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靈的投票と靈的選挙

学校の体育館で投票する前に公園で安売り檸檬入りの酒を呑みながら選挙のチラシを読んだ
イスラエルの檸檬が入っていてちょっと嫌な気がしたが棄てずに呑んだ
がんこに平和
いいぢゃないか頑固に平和で
日本を舐めるな?
日本を舐めてるのはてめぇらだろう
取り敢えず思考停止組なので左派の野党以外へは入れたことがない
四十年、頑固に思考停止である
平凡の惡といわれようが惡の凡庸といわれようがなんといわれようが頑固である
所詮アーレントだって黒人なんざ人間ぢゃねえんだからぶっ殺しちまえって人だったわけだ
一体、誰がどの口で惡を語るのかという話である
口ではなんとでもいえる
人間を本音の部分から賢くするのは極めて難しい

投票所、結構混んでいた
人並んでいた
ただこれが報道だと最低の投票率となる
全く実感とは違う
実感は実感
報道は報道
別けて考えることにした
裁判官は全部×をつけてください
空耳だったか
当然全部×だ
サクサクやってしまう
鉛筆使い棄てぢゃなかった
でもあの鉛筆再利用するのかしら
手の消毒すべきだったか
駐車場はデカい威圧的な車ばかり停めてあった
そういう車の所有者が有権者意識高しってわけでもあるまいに

行きつけの公民館へ移動
そこも投票所だった
イスラエルの檸檬は結構効いた
眠くなってしまった
目を瞑っていても人が歩くのを感じる
人が通る
矢張り投票しに来た人たちか
武装した警官が投票箱を命がけで守ったり武装した警官が投票に来た市民に発砲したり投票所では様々なことが起こる
様子がおかしいことに気づいた
何故か同じ人達が何度も行ったり来たりしているようなのだ
僕は半分は眠っている
幽かに靈の世界を視てしまったのかもしれない
投票したかったけど投票できなかった人達が集まっていたのだろう
そこでは永久に投票が行われている
その人達は誰に票を投じたのだろう
それは誰にもわからない
靈的投票はそういうもの
靈的投票所は賑っている
東京で存在しない候補者
時代は靈的になってゆく











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