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私生ぬい(有属性)を作った話

棉花娃娃に沼って一気に「このクオリティで自ジャンル最推しカプのぬい欲しいんだが!??あ、一体から工場依頼できるの?→つ〜〜〜くろ!!」となったオタクの記録です。最初に言いますが何の参考にもなりません。ぬいの工場依頼を考えてる方は既に上がってるめちゃ詳しいレポを参考にするといいぞ。「無ぬい」や「棉花娃娃」で検索するのオススメ。


そもなんで有属性ぬいを工場依頼したの?

この記事を読む人はある程度ぬいに理解があると思うので有ぬいについての解説は飛ばします。分からなければとりあえずこの記事の中では有属性=二次創作同人くらいの認識でいてくれればいいです。ほんとはそれだけではないので、詳しく知りたければ他の方が上げてる用語解説記事を読んでくれよな!
さておき弊ジャンル(刀剣乱舞)、版権許諾ガイドラインが定められててですね。非営利&配布なしなら特に問題なく立体物が作れたからですね。

ガイドラインなかったら工場依頼は諦めてたかも知れません。ついったの有ぬいについてのアンケを見ていたところ、ガイドラインがないジャンルの有ぬいは私生ならば問題ないのではという意見が多めのようでしたが、あんまり表に出すものでもないのかな…という空気を感じたので。多分、堂々と表に出して可愛がりたいなら自作の方がいいのかなと。
私は常軌を逸した不器用&力の加減が一切出来ず針を折りまくった悲しい化け物なので自作は最初から視野に入れてませんでした。禁止されてんだ。非常時以外で針持つの。

工場を決めるまで

すべてのはじまりはご縁あってハイパー最高かわいい無ぬいちゃんがうちに来てしまったことです。ふわふわファーの髪にすべすべボアのお肌、みっっっちり綿が詰まったもちもちフォルムのボディ。何よりうつくしい刺繍と完璧なバランスのお顔…。おまけに着せ替えもできる!!好きな衣装をいっぱい着ていただける!!
「このクオリティのぬいぐるみ、自分のジャンルでも欲しいんだが!??」ってなるのは仕方のないことだと思います。あ、いや、誤解しないでほしいんだけど弊ジャンルめちゃかわ公式ぬいいっぱい出てるしうちにもいる。だけどな、着せ替え出来る子はおらんのや…!!
まあそんな感じでぬいについて調べ始めたのが5月末頃でしたでしょうか。いろんな方のぬい制作依頼レポを読んだり、ついったで工場について検索したり。伏せ字文化は元々二次創作オタクなので大丈夫、慣れてる。並行して無ぬい沼にどっぷり浸かったのでお迎えした無ぬいちゃんは2桁になりました。びっくりだね。
この時ぬい工場を絞り込む条件は以下の通りでした。
・私生が作れる
・刺繍が綺麗
・ボディがもちもちフォルム
・出来たらキャンペーンやってるとこ(ペアで依頼予定かつオプション盛る気満々だったので…金額がね…)
日本語使えるかとか、DMで依頼できるかとかはあんまり重視してなかったです。私の場合。カタコト機械翻訳でもまあ何とかなるだろ(アリエク紛争経験済み)みたいな…。あとレスポンスはある程度早い方がいいけど、制作期間は長くなってもそんなに気にしない方なので立ち上がりの早さも考慮に入れませんでした。相性も、実際頼んでみないとわかんねえもんな…
私生が第一条件だったのはあれです、ガイドライン遵守したいというのもありましたが、それ以上に頒布・複製を絶対しないと決めていたため。わたくしマジでケツの穴が死ぬほど狭いカプ厨なので、仮に複製した推しカプの片割れを別のキャラのぬいと並べられた日には怒髪天衝いちまうな〜〜って思ったので…ごめんね、厄介オタクで…。
そんな感じであれこれ選定していた時にたまたまペアぬい割引キャンペーンの告知を始めた工場があり、元々ボディや刺繍の綺麗さで気になっていたところだったのでこれは運命!最早世界が推しカプぬいを作れと言ってんだわ!!!こちらにしよう!!と秒で決定しました。みんなたちはもうちょっと考えたり、実際に見積もり依頼して比較検討したりするんだぞ。私との約束だ。

ぬいデザインと指示書作るまで

これは工場決めるより早く描き始めてたと思います。私はどちらかと言えば文を書くタイプのオタクであり、絵はあんまり描かずに筆が遅いので。
また、ぬいデザインのテンプレートはこちらのネコノテ雑貨堂さまのものを使わせていただきました。有属性OKのお言葉が輝いて見えました…ありがとうございます!

ちなみにマジでここ数年落書きすらしてなかったので使用ツールはスマホと百均のタッチペンとアイビス無料版のみです。要するにレイヤー分け可能でパスツールが使えるアプリがあればデザイン描けるなと判断したので…クリスタ導入するほど絵、描かんし…結果的にパスツールくんとは和解出来なかったのでALL手書きで済ませました。次回までにはおまえを攻略したい。あとタッチペンは筆圧強すぎて折れたので次があるならもうちょいいいやつを買おうと思います。

尻尾や背中の刺繍といったオプションがなければ背面図は必要ないかも
ちなみにこれらのデザイン画は2次サンプルのもの


「ぬいデザって言われても自分は絵が描けないんだが?」という方には、ぬいデザコミッションやぬいデザをデザイナーさんが一からやってくれる工場もあります。ただしコミッションは概ね有属性NGですし、コミッションにしろデザイナーさんお任せにしろぬいのデザインは「依頼した人」ではなく「描いた人」に帰属することになります。この点をよく留意しておいてください。それと逆に、デザインやってない工場にキャラの立ち絵を持ち込んで「ぬいデザインをしてくれ」と頼んでもいけません。普通に迷惑行為だからやめような。
指示書は前髪刺繍や髪や肌の布地、ケモ耳や尻尾などのオプションについての詳細書き込みなんですけど、これは悪いこと言わんからガチガチに書き込んだ方がいい。あと工場との打ち合わせで仕様変更したならちゃんとそれを反映して新しい指示書を作り、前に提出したものは破棄した方がいい。
作りたいぬいの仕様がふわっとしていて、工場にある程度お任せしてもいいかなと思ってる方は指示書そこまで詰めなくても構わないと思います。あっちはさすがにプロなので可愛く仕上げてくれることでしょう。でも、「こうしたい」と思うぬいの形が明確に決まっているのなら写真や画像を貼り付けてちゃんと説明した方がいい。工場は詳細が分かりにくい部分を自分なりの解釈で仕上げてくることがあり、それが作りたいぬいの理想像と一致しているならいいけれどもズレていた場合、修正合戦になりかねないので…。双方ともに時間と手間がかかって疲弊しますからね。出来ればいい気持ちで楽しくぬいを作っていただきたいじゃないですか。仕様変更するなら新しい指示書をというのも似たようなことで、前の指示書に従って間違った仕様のぬいが作られることがあるからです。というか私がそうでした。後述するけど1次サンプル見て突っ伏す羽目になった。完全に時間と労力の無駄だったので確認を怠らないよう声を大にして言っておきます。

ぬい制作依頼〜立ち上がりまで

一部上の方で言っちゃってるんですが、指示書が完成したら工場に依頼します。私がお願いしたところはWeChatで受付をしていたのでアプリ導入→友達登録を先に済ませておいてから依頼をしました。「ついったでやってるペアぬいキャンペーンに申し込みたい、図案はこれです。よろしくお願いします」的な文をDeepL翻訳に掛けてからぬいデザ添えて送信。仕様が曖昧なところについて工場が聞いてくれるのでその都度詰めて、大体決まったところで制作費の支払いです。噂のアリペイですね。こちらクレカ払いが通ったので代行さんにお願いすることはありませんでした。今考えるとどっちが安かったんだろうな…。通常ならこのあと制作開始なのですが、当時の工場は激混み状態で前のオーダーが一段落するまで3週間くらい待ち時間がありました。これは折り込み済みだったのでオッケーっつって素直に待ってましたが、待つのが苦手な方は見積もり依頼する際に「お宅今混んでる?制作開始までの待ち時間あったりする?」と確認するといいかも知れません。
3週間後に改めて「制作開始するよ〜」と連絡があり、「ケモ耳の形状こんな感じでいい?」とか「尻尾の布地改めて選んでね」とか、「後ろ髪の布地切り替え位置どうする?」とかの細かい確認を経たあとみんな憧れの電子刺繍が来ます。

これはイケメンになると確信した
約束された勝利のかわいさ

私が依頼した工場は実際の糸に近い色でパーツ分けをしてくれていますが、大抵は作業しやすいよう原色でのパーツ分けになるので慣れるまでは見方が分かりにくいこともあるかと思います。私も自分の電子刺繍以外はよくわかんねえ。ここではあくまでパーツ分け間違ってないかくらいの確認に留めるのがいいんじゃないでしょうか。

少し髪の色が暗い気がしたけど問題なし
ちな前髪立体刺繍なので髪はまだ縫い付けられてない

電子刺繍の修正がなければ後日面皮が来ます。この時の待ち時間は10日くらいだったでしょうか。もし進捗が気になって気になって夜しか眠れないというのであれば、進捗連絡が来た時に「次の工程まで何日掛かりますか?」など聞いておくと少し気が楽になるかも知れません。少なくともこの工場はわりときちんと連絡をくれるし、「◯日に仕上げるよ」と明言した期限はちゃんと守ってくれてたのでめちゃめちゃ好印象でした。
面皮の修正も刺繍糸の色変えてほしいとか、布地になったらパーツの配置がちょっと気になったとか、そういうのがなければ特に必要ないのかなあ…まだこの時点まではギリ二次元なので、デザイン画とそこまで印象ずれることはないはずなんですよね。異色肌の子だと見本写真と色味が違う!ってなって布地選びからやり直しとかはあるかもです。

イケメンすぎて卒倒するかと思った
ケモ耳何故かぼさってるけどかわいい〜!!!

面皮から立ち上がりまではちょうど一週間でした。本格的に違和感を覚えて「修正!!!!」って叫びたくなるとしたらこのタイミングだと思います。二次元のデザイン画が三次元の立体になるので物によっては「顔、違くない…??」ってなりやすいんですよね。面皮の段階ではそこまで気にしてなかったけどぬいになったら目、めちゃめちゃでかいな!??って慄いたりとかね。あとケモ耳が想定より大きすぎたとか、一部の装飾パーツがデザイン画無視したサイズになってるとか、新しい指示書改めて提出しなかったせいで髪の布地が旧指示書の指定+新指示書の炸毛切り替え仕様=大惨事とか。大体ぜんぶきちんと確認せんかったワイが悪くて本気で頭を抱えたのもいい思い出です。ひとしきり頭を抱えたのち、「これもうちまちま修正箇所上げてったらきりがねえな…まるっと作り直してもらおう」と決めてデザイン画からやり直したものが、今まで貼ってきた画像の2次サンプルになります。とっても長かった。最初にデザイン画上げたのが7/14で2次サンプル立ち上がりをもって完成としたのが10/26なので待ち時間込みで3ヶ月以上掛かりました。
こうならないよう、今から依頼を考えてる方はくれぐれも工場との打ち合わせを密に!!してくれよな!!!
ちな私は待つのも作り直しタイムもわりと楽しかったし、立ち上がった最推しカプぬいはマジでかわいくてボディ含めて理想のぬい過ぎて早く届かないかな〜!!と何度も追跡見てはそわそわしています(代行業者さんに転送依頼済み)。お迎え服も用意してあるんだ。めちゃお洒落なメンズ服とハイパーかわいいボンネット付きドレスセットの2種類だよ。あ、何?原作衣装?それはドールに着てもらうからいいんだよ。

待ち切れなさすぎてデジタルチーク入れて遊んでる
チーク入れると"いのち"っぽさが強まるので好きです

まとめ

そんなわけでぬい本体はまだ手元に来ていないのですが、工場→倉庫への発送が済んで気持ち的に一段落ついたので自分用備忘録?ぬい工場依頼が気になってるついったフォロワー向けの読み物?としてレポを記しておきました。
具体的な工場名についてはここでは書きませんでしたが、ぬいの到着&お披露目時についったで記載する予定です。刺繍は間違いなく綺麗だし、複雑な図案も受け付けてくれますし、何よりここのもちもちボディに惚れ込んだので私はおすすめです!!!次は25cm作るんだ…。もう服買ってあるんだ。
最推しカプぬいが到着して写真を撮ったらヘッダー画像を追加しようと思います。ここまでお読みくださりありがとうございました!
最後に、世界にたった一組だけの最推しカプぬいめっちゃいいぞ!!!みんな軽率に工場依頼してこ!!!!ガイドライン確認の上でな!!

(11/2 追記)
ぬいが届いて改めて着せ替えしたり写真を撮ったりなどしていたのでこっちにも載せます。

絶対着せると決めてたメンズ服
色違いお揃ドレスかわいくて発狂した

工場にデザインと指示書突っ込んでお代払うと完璧で究極のぬいが完成するシステム、実質無料で大丈夫なわけねえだろ確定リピるわこんなん

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