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【瀬戸内旅④】尾道で大冒険

ブラタモリファン、かつ日本坂道学会所属を夢見る者としては、坂の町・尾道を訪れないわけにはいきません。

というわけで三日目の今日は、山陽本線にのって広島駅から尾道駅に向かいます。

お伴はこちら。

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チチヤスが広島の会社だなんて知りませんでした。
海産物も酪農もあるなんて、豊かな土地なんですね、広島は。


海沿いを走るものだとばかり思っていたら、ずっと入野川と沼田川が作ってくれた河谷を走行。ブラタモリが地形的視点をくれたおかげで、ただの移動も楽しいです。

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途中、屋根瓦が赤茶色の家がおおくて不思議でした。

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調べてみたら、石州瓦という積雪に強い瓦で、東広島に多いんですって。
ここら辺積もるんだー。


ようやく海にでたと思ったらあっという間に尾道駅着です。


坂道を縦走

駅の目の前がもう海。
しまなみ海道の出発点でもあり、サイクリストがたくさんいます。


3時間後には鞆の浦行きのフェリーに乗らなきゃいけないので、駆け足で尾道のシンボル・千光院を目指します。

海沿いに平地を行くこともできますが、今回の目的はあくまで坂。
ちょっと膝に来るけど(何歳)、ぐいぐい行きます!

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あいやー、味のある坂が多すぎる!!

どこからでも海見える上に瓦屋根の建物が並んでて、風光明媚過ぎませんかね。

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多くの文人や映画監督を引き付けたのもわかります。

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なにやら物語が待っていそうなこの小道に引き付けられて進んでみると、

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志賀直哉さんの家がありました。いい所にお住まいで。


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君たちもいい所にお住まいで。


40分くらいでロープウェイ乗り場着。
これで山の上の千光院に向かいます。

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千光院

山頂の展望台からの景色は、じゃーん

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いい青さだー。

これ尾道水道っていう海らしいけど、どう見ても川じゃないですか?

わたしは断固、海とは認めない!

でもこの向こう側にあるのは向島っていう、れっきとした島なんですよね。

海にこんなに島がぼこぼこあるなんて不思議。

と、五年前の私だったらここで思考停止ですが、ブラタモリさまから、風景には必ず理由があることを学んでいるので、調べました。ありがとうブラタモリ。

どうやら瀬戸内海は昔は陸地で、氷河期の終わりに海面が上がったことで低値が海になり、山は島になったらしいです。

なるほどー、じゃあ尾道水道、君は昔は谷だったのに沈んじゃったんだね。
認めてあげよう、君は海です。


頂上からちょっと下ると、千光院です。
お参りして、おみくじひいて、

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帰ろうと思ったら、

なんだこれは。

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登ってみようじゃないの。



って途中まで登ったけど、

怖い。助けて。

鎖は足掛けにくくて、もし踏み外して落ちて頭打ったら死ぬし、一人身だから足くじいただけでも赤の他人に迷惑かける!

ここは勇気ある撤退をしようと、途中の踊り場まで降りてきたはいいけど、

行きはヨイヨイ帰りは怖い。ドキドキしちゃって、これ以上降りる勇気もない。とりあえず風景眺めてる風を装うことに。

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しばらくしたら同年代くらいの男性が登ってきました。
ひょいひょい登っていきます。

あれ、もしかしたら私もいけるかも?


と思い、再トライ。
足かけられなくても腕の力で結構いけるかも?



そして

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ついたー!てっぺん!


大冒険だったー。

怖かったー。死ぬかと思ったー。


達成感と生きている喜びがすごい。

進む勇気をくれたお兄さん、ありがとう。


意外な所で冒険しちゃった。



尾道ラーメンと尾道プリン

フェリーまであと一時間しかないので、尾道ラーメンを急いで食べちゃいます。

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細めの麺と脂身が恐怖でこわばった体に染みるー!


デザートは「おやつとやまねこ」さんのプリン。人気で並んでました。

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好きな芸能人が食べていたのと同じ抹茶プリンをチョイス。

レモンソースをかけていただきます。

抹茶とレモン?って思ったけど濃厚さとさわやかさがマッチしていて、美味しかったー!
人気なわけだ!


鞆の浦

フェリーの船員さんが面白おかしく説明しながら、鞆の浦まで1時間くらいで連れて行ってくれました。

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この白い家は、崖の上のポニョの宗介の家のモデルになったらしいです。宮崎駿はその隣のお寺に泊まって構想を練ったとか。

港に着き、まずはその向かいの島、仙人も酔いしれるほど美しいと言われる、仙酔島へ。

まあわからなくもない?

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木漏れ日さんさん。


そして戻って、鞆の浦のシンボルへ!

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せっかくだから、丘に登って夕焼けを待つことにしました。

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遠くに、四国山脈が望めました。

ここまで来たら四国に行きたくなっちゃうな。


そして薄暗くなってから港に戻ると、灯篭が灯ってました。

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全然人気がなくて怖かったけど、待った甲斐のある景色。



瀬戸内海っていいなって思った一日でした。

沿岸に別荘欲しい。




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