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雑感|【ピクミン 4】⑪ありがとう、さよ…まだまだやることあるじゃない
『ピクミン 4』プレイ記⑪
(ネタバレあり)
大型宇宙犬「ヤタノワスレイヌ」との激闘の末、ようやく手に入れた戦利品を持ち帰ることができました。ここまでくれば後はいよいよオッチンの治療、そして母星への帰還です。
1|あるべき姿へ
戦利品は「キズナの首飾り」。海外のアニメーションで、よくブルドッグなどいかつい犬につけられているような真っ赤なスパイクチョーカーです。
センスはともかく首輪をしていたということは、つまるところ飼い犬の証というわけで、本当は首輪とリードをつなぐ先があったってことなんですよね。それが今、オッチンとレスキュー隊をつなぐカギになっているとは。
首輪に残された、ヤタノワスレイヌの毛からDNAを採取し、そのサンプルをもとに宇宙犬専用のチリョウ薬を作り出します。コッパイ星の人たちがいなかったらビターエンド(よくてメリバ)しかなかったと考えると、彼らが来ていたことは不幸中の幸いです。
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苦労の甲斐あって、作り出された治療薬は効果てき面即効作用。オッチンは無事、しっぽの葉っぱ化が治りました。
しかしながら、同じ宇宙犬のモスには効果がありませんでした。一つの見解として、生物学者よりも学者らしいオリマー曰く、もともとこの星で育ってきたから効かないのだろうと。
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そうとなれば、いよいよ準備は完了です。名残惜しくなる前にレスキュー隊はオリマーたち遭難者を乗せて、離陸準備を始めました。
2|キャプテン・オリマーへ
別れの言葉もそこそこに、宇宙船シェパード号はこの惑星から離陸します。その後をいつも探索に向かう時のようにオニヨンに乗って追いかけてくるピクミンたち。
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いつもの冒険ではなく、本当の別れの瞬間だと悟った時の無表情なピクミンたちの「表情」が、なかなかしんみりとさせてきます。
ここまで大事にしてきたピクミンたちです。ありがとうの言葉もそこそこに去るのは心苦しい。ただ、オリマーの言葉を借りれば彼らも、この惑星にいることがあるべき姿なわけです。
よくまあ無事に全員生存出来たなと感傷に浸りながら、レスキュー隊、そしてキャプテン・オリマーの冒険譚はここで幕が閉じられます。
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そういえば最初も、オリマーのモノローグから始まっていましたね。オリマーはこうやって無事帰還を果たし、おそらく再会できた家族へ向けてこの奇妙な冒険の一端を語っているのでしょう。
始める前と後でオリマーに対する印象がだいぶ明確になった気がします。はじめはなんか運送業を営んでいる不幸な宇宙船乗りといったところでしたが、ええ声でしゃべるわ、端々で含蓄のある発言をするわ、愛妻家で家庭内のパワーバランスが見え隠れするわ、やっぱり務めてる会社はブラックだわ、落ち着いていて余裕のある大人といった印象です。
お子さんの年齢を考えると働き盛りの20代後半から30代前半ぐらい…って感じでしょうか。
なれるならこういう大人になりたいですね。新人レスキュー隊ぽのお君にはシェパード隊の面々にしごかれながら、ぜひキャプテン・オリマーを目指してほしい。同じ糸目として。
この先の物語は、だれにも語られない未来…
3|いざ、ピクミンの沼へ
…と思うじゃないですか。
待ってください。実はまだ遭難者をレスキューできていないんですよ。
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- あと ∞ 時間 -
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我々はレスキュー隊。本来ならトリアージだの残り物資などを考えて切り上げ時を決めないといけないですが、もはやレスキューキャンプは一大コロニーを形成しており、これまでレスキューされた人々も思い思いに過ごしてくれています。
(多分ゲーム外で食べ物の確保とか、内職的なことをしてくれているという妄想。)
というより、この遊びやすさで100%目指さないのはもったいない。と感じたのが本音です。
全区域をたっぷり探しつくし、
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すみずみまでずずいっと調べ上げ各地域の調査率を100%に仕上げていきました。もちろん無犠牲プレイは続行しています。
なんだかんだこの星には50人近くの遭難者がいましたし、見つけるオタカラ一つ一つが旧文明の名残を感じさせるものばかり。集めるたびに充実する図鑑とその説明文。直感的な感想のシュナウズさんやダルメッシュさんのコメントはもちろん、博学なオリマーのコメント、「それ本来何に使うか知ってるよね?」と言いたくなるコメントばかりのルーイの文章も、収集欲を刺激する一つの要素です。
原生生物のほとんどをルーイは食べているらしく、おすすめの調理方法なんかも記載してくれています。チャッピーあたりはいけなくもない…か…??
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やれやれ遊びつくし…って、まだ紫と白のオニヨン取ってないじゃん!!やらなくちゃ…。