「おかえり」は故郷だけのものか ?
イエモンのライブでは、
みんな思い思いの言葉を叫ぶ。
彼らが福岡に来たら、
私はライブで「おかえり」と叫ぶ。
とある福岡ライブにて、
私が叫んだら
「故郷じゃないしね~」と後ろの席から聞こえた。
彼ら(イエモンメンバー)は、関東出身だから故郷ではない。
お前に言ってねぇよ
あ、口が悪いわ
note向きじゃないね
ごめんなさい。笑
改めて...
お前に言ってねぇよ
大事なことなので2回言います。笑
「あ~この人のところには帰ってきてないんだなぁ」と、
私は思った。
少し話は変わるけれど
ホテルや旅館に泊まると外出して戻ったときに「お帰りなさい」と言われる。
むず痒いけど、なんだか嬉しい。
故郷じゃないけど
実家じゃないけど、
なんだか嬉しい。
私の「おかえり」は、
それの最上級だ。
私の元に帰ってきてくれて、
「おかえり」
もちろん、''福岡''におかえりという意味でもある。
長年ファンであるから、彼らにとって''福岡''がどれほどの場所かを熟知している。
その証拠に、「おかえり」のあとに吉井和哉は少しはにかんで笑い、福岡がどれほどイエモンにとってお世辞でもなく重要かを語った。
私が''すごいファン''だと言いたいわけではない。
「おかえり」という言葉は、
故郷だけのものではなく
「ただいま」のアンサーでもなく
それは《真心》であるということだ。
喜びであり
見返りを必要としない愛だ。
「故郷でもない」のに
おかえりと言われるあのむず痒い嬉しさは、
全てを受け入れる愛を感じた証拠だ。
別に、分からなくていい。
私の元に、この福岡に
帰ってきてくれて
「おかえり」
それだけ愛している。
それだけで、いい。
「おかえり」が言えることに
私自身も嬉しく
それを受け止める''彼ら''が愛おしい。
それだけだ。
故郷だとか、
ただいまとセットだとか
そんなことより
「おかえり」と言えること
「おかえり」と言われる場所があることが
とても素敵だ、と私は思う。