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第81話 Sの字と膀姐さん(7)泌尿器組臨時総会2

(承前)

「うーん。人間が大きいのか、単になーんにも考えてないのか、どっちだろうねぇ。
しっかし、外に常駐で中に入って来られないってのは不便だねえ。」

「申し訳ございません。なんでも武道の達人になると、『釣り鐘隠し』って技ができるらしいんだけんど、うちの親分はそこまでは。あいすいません。」

「議長、それではワタクシ腎臓(右)は証人喚問の提議をいたします。
前立腺全権も御異存ございませんね?

泌尿器科の最下層、1番被害が大きくて、常日頃から宿主さまと頻繁に交流がある、ちんぽこ、キヤ、ファロス様、じゃなくて、違うちがう、あー👄にするだけで、濡れてき・・・」

「腎臓(右)の証人喚問の提案について、議長権限において許可いたします。
ったくもう。
おほほほほ 見ただけでウズいちやうわね。
うふ、男根さまぁ、もとい、陰茎は証人台へ。

体調は大丈夫ですか?
怒張、いや緊張は解かなくて結構です。
あ、それからこの後個別で尋問する事があるので1人で議長控室に来るように。
わかってるよな?むふふふ

それでは腎臓(右)は尋問を初めてください」

「聞きたいのは、今回の件での宿主さまの反応です。
医療機関を受診したのはわかりました。
治療等に関して何か具体的な方法とかアクション等はどうなのでしょう?
あと、我々に関してどういう感情をお持ちになっているか?
極力、客観的な事実のみをおっしゃってください。
あ、おいコラ!そこ、そこだよ、そこの!  オマエだよ、オマエ!
大股おっ広げて股ぐら摩ってんじゃねぇよ。
誰かこの色キチ○イを早く摘みだせ。
しょうがないなあ、もう。」

「陰茎です。お、お答えいたします。

まず、宿主様ですが、
先日雲子のクソ野郎どもが、わっちの尿道口からニュルニュルと出るのをご覧になり、

『ああ〜 オマエには苦労かけるねー。
これじゃ、もう一生SEXは出来ないね』
と、おっしゃつてお顔を覆いになられたのでごさいます。
わっちはもう泣けて泣けて

それから、

『わたしはもう心が折れてしまったよ。
お前からウンコが出なくなるのなら、悪魔に魂を売り渡してもいい』
とまでおっしゃってました。

その後、病院の先生と何やらご相談になっていたご様子ですが、中身が難しくてよくわかりません。
聞こえたのは、大腸がんとか、オペとか、なんてえ言葉でござんした」


(この項おわり)

続く

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