カプセルホテル①
高橋はどうしても意味がわからない。そう意味ではどう言う気持ちも分からなかった。
高橋は結婚して30年が経っていた。本当であれば高橋は家ですんでいたはずだつた。
高橋は慶彦と言う名前であった。そうして彼の妻は京子と言う名前だった。彼らは30年が経って息子が二人生まれた。 その息子たちは今は2人とも成長していて大学卒業して就職している。そう意味では高橋慶彦と京子の役割は終わってしまった言うことも言える。
そして慶彦は今56歳、そして京子も56歳である。長男は25歳、次男は22歳だった。
そういえば高橋慶彦の家族は嫌になるくらい家族だった。例えば駅にある歯医者のポスターみたいだった。
高橋は自分の家族を大切にしていた。ひとつには京子も二人の息子も大切なんだと言う気持ちがあった。
数年前まで慶彦は4人で住んでいた。慶彦は長男は大学を卒業して中学の先生になった。だから彼は実家を出て行った。
そして去年次男が大学を通うために下宿した。それは最初慶彦も提案た事だった。でも慶彦家族は半分になってしまった。
それは普通家庭ではある事だった。でも慶彦にとって京子の二人の生活はしんどかった。
そして慶彦と京子の夫婦関係は変わっていた。慶彦はずっと前から画家をやっていた。でも慶彦は絵はそれほど売れなかった。
慶彦はどれほど売れっ子では無い。本当はサラリーマンに転向しようと思った事あった。それで本当に絵描きになったのは京子と結婚してからだった。
そして一方京子はずっと幼稚園の先生をやっていた。結婚する前から結婚してからもずっと幼稚園の先生をやっていた。
でも慶彦は京子のヒモのようだった。それでも慶彦はある意味で絵で食っていたということもあった。
それは夫婦の問題だった。でも彼らの問題ではなく、息子達の問題でもあった。でも二人の成長をするとやっぱり夫婦の問題になってきた。
それでも慶彦は絵を描き、京子は幼稚園の先生を続けていた。でも慶彦の絵は売れなかった。だから慶彦は食わせてもらった。
衣食住でも住む所が一番の問題だった。
いつか自分達の家を持とう言う気分はあった。特に京子はそんな気持ちが強かった。
でもしばらくして長男と次男が生まれた。だから京子はしばらく幼稚園の先生は休んでいた。でも慶彦は他に仕事もなかった。
慶彦はずっと絵を描いていた。でも慶彦は売れなかった。だから慶彦はいわば京子に食わせ貰った。
それで四人の生活があった。でも慶彦は落とし穴に落ちた。だから慶彦は自分達の家を持つことは出来なかった。
「私はどんな風に思っているのか教えて欲しい」京子はそんな風に言った。でも慶彦は言葉になかった。
でも慶彦は一方で家が欲しいという気持ちもあった。でも慶彦は絵が売れない。だからやはり京子を頼ることしか無かった。そして家は無理だった。
でも慶彦は息子達が家を出ると家を買うというのは諦めていた。でも京子はそうではなかった。
「ローンを組んだら行けるじゃない?」結局慶彦は無視を京子の言葉をした。「だって私達だけはそんな家がないのは苦しいんだもん」そんな京子の言葉の
やはり慶彦は無視した。でもいつまでもそんな関係ができない。
その必要は昔のことだった。長男と次男が家を出ることだった。要するに慶彦と京子が2人になると家の雰囲気が違った。
「だけど私は自分の家がやっぱり欲しい」慶彦はやはり京子の言っていることが分からなかった。でもそうすると慶彦にはお金が必要だった。でも慶彦にはどうしようもなかった。
確かに京子は色々調べているようだった。場所もそうだけど、一軒家、あるいはマンションも探しているようだった。
でも長男は公務員として勤務する役所に近い所にも行った。次男は自分が大学の近い下宿をした。
そうなるとより一層の慶彦達の生活が返ってしまう。「二人は家を買う?それでもローンでも良いんだから」そういう言い方は京子に言われるとしんどくなってしまう。
その日(それは何度目か日だった)いつものように京子に文句を言われて慶彦が耐えていた日だった。
あの日京子は先生はやっていた。そして慶彦は家で絵を描いていた。でも慶彦の絵を売れなかった。
その時にガス爆発が起きた。その事故は五階の時にあった。ちなみに彼らの家は三階だった。
流石に慶彦はその事故に気がついた。彼らの家は被害を受けなかった。でも家は消防士も来て、そして警察官も来た。
当たり前だけど、絵を描いている暇はなかった。そして慶彦は京子の働く幼稚園に電話した。
それまで慶彦は京子の勤務する電話したことは無かった。でもさすがに慶彦は電話することにはするからしょうがなかった。
「どう言うことなの?」京子は大きな声をあげた。
「そんなのは僕には分からない。でも少なくても僕には言えるのは今はこの家を逃げるしかないんだよ」
「どうして?私たちは犯罪を犯している訳じゃない」
「そんなのはわかっているよ。でも俺らの住む所今はないんだよ」慶彦は京子に一所懸命に話しました。「でも本当は今は色んなところに行こうと思ってるんだよ」多分京子には怒れるとは思っていたけれど今しかないと思って慶彦は必死に言った。
それを言うとやはり京子に怒られてしまった。「あなたはやっぱりおかしいよ。どうするの?」
「そんなことを言われてもしょうがない。僕が何を言っているんじゃない。お前が文句言うのなら警察官に言えば良いよ」
「何を言うのよ。だから私たちには豪華のホテルは似合わない」
要するに京子は慶彦を批判しているのだ。少なくても慶彦は少なくてもお前にはホテルに似合わないと言う言葉を言われてようなことだった。
「何も豪華の必要はない。今は家が言えないからというだけど」
「でも私たちはどうしてもホテルに行く必要がない」
でも結局京子は警察官に言われて他に泊まるようにアドバイス受けて妥協した。「どんな部屋にする?」と言われて慶彦はどうすれば良いのか分からなかった。そして結局京子の言う通りカプセルホテルに泊まった。
「どうしようもない」慶彦は京子にそう言われて腹を立てた。でもそういう気持ちもなかった。
慶彦はそれまでカプセルホテルに泊まったことがなかった。多分慶彦はイメージはホテルで美味しい食事を食べてと言うイメージだった。
男女別に部屋は別だった。だからもちろん慶彦と京子も部屋の別だった。やはり悲しい気持ちになった。
慶彦はメゲていると、長男はそのカプセルホテルにやってきた。「なんでだよう?」慶彦はそう言うと長男は「そりゃしょうがない」と言った。
「だってうちの家は母さんで出来ている」
「それは酷い言い方じゃないか」
「だってそれは事実じゃないか。だって俺たちは母さんに育てるようなんじゃないか?」
慶彦はあんまりの言い方にショックを受けた。「今更父さんがショックを受けてもしょうがない」
そしてその夜次男もカプセルホテルに訪れてきた。「父さんと母さん色々大変だって聞いたから」
「別に俺たちが事故に巻き込まれてもしない。怪我にしてない。もちろん俺も京子も無事だ」
「でもどうしてもあの家を出てないんじゃないか?」
「でも少なくてもお前たちには何も迷惑かけない」
「母さんは良いけど、父さんが心配」
「俺はお前に迷惑かけるのは有り得ない」
そして結局長男も次男も二人の共通しているのは慶彦の心配していた。でも僕にはどうしても彼らの心配を吹き飛ばすことはできなかった。
結局慶彦はカプセルホテルの屋上に登った。そしてその時月を見ていた。慶彦には三人の家族がいた。
確かに三人は全部バラバラになった。長男と次男は当たり前と言えばどうだろうかと思った。
そしてバラバラと言うと京子もやはり慶彦とバラバラだった。慶彦はどうしても屋上で月を見上げていた
もしかすると慶彦はお金があれば良いのにと思った。そうすれば慶彦はこんな事故では、家を出る必要がなかった。
慶彦は本当に絵描きで色々お金が欲しかった。そんなことを考えていると「何してるの?」と言う言葉を掛けられた。
「多分ホテルの人が怒られるよ」京子はそんな言葉を掛けられる。
「俺は息子達二人に批判してショックを受けたけども、でもその言葉はどうしても良いんだよ。俺は月を愛してるんだよ」
「やっぱりあなたはどしようない人」そう言って京子は慶彦を批判した。「だってあなたは何をしているの?」そう言われて慶彦はどんな風に答えるのは分からなかった。
でも本当は屋上でビールとフライドポテトを一緒飲みたかった。「あなたやっぱりバカなの?」京子は慶彦のことを批判した。
「だって私達は今カプセルホテルに泊まっているのよ」慶彦は京子の言葉を無視をした。そうして一人で屋上に登った。
本当は慶彦としてはカプセルホテルに一人で泊まってのが良いのだろうと思った。でも結局慶彦はコンビニで買い物をした。
そして月を見た。結局京子も次男も長男も屋上には誰も来なかった。月はある意味美しかった。
でも最悪だったのは下から警察官に声をかけられたことだった。「あなたは何もしているんですか?」
大きな声をかけられた。警察官はオーナーの意向ということを言った。「どうかしてもホテルは不気味でしょ?」
でも慶彦は警察官を無視した。もしかしたら京子は呆れていているのかもしれない。
慶彦は無視をして月を見ていた。もしかすると警察官は起こり始めるもしれない。もしかすると慶彦は警察に連行されてしまうかもしれない。
そうして京子は怒る。そして長男も次男も起こるかもしれない。でも慶彦はそんなこともどうでも良い。
「あんたバカなのか?」そう言葉が聞こえた。警察官は多分言うことなのだろう。そうでもいい。でもその代わり月を見れた。
それでもずっと月を見ていた。慶彦は月を見ていて悲しい気持ちもあった。慶彦はビールとフライドポテトが終了した。それで慶彦は月を見ていた。そしてカプセルホテルの寝室に戻った。