ドライボードのリバーベット|QJs vs K5o|テキサスホールデム|ポーカー データベース
今回の記事は、Season 17 WPT bestbet Bounty Scramble Final Table 2018の1ゲームを紹介します。( @here )
テーマは、「ドライボードでのリバーベット」です。
ブラインドは、40K/80K/80Kです。
<プリフロップ>
ハンドがQJsのJAKEはコールを選択します。
ハンドがK5oのKELLYはチェックを選択します。
プリフロップでの勝率は、KELLYが51.9%、JAKEが47.4%です。
<フロップ>
フロップのカードは、T♡, A♠, 2♡です。
両者滑りましたが、JAKEはAハイのガットショットストレートドローです。
JAKEはチェックを選択します。
インポジションのKELLYは、ポット240Kに対し、115Kのベットを仕掛けます。
オッズが4倍で、必要な勝率は25%となりました。
ガットショットストレートドローのアウツは4枚で、リバーまでにドローする確率は、16%とコールはオッズに合いません。
しかし、JAKEはコールを選択しました。
ポットサイズが小さいことと、インポジションからのベットをブラフとみた可能性があります。
フロップでの勝率は、KELLYが62%、JAKEが37%です。
<ターン>
ターンのカードは、8♢です。
JAKEはダブルガットショットストレートドローとなりました。
JAKEはチェックを選択します。
KELLYは、JAKEがチェックコールをしたことを警戒したのか、チェックで返します。
フロップでの勝率は、KELLYが71%、JAKEが29%です。
<リバー>
リバーのカードは、3♢でした。
JAKEもKELLYもブタです。
ここで、JAKEがポット470Kに対し、270Kのベットを仕掛けます。
興味深いプレイです。
ここで、KELLYの立場に立って、JAKEのアクションを整理してみましょう。
1. プリフロップは、コール
2. フロップはチェックコール
3. ターンはチェック
4. リバーはオープン
ストーリー的には、ストドロやフラドロのストーリーですが、ボード的に両方の可能性はありません。
3ヒットでオープンはないと考えると、8ヒットかTヒットかAヒットです(2ヒットも可能性として除いた)。
JAKEがフロップでチェックコールしたことを考えると、KELLYから見るとJAKEはTヒットかAヒットに見えなくもないです。
KELLYは、フォールドを選択しました。
JAKEの勝利です。
非常に興味深い結果ですね。
このようなドライなボードでのパッシブなプレイからのリバーベットはひょっとするとトップヒットやセカンドヒットにみえるのかもしれません。
今回は、KELLYがフロップでオープンしているのですが、そんな相手にも通用する可能性があります。
KELLYがブタだからダウンしたと考えるのは、いささか安直な気がします。
どちらかというとブラフに有利なのはインポジションだからです。
ドライボードでのリバーベットはチャレンジしてみる価値があるのかもしれません。
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