オペラ「聖母の軽業師」(日本初演)
〜純真なものは幸せだ 彼らは神を見るだろう〜
札幌市文化芸術再開支援事業、文化庁・文化芸術復興創造基金助成事業
原 作:A .フランス
作 曲:J.マスネ
訳詞編曲:岩河智子
音楽監督:岩河智子
指 揮:時岡牧子
演 出:中津邦仁
アーカイブ動画(Youtube)
https://youtu.be/dFaMwNjPV3s?si=TqLbwg2NlG6lGB2o
日 時:2022年
3月25日(金)午後3時開演
26日(土)午後3時時開演 (開場は両日とも2時15分)
*プレトーク=両日とも2時45分~
会 場:札幌サンプラザコンサートホール
料 金:一般 5,000円、高校・大学生 4,000円
小・中学生 2,000円
一般ペア 9,500円
自由席 3,000円(T,U,V列)
車椅子席 500円(4席)
主 催:NPO法人札幌室内歌劇場
後 援:札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社
■ 作品は、中世から伝わる伝説の一つで、ノーベル賞作家のアナトール・フランスが小説にし、フランスの作曲家、ジュール・マスネが、ほぼそのままオペラに作曲したものです。
さらに、作曲家の岩河智子が独自に訳詞し、室内楽版に編曲して上演いたします。今回の上演の特色は、日本初演であることと、主役を人間の声楽家と人形とが演じることです。
■ 物語の舞台は、14世紀のフランス。
ジャンは、町の広場で軽業を披露して稼ぐ大道芸人。
修道院長の勧めで修道士となりますが、ラテン語の歌は歌えず、聖母に捧げる詩も作れず、絵も描けず‥‥悩んだあげく、得意の”軽業”を聖母像の前で披露します。
マリア像の前で歌い、踊るジャンを見て、修道士たちが冒瀆だと怒るその時、大理石のマリア像が動き出し、ジャンを労ります。天使の歌声とともに天国の門が開かれ、ジャンは昇天してゆきます。
■ 軽業師の純真な気持ちと独自の才能、それこそが比類ない尊いものです。
物語は修道院を舞台にしたキリスト教的なものですが、そこには、全ての人がその人として尊重されるべきだというテーマが描かれています。
どんな人間でもそれぞれに持っている力を誠実に活かせば、幸せへの道が開かれるのだと勇気を与えてくれるオペラです。
■ 主人公のジャンを人間と人形が同時に演じるのは、目に見えるものと見えないもの、肉体と精神を表すためです。人形は沢則行氏の作品。それを操り演じるのは、トランク機械シアター。
オペラと人形劇のコラボレーションで、中世の奇跡譚オペラをお楽しみください。
【出演】
軽業師ジャン:田中 誠 Ten(特別出演)
修道院長:中原聡章 Bar
修道士ボニファス:則竹正人 Bar
詩人の修道士:五十嵐麻実 Sop
画家の修道士 :田中千絵子 Sop
音楽家の修道士:萩原のり子 Sop
彫刻家の修道士:石田まり子 Mezz
聖歌隊の修道士:開本英幸 Ten
青山壮汰 Ten
大野祐司 Bar
桑嶋祐輔 Bar
二人の天使:三浦志緖理 Sop
窪田晶子 Sop
チーズ屋:倉本真理 Sop
川名祐紀子 Sop
八百屋:土本麻生 Sop
千葉万里奈 Sop
酔っ払い:成田潤子 Sop
町人:遊佐悦子 Mezz
人形操演:トランク機械シアター
【室内楽】
按田佳央理 Fl,A-Fl,Picc
林ひかる Vn,Vla
藤田淳子 Vc
土屋益子 Pf
岩井沙織 Kb