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クロスバイクの乗り心地を良くしたい

クロスバイク乗りの悩みの一つに、ライド中に手のしびれや痛みが生じることがあります。

その原因の一つに、クロスバイクのグリップ(持ち手)の形状が関係するのはご存知でしょうか。

今回は、手の痛みの改善のためにグリップを交換したお話です。

きっかけは、前回の記事で初めて40km走った時に、腕の痛みを感じたことに始まります。

皆さんがイメージするクロスバイクのグリップの多くは、円筒型ではないでしょうか。 

円筒型のグリップ(MISTRAL購入時のグリップ)

この形は握った時の手とグリップの接触面積が小さいです。
そのため、自身の体重(自重)や地面からの衝撃が集中して手のひらにかかります。
その結果、手のひらの神経を圧迫し、しびれや痛みにつながりやすくなります。

特に、クロスバイクに乗り始めると、距離か速度、あるいは両方が増えがちになるのは自然なこと。
距離が増えると衝撃にさらされる時間が長くなる。
速度が増えると一回の衝撃が大きくなる。

それらの蓄積によって手を痛めやすくなるのです。

私自身も、初心者にとっては果てしない40kmの距離を走ったことで、手を痛めてしまいました。

そんな悩みを、同じクロスバイクで猛烈に速く走るおっちゃんにぶつけたところ教えてもらったのがこちらのグリップ。

ERGON【エルゴン】 GP2 グリップ

[出典]https://ergon-bike.jp/grips/gp2_ll.html

このグリップの最大の特徴は、手のひらにあたる面積が大きいことにあります。

こちらはグレーのラバー素材の部分を握ります。
下の絵から、先ほどの円筒型と比べて握った時の接触面積が大きくとれることがわかりますよね。

これによって、自重や衝撃が手のひら全体に分散され、圧迫感が減りしびれや痛みが起こりにくくなります。

また、円筒型で手が痛くなるもう一つの原因として、手首の角度が定まらないために、無理な角度で握り続けることによるダメージもあります。

一方、このグリップはハンドルに取り付ける際の角度を調整できるため、手首の角度を適正に保ったまま長時間走ることができるようになります。

[出典]https://ergon-bike.jp/grips/gp2_ll.html


おまけですが、このグリップの端に牛のツノのような形状が生えていることが付いていることに目が行ったことでしょう。

これが地味に優れもの。

使い方は、下の写真のように親指の付け根部分はラバーグリップに乗せたまま、ツノの部分を握ります。

実際に乗ってみるとわかるのですが、このように握ると上半身を前かがみの姿勢にしやすくなります。

前にかがむことで、上半身で受ける風の抵抗が小さくなり、スピードも出やすくなるのです。

さらに、通常の握り方とツノを握る方の2パターンあることで、ライド中に握り方を変えて、手への負荷をさらに分散することができます。

クロスバイクに乗り始め、
もう少し楽に速く、長距離走りたい!
という方にお勧めの形です。

グリップは、握る面の大きさや周径/ツノの長さなど、形状違いがいくつかラインナップされています。
ぜひ、店頭で実際に握り心地を確認し、試してみてはいかがでしょうか。


ちなみに、この手のグリップは他社品でより安価なものが提供されています。

ただ、残念なことにその多くは紫外線や経年劣化によってラバー素材がベタつき、ねちょねちょになることがあるとのことでした。(お店情報)

一方、こちらのERGON社製のものは、耐候性に優れたラバー素材が使用されています。
私も装着してから現在に至るまでの2年間、ラバー含め一切のベタつきなく快適に乗れている一品です。

ラバーのすり減りはたくさん走った証拠!

これまで散々転んでは側面を何度も地面でガリっちゃいましたが、全然へっちゃらです。

何度転んでもツノは頑丈!

より快適に自転車に乗りたいという方に、はじめてのカスタムとして非常におすすめです!


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