誰も信頼出来ない
「もっと俺を信頼して」と彼に言われた。どうしてこんなにも不安何だろうか。このことに関してだけは、彼のことがどうしても信頼できない。
彼のことは信用している。結婚したんだからそれはもちろんのことだ。いろんなことを私よりも上手くこなせることも知っている。頼れる人であることも分かっている。
自他ともに認める「イクメン」だ。私が子どもを産もうと思ったのも、彼が大の子供好きだから。私はあまり子ども好きではなかったし子どもと関わる機会もなかった。男は子ども産めないし、そんなに好きならまぁ私が産んであげるしかないか、両親も孫の顔が見たいっていうし、、、そんな感じで子どもを持った。
妊娠中、悪阻がひどかった時も、出産のときも、家事を代わりにしてくれたり、体力的にも精神的にも私をサポートしてくれた人。愛してるなんて言葉はもうわからないけれど、一番身近でいつでも助けてくれる、一生一緒に戦う戦友のような気もする。
そんな旦那に恵まれているのだから、そして両親も旦那の両親も合わせて四人の初孫だから、子どもを産んだらみんなに頼りまくろうと思っていた。一人っ子で過保護に育った私は、人に頼ったり甘えることがどちらかというと得意な気もしている。
出産直後は朝も昼も夜もおっぱいだった。二時間起きというけれど、そのまま寝られたらずーっとおっぱい咥えられている。24時間おっぱい出している感覚。夜だって何度も起こされる。ずっと家に引きこもっている。たまには一人になりたい。ゆっくり寝たい。産まれたばかりの娘から離れたい。
たまには旦那に代わってもらえばいいんじゃないかって?誰も頼れない。誰のことも信頼できない。だっておっぱい私以外誰も持ってないんだもの。おっぱいという最大の武器を持たない戦友を頼れるわけがない。
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