「出る杭を育てる」に違和感、変人は「伸ばす」ではないか
いきなり自社の名刺のコピーの否定です。
昨今、じわじわと変人の注目が集まっているようです。
「変人、オタク大歓迎」 三菱地所が有楽町でスター発掘の謎
でも、これよりほんの少し前からオプンラボは変人たちのファンでした。
「変人のリーディングカンパニー」として変人や、変人が活躍する企業の広報やマーケティングをお手伝いもしてます。名刺のオプンラボが書かれた面には「出る杭を魅せる」を記載してます。
もう一方の面には、オプンラボが主催する近未来ハイスクールが書かれています。コピーは「出る杭を育てる」です。近未来ハイスクールは、2017年からスタートした変人と高校生をつなぐキャリアプログラムです。
こんな企画もあります「京大変人講座」。東大よりも確かに京大のほうが変人がいるイメージですが、この企画がはじまるちょっと前から、近未来ハイスクールはスタートしてます。あまり言うと「あの成功したビジネス、自分はもっと早く考えていたんだよねー」おじさんになってしまうのでこのあたりでやめておきます。
「変人」は京大だけでなく、オプンラボでも褒め言葉です。変わり続ける人、変革をおこす人、エッジのたったプロを変人と呼んでいます。
周りで楽しく仕事をしている人の多くは、変人ではないですか?
常人ではなかなか到達できない域で活躍している人です。ひとり起業家や中小企業の経営者の多くは変人なので、広報のしがいがあります。他者との差別化が価値だからです。そして、逆境はむしろ人生のネタとさえ思えるほどポジティブです。
でもこの域は、人から指導されて到達できるものではありません。自分の衝動に突き動かされて行動し続けた結果です。
「育てる」は、ある方向性に向かって教える意図が含まれますし、それも必要です。
ただ、どこまで突き抜けるかわからない変人になってもらうには、「伸ばすこと」もしくは「伸びてもかまわない」と伝えたり、環境を整えたりすることも必要です。
例えば、
・人と違うことを否定しない、認める
・挑戦を讃える、失敗を笑わない
・批判的な視点、良い問いかけを褒める
・口を出し過ぎず、放置し過ぎずに見守る
などです。
近未来ハイスクールで親しくしている、ある女子高の国語の先生が、こんな表現をしていました。
「彼女たちの邪魔をしないことも大事なんです」
周りの目を気にする必要はないとふっきれたら、自分の道を突き進んでいくようになります。そこに到るまで道を阻まないことはとても大事かな、と思うのです。
(オプンラボ代表・近未来ハイスクール スクール長 小林利恵子)
■近未来ハイスクールのクラウドファンディング
エッジが効いた高専生(変人予備軍)との対話メディアを作りたい
変人と高専生をつなぐタブロイド『近未来KOSEN』
https://readyfor.jp/projects/kinmiraikosen/
■オプンラボ
中堅企業やひとり起業家の広報支援「小さな広報サービス」をはじめ、大型のビジネス系イベントの企画運営、コンテンツ運用などを広報・マーケティングを支援を通じて、個人(とくに変人)や企業のステージアップとブランディングを支援します。近未来ハイスクールを主催しています。
www.opnlab.jp
■近未来ハイスクール
変人と高校生をつなぐキャリアプログラム。変人とは変わり続ける人、変革を起こす人、エッジのたったプロフェッショナル。楽しく仕事をする大人と子どもをつなぎ、高校生・高専生など10代の行動変容をうながします。
www.kinmirai.co
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