ストーマになっても一向に構わん! 大腸憩室炎からストーマに
2024年4月、大腸憩室炎を発症。結腸膀胱瘻となりストーマ(人工肛門)を造設。
ストーマってなに?
人工肛門のこと 腸の一部をお腹に露出してそこから排泄物を専用のパウチに排出する
人工肛門を造設している人のことをオストメイトという
詳しい説明はnotoにおいて、かわむらまみ さんという方がお書きになってますので、そちらをお読みください
また、朝日新聞の記者の方がストーマとなり、その経緯や体験を連載記事にしています(朝日新聞digital 有料)
お二人ともライターと新聞記者という本職の文筆業の方達なので、ストーマとは何か、ストーマになると何が問題なのか、などが非常にわかりやすく書かれてます
大腸憩室炎とは
大腸の一部が外側に膨らんで(憩室)そこが炎症を起こす
ハネ出しソーセージの中にイボみたいのがついてるのがありますが、あの状態を思い浮かべていただくと良いかと思います
憩室があるだけだと特に問題もないし、症状もありませんが、炎症を起こすと厄介なことになります(詳しくは検索されたし あまりなりたくない症状が沢山出て来ます)
自分の場合、憩室が膀胱の近くに出来て、結腸膀胱瘻という状態になりました。
具体的には、大腸と膀胱が貫通して、腸の内容物すなわちウンコが膀胱に入ってしまう。
すると尿の中にウンコが混じってたり、そのものが尿道口から出てきます。これはなかなか衝撃的な光景で、「心が折れる」と言う表現が始めて実感できた気がしました。
担当医師から「人工肛門を造設します」と言われた時は諸手を挙げて同意しました。
チ○コの先からウンコが出るのと、おへその近くからウンコが出るのと、どっちがいい?と聞かれたら答えは一択でしょ
伝えたいこと
ストーマ、人工肛門というと非常にネガティブなイメージがあります。
よくあるパターンとして、タレントの〇〇さんが大腸がんになり、医師から「最悪、人工肛門になります」と言われた。なんて記事。
これって医師が言わんとするところは、術後に通常の排泄をするのは負担が大きい(難しい)ので人工肛門にしましょう、ということだと思いますが、
人工肛門イコール"'最悪"というイメージになってしまう。何故だか。
とか、
「人工肛門になるくらいなら死んだ方がまし」なんてことも聞いたことがあると思います。
ストーマの立場からは適当なこというな!と、うなり飛ばしたい。排泄障害が有れば、間違いなく改善されるし、QOL上がります。
第一、死んじゃったら人生終わりでしょ(当たり前か)
この辺のことは、他に発信している方もいらっしゃいます。
「オストメイトモデル」あるいは「エマ 大辻 ピックルス」で検索してみて下さい。
不遜かもしれませんが、医師から人工肛門を勧められて迷っている、人工肛門を避けたくてセカンドオピニオンを考慮している方に「怖がらなくてもいい」と言いたい。
どうしようかと悩んでいるなら人工肛門にすると楽チンだよと、背中を押してあげたい。
自分がストーマになって感じたのは、「それほど大変じゃない」ということ。
陰茎からウンコがニュルニュル出て来る光景のインパクトが強烈だったせいもありますけどね。
術後クリアなオシッコが出てきたはホント、嬉しかった。
これから何回か記事をあげていきますが、もちろん個人の感想であり、年齢や病気の状態(大腸がんやクローン病、潰瘍性大腸炎など)や生活環境(仕事の有無、内容の質や軽重、通勤・通学時間)あるいはこれが一番大きいかもですが、心理的な負担は人それぞれなので、参考にならない、という方もいらっしゃるかとは思います。
以下、体験した事を時系列的に述べていくとともに、ストーマになって体験したこと、感じたこと、等々書いていきます
ストーマの方、ストーマ造設を考慮中の方の参考の一助になれば、と思ってます。
続く
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