FANZA 2024年AI同人まとめ

初めまして。
「あかさたな」という名前でAI同人について、たまにxで呟いています。
思ったことを呟いているので、ためになったり、ならなかったりします。

今回は2024年のFANZA AI同人について思ったことを書きたいと思います。
「稼げる~」等の商材系の話ではないので、ご了承ください。

※本記事では具体的なサークル名を出していますが、乏したりするような悪意を持って意見をすることはありません。
※本記事で書いたことは、あくまで私の意見や思想であり、絶対正しいということではありません。間違いもあると思うので、その点もご了承ください。


2024年 FANZA AI同人の主な出来事

AIフロア開設

私の記憶では、4月あたりからFANZA同人にてAIフロアが開設されました。
当初はDLsiteのように完全隔離と噂されていましたが、蓋をあければ完全隔離ではなかったです。

総合ランキングやトップページの新作、準新作ランキングにもAI作品が表示されているため、最悪の事態は防げた感じです。

FANZA負担クーポンからAI作品除外

FANZA負担クーポンとは、FANZAが割引を負担してくれるクーポンのことです。
割引分をFANZAが負担してくれるので、サークル側としては嬉しいクーポンですよね。

ですが、AI作品は夏頃からFANZA負担クーポンからは除外されてしまいました。

毎週末に「5作品以上購入で15%オフ」のFANZA負担クーポンがあったのですが、この「5作品以上」の穴埋めとして5円や10円のAI作品が多く利用されたため、FANZA側のメリットが少なくなったのだと思われます。

◆FANZA側の嬉しい使われ方
770円+880円+990円+550円+660円=3850円
3850円×FANZA負担クーポン(例:20%)=3080円

◆FANZA側の嬉しくない使われ方
1100円+5円+5円+5円+5円=1120円
1100円×FANZA負担クーポン(例:20%)=880円

FANZAとしては、いっぱい高い商品を買ってほしいですよね?
その方がFANZAが利益出るので。
ただ、5円や10円商品で穴埋めされると、ただただ1作品に対して20%オフしているだけです。

AI作品の中には、配信時から5円、10円の作品があります。
これらが悪い形で利用されたため、AI作品はFANZA負担クーポンから除外されてしまいました。

これによって、確実にAI作品全体の売上は減ります

手描きサークルの作品は定価で880円だったとしても、このクーポンのおかげで15%や20%引きで購入されますし、まとめ買いの対象にもなりえます。
AI作品は割引にならないので、買われにくくなるのは、分かると思います。

これは、AIフロアにとってかなりの痛手になります。

FANZAからの注意喚起

これは記憶に新しいですが、以下の2点の注意喚起がありました。
・キャンペーンの参加直前に値段を吊り上げる行為
・作品に含まれないキーワードを付与する行為

キャンペーンの参加直前に値段を吊り上げる行為

普通に考えればダメと分かりますが、これをやっている極一部のサークルを見かけます。

具体的に言いますと、50%オフキャンペーンの同人祭という期間があります。これに参加すれば、参加した作品が50%で販売することができます。

お客さんが同人祭前にある作品が気になったけど、高いのでお気に入り登録して割引されるのを待っていたとしましょう。
その作品の定価は1100円、もし同人祭に参加したら550円になりますよね。

そのお客さんは、同人祭開始後、お気に入り登録した作品がお得になったとFANZA同人トップページに表示されていたので、見に行きました。
なんと、、、、その作品は50%オフされた状態で価格が1100円のままでした!!!!

え?・・・なんで・・・?
そう、答えは、同人祭直前に価格を2200円に変更し、同人祭始まって50%オフにしたのです。

いやいや、それダメでしょ。。。ってなりますよね?
でもそれをする極一部のサークルがあり、それを見た別のサークルも真似をし始めたのでしょう。
その数が多くなってきたので、FANZAも注意喚起せざるを得なくなったのだと思います。
※これはAIサークルだけに限らないのは注意が必要です。手描きサークルでも同様のことはあり得ます。

作品に含まれないキーワードを付与する行為

「キーワード」とは、作品につけるタグのことです。

サークル側で、作品を登録するときに選択しますよね。
これを作品とは関係ないキーワードを付けているサークルがあるそうです。

なんで・・・?と思われたかもしれませんが、
実はキーワードによって「FANZA主催キャンペーン」に参加できるのです。

現在は同人祭中なので、キーワード関係なく50%オフになります。
同人祭以外の期間では、「人妻・熟女キャンペーン」など、そのキーワードが付与されている作品がFANZA主催のキャンペーンに参加でき、30%等の割引になります。

これのメリットとしては、割引されるので買われやすくなること
また、「〇〇キャンペーン」というページが特設されるので、参加している作品が表示されます。これによって手描きサークルに交じってAIサークルの作品も表示されるようになります
※AIフィルターオフに限る

ざっくりですが、以上が2024年 FANZA AI同人の主な出来事でした。
段々とAI作品が買われにくいようなシステムになってきています。

これでFANZA主催キャンペーンにもAI作品が参加できなくなったら、AI作品全体の売上は壊滅するでしょう…

2024年 FANZA AI売上ランキング

ここからは2024年間のFANZA AIランキング1位~10位(売上順)を元に、思ったことを書きます。
複数ランクインしているサークルがあるので、上からサークル順に書いていきます。
※当たり前ですが、年間ランキングは上半期(1月~6月)に配信された作品ほど上位にランクインしやすいです。

パルテノンの宴

1位:俺の妹が一緒にお風呂に入ろうと誘ってきた件(配信日:2023/9/9 16:00)
2位:爆乳陰キャ妹に一緒にお風呂に入ろうとお願いしてみた結果(配信日:2024/1/18 16:00)
3位:妹のブラを選ぶ。そしてセックスをする。(配信日:2024/4/25 00:00)

なんと1位~3位が同サークルという結果に!!
1位の作品に限っては2023年9月の作品が!!
AI同人では難易度が高いとされている、オリジナルコミック!!

はい。ということで、1位~3位がパルテノンの宴さんで独占しています。
これは凄い偉業なのですが、AI同人に詳しいというか、やりこんでいる人からすると少し違和感があると思います。

私が実際に見た事象から結論を言いますと、今話題のアダルトアフィリエイト経由でものすごく買われたことが要因だと思っています。

手描き、AI作品問わず、1番作品が売れるタイミングは配信初日です。
かろうじて、2,3日後も伸びるかもしれませんが、それは販売数が1桁や2桁の作品であって、24時間総合ランキングに入る作品は99%初日が最高売上になります。

手描きサークルの年間ランキングを見ればわかりますが、年間通してランキング上位になる作品は、総合24時間、週間、月間ランキング10位以内は必須です。

ですが、AI1位の作品は24時間総合ランキングに入っていないです。
2位、3位も24時間だけランキングに入っていますが、私が見た時は、配信初日にランクインしたのではなく、「旧作」になってからでした。
旧作ですよ?大手手描きサークルの作品が初めての割引をしたならわかりますが、AIサークルの定価の作品が急に買われて24時間総合ランキングに入るなんて、普通は考えられません。

ちょうどその時期、xでパルテノンの宴さんの作品を紹介しているアダルトアフィリエイトアカウントを複数発見しました。(以降アダアフィと称します)

普通のアダアフィは総合ランキング上位になった作品を取り扱います。(そりゃそうですよね)
しかし、パルテノンの宴さんしか紹介していないアダアフィアカウントも複数ありました。(インプレッションも数百万くらいありました)

そのアカウントを誰が運用しているかまでは分からないので、この話は分かっている事実のここまでにします。
※このやり方を非難しているわけではなく、売り方の戦略のひとつとして考えてもらえれば幸いです。

DL同人youtuberで有名なハルヒスキー先生もアダアフィアカウントによる旧作が突如ランクインしている現象について解説されていましたね。

2025年はどうなるか要注目です!!

たまごやき

4位:皆が狙ってる新卒ちゃんを寝取らせてみた 総集編【1〜4話】+総集編限定話【1〜3話】(配信日:2024/11/23 00:00)

2024年にAI同人をやっている人で、たまごやきさん、新卒ちゃんを知らない人はいないんじゃないでしょうか?

それくらいAI同人界隈にインパクトを与えたキャラクターだと思います!!
2024年前半はまだ二次創作CG集がメインで売れていました。
この理由は分かると思いますが、画像生成AIが再現しやすいのは、学習済みの二次創作キャラクターです。服の装飾や絵柄など再現できます。
そのため、AIランキングでも二次創作のCG集が圧巻していました。

その中、突然オリジナルコミックの新卒ちゃんが頭角を現してきました。
1作目は24時間総合ランキングに入っていないものの、2作目は6位、3作目は9位、4作目は10位です。
そして、総集編は総合24時間3位、週間6位、月間9位という2024年のAI同人界で偉業を達成しました。

おそろしいのが、11月後半に配信された作品がAI年間4位になっていることです。これが9月とかに配信されていたら、ほぼ間違いなくAI年間1位だったと思います。

たまごやきさんがトリガとなって、AI同人界が二次創作CG集からオリジナルコミックに流れが変わったと思います。

このままAI同人が続くにはオリジナル作品が売れていくことが必須だと思っています。二次創作作品が売れても、FANZA側も宣伝しづらいでしょうし、購入者からも「所詮新しいものを生み出せない」と思われてしまいます。
この流れを変えていく先陣を切ったのが、新卒ちゃんだったと思います。

2025年も新卒ちゃん含め、たまごやきさんの動向が楽しみです!!

にゆさーら

5位:催●支配された桐ヶ谷家(配信日:2024/4/2 16:00)
8位:催●支配された結城家(配信日:2024/7/5 00:00)

にゆさーらさんは、なんと2作品がランクインされています!!
しかも2作品とも総合24時間だけではなく、週間もランクインされているというAIトップ作品です。

にゆさーらさんは2023年からAI同人界トップで活躍されているサークルになります。こちらも知らない人はいないんじゃないでしょうか。

にゆさーらさんの凄いところは、2023年だけではなく、2024年も人気を引き続き維持し、2024年に配信された3作品全てが総合24時間ランキング10位以内に入っていることです!!

3作品目は11月上旬に配信されたこともあり、AI年間10位以内には入りませんでしたが、出した作品が毎回ヒットしているわけです!!
これは根強いファンが多くいなければ、達成できません。

最近の予告などを拝見するに、二次創作CG集メインからオリジナルコミックに挑戦されようとしているのかと思います。
これもたまごやきさんが作った流れに引き寄せられている感じでしょうか…

2025年には昨年よりも多く作品を出されそうだとのことなので、非常に楽しみです。特にオリジナル作品が楽しみです!!

零の旅人

6位:とらぶるデリヘル ―全員ハーレム孕ませ(配信日:2024/4/17 16:00)

零の旅人さんは、二次創作CG集がメインのサークルになります。
AI二次創作で大人気のとらぶるのハーレム作品が6位にランクインしています!!

零の旅人さんもにゆさーらさんと同様に2023年から活躍されており、総合24時間ランキングに入ったのは本作だけですが、他作品も安定して売れています。

2024年の夏~秋ごろにはオリジナルコミックに移行したのかと思いましたが、2025年1月現在の予告作品では二次創作に内容を戻しつつもコミックに移行する流れかと思います。

二次創作の内容もAI同人で大人気の王道中の王道作品をターゲットにしているので、安定した売上が見込めるかと思います。

ファン数も多いので、2025年もどこかで爆発的ヒットも期待できると思っています!!

xxxxヒロインズ

7位:寝取られヒロインズ(処女喪失、そして出産) 古手◯唯編(配信日:2024/3/6 00:00)

2024年上半期に一世を風靡したxxxxヒロインズさんがランクインしています。
こちらも二次創作で大人気のとらぶるの古手川さんの内容となっています。

2024年初は、NovelAIがV3にアップデートされ、生成されるイラストのクオリティが格段にアップした時期でした。
その時期に生み出された作品となっており、当時は「今までのAIイラストの感じがしない!!」と話題になっていました。

2023年まで続いた所謂マスピ顔という絵柄に多くの人が飽き始めていた中、NovelAIのアップデートにより様々な絵柄が生成できるようになりました。

それ以降も大人気二次創作の作品で安定した売上がありましたが、下半期から活動が止まってしまっています。
2025年にFANZA同人での復活はあるのでしょうか?

寝取られるタマシギの一滴

9位:他人の雌孕ます戯れ総集編-32歳まで処女守った人妻は旦那との初セックス前に寝取られる話を含んで【タマシギの一滴総集編2023】(配信日:2024/4/6 00:00)

2022年からAI同人界では異色のオリジナルコミックで大活躍されているサークルです。
AI元祖オリジナルコミックで人気になったサークルであり、2024年も安定して24時間総合ランキング10位以内に入っています!!

配信スパンは2ヵ月~とAI同人では珍しく長いですが、大ボリュームのコミックを制作されているので仕方ないかと思われます。

それにしてもこのボリュームは凄すぎます…!!
2025年も既に予告作品がいくつか登録されており、確実にAI同人トップを走ると思っています!!

こっとろん

10位:全部俺の嫁っ!キモデブ泥棒が結城家で犯し尽くす(配信日:2024/10/4 16:00)

こっとろんさんは2024年から頭角を現したサークルです。
二次創作コミックがメインで、内容も大人気のとらぶる、SAO、五等分といった形です。

こちらの作品は24時間総合ランキングで9位となっており、こっとろんさんの作品の中で1番売上がある作品です。

2025年1月現在は予告作品はありませんが、おそらく2025年も活躍されるのではないかと思っていますが、オリジナルに移行したら面白いと期待しております!!

AIランキングのまとめ

1位~10位のサークルの感想を書いてみました。
2024年は上記7つのサークルでしたが、2025年には全く違うサークルが入ってくるかもしれませんね!!

2023年は実写、二次創作CG集がメインでした。
2024年のランキングでは、実写がほぼいなくなりました。
2024年の中頃からコミックの数が増えてきており、オリジナル作品も数多くAI24時間ランキングでも上位に入っています

2025年は確実にコミックがメインになってくると思います。
ただ、AI同人に参入している人は、今まで創作してこなかった人の方が多いと思います。
そのため自分でキャラクターやストーリーを生み出す力は弱いので、まだ二次創作メインになると思いますが、少しずつオリジナルの割合も増えてくると思います。

2025年のAI同人の予想

以下のような流れになると予想しています。

・ポン出しコミックは売れなくなっていく

ポン出ししたイラストをコマ割りに当てはめていくだけのコミックは、背景に統一感がなかったり、顔マンガになったり、読みにくい等の違和感が多いです。
2024年は「コミック」だから売れていた作品が多かったですが、2025年はだんだんと「読みやすい、ちゃんとしたコミック」だから売れていく方向にシフトしていくと思います。

・手描きサークルに近い作品になるよう工夫されていく

ポン出しでは出せない構図を工夫して作成したり、背景と人物を切り分けて作成して一貫性を持たせたりなどの工夫がされていく流れになると思います。
既に実践されているサークルもありますが、極々一部です。

・上位AIサークルの配信スパンが長くなっていく

既にそうなっていますが、上記でも書いたコミックに工夫を入れていくとなると、確実に時間がかかります。
最終的には手描きサークルのように1ヶ月に1作で「早い!!」って言われるようになるかもしれませんね。

・量産サークルの賞味期限は短い

所謂ポン出しCG集サークルでもたまに売れる時があります。
安くはない値段(数百円)で1日に2作、3作と配信してAI24時間ランキングにも入っているサークルがありますが、大体そういうサークルの賞味期限は2,3か月あればいいほうです。

最初は多く配信できていたけど、多くの配信申請のためFANZAから配信を制限された瞬間に賞味期限切れになります。

AIフロアでも作品を量産するサークルは長い目で売れ続ける、ランキング上位をとる可能性はもうかなり厳しいでしょう。

読者の数は限られています。無限に沸いて出てくるわけではありません。
実際2024年間AIランキング上位サークルは、決して量産していません。新規サークルの時は、多少早め早めの配信でもいいと思いますが、ある一定のファン数を超えた時に質重視に切り替える必要があると思います。

・どこかで動画生成AIが入ってくる

最近、動画生成AIが話題ですが、ローカルでもそれなりのエロが出せる動作生成AIが出てきましたね。
まだ、ちょっと、、、、な感じはしますが、これも半年後はどうなっているか分かりません。
ちょっとしたことがきっかけで、性能がアップすることがあるので、急にローカルでエッチなLive2Dのようなi2vが作れるとなると、一気に流れは動画生成AIになってくると思います。


と長々書いてきましたが、ここで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※もしサークル名を出されて不快な方がいましたら、該当部分は削除します。
※画像生成AIを不快に思う方からの嫌がらせ、この記事を取り上げた誹謗中傷などの行為が発覚したときは、記事をすみやかに削除します。


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