日本の生存戦略についても書かれていますので、ぜひ今のうちに手にとってみてくださいね。

要するに、トランプ氏は「いじめっ子」であり、「いじめ」に対処する方法はただ一つ、「勇気をもって立ち向かい、率直に話し、本人の利益になることを伝え、繰り返し強く説得する」しかない。「いじめっ子」に媚びても、屈しても、「いじめ」を助長するだけ、ということである。

出典:『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』

「 中国と米国はいずれガチンコの軍事的対立関係に入るだろう。その際、米中覇権競争の結末として、中国の統一・分裂の可能性、中国の民主化・独裁化・民主化失敗による独裁化の可能性などを考えた場合、はたして米中関係はどうなっていくだろうか……」

出典:『気をつけろ、トランプの復讐が始まる』

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「SDGs金融教育」アドバイザー おっぴ
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