ドMなおっぱいとご主人様
おっぱいのご主人様(赤ちゃん)たちは
時々、お世話になっているはずのおっぱいを
ドSに痛めつける。
①おっぱいは噛まれる。
噛まれる心配をするのは、歯が生えてきてからだと思っていたら大間違い。
生まれたての赤ちゃんの吸引力はすさまじく、
歯茎は歯が生えているように固い。
寝ている隙におっぱいを外そうとすると、
がぶり。おっぱいは噛まれる。
そして、歯が生えてきてからは、
本当に恐ろしい。
乳首なくなるんじゃないかって
本気で何度も思った。
何度授乳中に痛みで奇声を上げたことか。
②おっぱいは長時間拘束される。
生まれたての赤ちゃんはおっぱいを2時間おきに飲むと言う話は前回書いたけれど、
じゃあ、2時間はおっぱいは自由なのか
っていうとそうでもない。
飲むのが下手な赤ちゃんは
長いときは一時間近くおっぱいを咥えている。
さらに、多くの場合
咥えたまま眠ってしまう。
その隙に、おっぱいが自由を求めて逃げようとすると、
ガブリ、と噛まれたり、目が覚めちゃって泣かれたり。
おっぱいを咥えられたまま
動けず、何もできない時間を何時間過ごしたことか。
③おっぱいは時々嫌われる。
噛まれても、自由を奪われても、
それでも母乳を与え続けるおっぱいさん。
でも、そんな健気なおっぱいを
彼らは時々飲まなくなる。
美味しくない。という理由で。
食べたもので味が変わったり、
古いおっぱいが溜まっていたり、
美味しくなくなる理由は
いろいろあるんだろうけれど、
飲んでもらわないと、
ますますおっぱいは不味くなる。
詰まって乳腺炎になって熱が出たり、
腕が上がらなくなったりもする。
飲んでもらえなくなった可愛そうなおっぱいさんはまた美味しくなって飲んでもらうまで、
自分でひたすら母乳を絞って捨てるしかない。
そう、おっぱいは、どんなにひどい目にあっても、
どんなに逃げたくても逃げられない。
おっぱいはご主人様なしでは
生きていけない体になってしまっている。
さらに、うちの子はおっぱいの扱いが特にひどく、
叩いたり、なぜか180℃回転しながら飲んだり、
平和なイメージ図とはかけ離れた
おっぱいだった。
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