時計台コンサート No.86
愛するふるさと 愛する我が祖国
〜平和を願うコンサート Part 2 〜
音楽監督:岩河智子 演出:中津邦仁
日時:2024年7月12日(金)19時開演(開場18:30)
会場:時計台ホール(北1西2)
料金:2,500円(全席自由)、車椅子席500円
【チャリティ公演】収益を国境なき医師団に寄付します。
「エーデルワイス ふるさとの花」ピアノ独奏曲:駒崎志保
「モルダウ」 フルート:按田佳央理 ピアノ:岩井沙織
「アンダンテカンタービレ」フルート:按田佳央理 ピアノ:土屋益子
<演奏曲目>
*音楽を通してアラブ、ユダヤ、ウクライナ、ロシアを眺めます。
■ 望郷の想い ーーーーーー
世界中の誰にも、愛するふるさとがあり、守るべき祖国があります。
1、椰子の実
2、故郷の空
3、里の秋
4、モルダウ
■ ユダヤ ーーーーーー
古代よりユダヤ人(ヘブライ人)はエジプト、バビロニア、ローマなど周辺の強国に翻弄され、離散の憂き目に合って来ました。
バビロン捕囚の嘆きは、ユダヤ教の聖典である「旧約聖書」の詩篇に残されています。ナチスによるホロコーストを経てイスラエルが建国されてからも今日まで中東に平和が訪れたことはありません。
5、バビロンの岸辺に(「聖書の歌」)
6、永遠の謎
7、ナブッコより
■ アラブ ーーーーーー
アラビア語を話し、イスラム教を信仰する国を「アラブ」とひとくくりするには、あまりにも多彩なアラブ諸国。
「千夜一夜物語」は西欧とは全く違う文化があることを気づかせてくれ、アラビア音楽の独特の節回しは西欧の作曲家たちを刺激します。
中東ではパレスチナ(アラブ)とイスラエル(ユダヤ)の悲しい争いがいつ果てるともなく続いています
8、アラビアの踊り
9、Whole new world
10、アラブ女の別れのうた
■ 戦争 ーーーーーーー
たとえ正義のためとはいえ、兵士を殺し、市民の命を奪い、暮らしも文化もすべて破壊する狂気が戦争です。
「サウンド・オブ・ミュージック」の中で、ナチスから逃げるトラップ一家は、祖国への想いをエーデルワイスの花に託しました。
11、死んだ男の残したものは
12、エーデルワイス、ふるさとの花 <新編作初演>
■ 平和のメドレー
ロシアの作曲家チャイコフスキーは、ウクライナ民謡の旋律をモチーフに名曲「アンダンテ・カンタービレ」を作りました。キーウ大公国を母とする兄弟国家ロシアとウクライナならではの幸福なエピソードです。
「平和のメドレー」は、ウクライナとロシアの音楽を組み合わせて進んで行きます。耳に親しいロシア民謡、哀切極まりないウクライナの子守唄。二つの国の音楽がもたらす感動が平和への一歩だと信じています。
13、ピアノと歌のための組曲
「愛するウクライナの音楽、愛するロシアの音楽」
岩河智子編作 <改定初演>
ウクライナ民謡 変奏曲より
トロイカ
カチューシャ
赤いサラファン
ステンカ・ラージン
ヴォルガの舟歌
ウクライナの子守唄
ルスランとリュドミラ序曲
一週間
キエフの大門
アンダンテカンタービレ
アンコール
14、故郷
<出演>
五十嵐麻実 Sop
金井知那実 Sop
川名祐紀子 Sop
倉本真理 Sop
田中千絵子 Sop
萩原のり子 Sop
橋本卓三 Bar
則竹正人 Bar
按田佳央理 Fl
岩井沙織 Pf
駒崎志保 Pf
土屋益子 Pf
<スタッフ>
アンサンブル指導:時岡牧子
ロシア語・ウクライナ語発音指導:中原聡章
舞台監督:坂本由希子
録音:高橋智信
録画:中津邦仁
制作:札幌室内歌劇場