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「アハハ」 歌詞解説


ある日、テキストさんが「歌詞、メロディーが思い浮かばない」とツイートしていた。僕が何か手伝いできるのでないかと思いDMで声をかけた。「彼氏目線で未練たらたら」の曲を書いてほしいと依頼された。しかし、僕は恋愛経験がほぼ0である。小学生低学年の時に1年付き合って以来、恋愛をしたことがない。しかも、その思い出も今となっては微かに残ってるだけで、歌詞作成には役に立たなかった。こうなっては想像で作るしかない。どのように「未練たらたら」の歌詞を書けばいいのか、悩みに悩みながら歌詞を書くことができた。ここからは、「アハハ」の歌詞解説に移る。

背伸びして買ったワンピース
二人歩いた並木道も
全部全部偽りだったんだね
僕は恋をしていたのにな

 彼氏が今までの二人の思い出を語りだす。しかし、彼女はそこまで彼氏のことが好きではなく、他に好きな人がいたのだ。思い出は全部偽り。彼氏は本気で恋をしていたのにと嘆く。

「そんじゃサヨナラ」 「二度と会わない」
その言葉が 口にできず

二人は別れる方が良いと考えた。「そんじゃサヨナラ」「二度と会わない」しかし、彼女に未練がある彼氏はその言葉を口にする事が出来なかった。「サヨナラ」もカタカナであり、ひらがなではない。「さよなら」の意味も深く考えずにただ機械的に「音」として認識している。

戻れないと知ってても
なぜか隣に居たいんだ
アハハなんて笑い合える そんな日々を

もう元のようには戻れない。そう知ってても隣に居たい。偽りでも二人「アハハ」と笑い合えた日々をもう一度やり直したい。そんな彼氏の未練ある思いが一番詰まってる歌詞である。ここのメロディーが他のパートよりも早口なのも未練があり爆発した様を表すためである。


慣れない笑顔のプリクラも
「楽しいね」言えたあの時間も
全部全部偽りだったんだね
僕は恋をしていたのにな

背伸びして買ったワンピース
二人歩いた並木道までも
全部全部偽りだったんだね
僕は恋をしているのに…

他にも思い出はある。プリクラ撮ったあの時間、「楽しいね」言えたあの時間もすべて偽りだったのだ。また、先ほどの思い出「までも」すべて偽りだったのだ。「までも」と強調することで彼氏の悲観的な思いが容易に想像できるだろう。ここで注目していただきたいのが、「僕は恋をしていたのにな」と「僕は恋をしているのに…」である。最初は彼氏も過去のものとして恋愛を考えているが、まだ彼女に未練がある。「今も恋をしているのだ」そんな思いがこの歌詞に表れている。

「そんじゃサヨナラ 二度と会わない」
その言葉が 口にできず

戻れないと知ってても
なぜか隣に居たいんだ
アハハなんて笑い合える そんな日々を

偽りの愛情を これからも育てたい
サヨナラは言わないよ
「また明日」

 「「そんじゃ…そんな日々を」の部分は先ほど解説したとおりだ。二人の偽りの愛情をこれからも育てたい。本気で好きじゃなくていいからもう一度恋愛をしたい。諦めきれない彼氏は別れるとき「サヨナラ」ではなくこのように言った。「また明日」。

恋愛してぇよ…(泣)


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