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Excel VBAってどんな試験?概要や合格率について
今回は、「Excel VBA」試験についてご紹介します。
Excel VBAを学ぶと、効率よく仕事を進めることができるようになり、自分のスキルも向上します。
この記事では、「Excel VBA」の概要や試験内容、勉強方法について詳しく解説していきます。
これから資格取得を目指す方や、「Excel VBA」に興味がある方に役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください!
Excel VBAとは
Excelを用いて業務を効率的にこなすマクロ・VBAスキルを客観的に証明することができます。
VBAエキスパートについて、公式ホームページでは以下のように記載されています。
Excel、Accessのマクロ・VBA(Visual Basic for Applications)のスキルを証明する資格です。
VBAエキスパートには、「Excel」と「Access」の2つのアプリケーションについて資格がありますが、本記事では「Excel VBA」資格について紹介します。
そもそもVBA(Visual Basic for Applications)とは
「VBA」は聞きなれない言葉ですよね。
公式ホームページでは以下のように説明されています。
ExcelやAccessなどのアプリケーションに、指示した通りの処理を実行させる機能をマクロといいます。
VBAは、マクロにExcelやAccessへの指示を記述するための言語で、Visual Basicをベースに、マイクロソフト オフィス製品用に開発されたプログラミング言語です。
VBAを使うことで、ExcelやAccessを自在に制御することが可能になるので、ルーティンワークの自動化や大量データの一括処理、または業務システムの開発など、企業内で多岐にわたって活用されています。
VBAというプログラミング言語を使うと、ExcelやAccessを自由に制御できるため、自動化や大量データ処理を行うことができたりと非常に利便性があります!
Excel VBA試験概要
「Excel VBA」には、【ベーシック】と【スタンダード】の2種類があります。
Excel VBA ベーシック試験概要
Excel VBA ベーシックでは、Excel VBAの基本的な文法を理解し、基礎的なマクロの読み書き能力について評価されます。
変数の使用、セル・シート・ブックの操作、条件分岐、繰り返し処理などが含まれます。
出題分野は以下の10分野です。
1.マクロとVBAの概念
2.マクロ記録
3.モジュールとプロシージャ
4.VBAの構文
5.変数と定数
6.セルの操作
7.ステートメント
8.関数
9.ブックとシートの操作
10.マクロの実行
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試験時間は50分、問題数は40問前後で、合格基準は700点以上(1000点満点)です。
試験方法は、コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形です。
試験は各地のVBAエキスパート試験会場で希望の日時に受験することができます。
ただし、試験実施日時や申込み方法は各試験会場によって異なるので事前に確認が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720336032269-1xseBhQopd.png?width=1200)
Excel VBA スタンダード試験概要
Excel VBA スタンダードでは、ベーシックレベルよりも高度なマクロを読み書きする能力を評価します。
ベーシックレベルの知識を深めた内容に加えて、配列、検索とオートフィルター、並べ替え、テーブル操作、エラー対策などが含まれます。
出題分野は以下の10分野です。
1.プロシージャ
2.変数の活用
3.ステートメント
4.ファイルの操作
5.ワークシート関数の利用
6.検索とオートフィルター
7.データの並べ替え
8.テーブルの操作
9.エラー対策
10.デバッグ
スタンダードレベルの出題範囲には、ベーシックレベルの内容の理解度も含まれます。
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Excel VBA ベーシックと同様に、試験時間は50分、問題数は40問前後で、合格基準は700点以上(1000点満点)です。
スタンダードの試験方法も、コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形です。
こちらも各地のVBAエキスパート試験会場で希望の日時に受験することができますが、試験実施日時や申込み方法は各試験会場によって異なるので事前に確認が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720341120270-mEni6EiOE4.png?width=1200)
Excel VBA試験の難易度
Excel VBA ベーシックは初級資格のため、難易度は易しめです。
それに対してExcel VBA スタンダードは上級資格となるので、Excel VBA ベーシックよりも難易度が上がります。
どちらの資格もしっかりと基礎的なマクロの読解力や記述能力を身に付ける必要があります。
Excel VBA試験の合格率
公式ホームページでは以下のように記載されています。
【科目別合格率】
Excel VBA ベーシック 81%
Excel VBA スタンダード 59%
(2019年5月~2023年12月受験者データより集計)
Excel VBA ベーシックは合格率が80%を超えており、比較的取得しやすいことがわかります。
一方、Excel VBA スタンダードの合格率は約60%ですので、合格するためには十分な勉強が必要です。
Excel VBAの勉強方法
公式テキストを読んで、問題を解きましょう。
そのプロセスを何度も繰り返し、間違えた問題や理解が不十分な部分を重点的に復習することが大切です!
1.公式テキスト
VBAエキスパート公式のテキストがあります。
まずはテキストを読み、Excel の基本的な操作を理解し、実践しながらマクロの読解や記述に慣れましょう!
2.演習問題
対策教材として公式の演習問題が用意されています。
VBAエキスパートの試験科目の出題範囲に対応した演習問題が3回分含まれています。
テキストと併せて使用すると、理解が深まり、試験対策効果が高まります!
公式の教材について詳しく知りたい方は、以下のリンクから確認してみてください!
3.試験対策講座
独学に不安に感じる方は、オンライン学習講座やパソコンスクールなどの対策講座を活用するのも良いでしょう◎
サンプル問題
どの勉強方法が自分に合っているかわからない!という方は、サンプル問題を解いて問題の傾向を踏まえた上で自分に合った勉強方法を見つけてみましょう!
まとめ
今回は「Excel VBA」試験についてご紹介しました。
・Excel VBAとは
・Excel VBA試験概要
・Excel VBA試験の難易度
・Excel VBA試験の合格率
・Excel VBAの勉強方法
「Excel VBA」を取得することで、繰り返しの作業やデータ処理を自動化でき、時間を節約しながらミスなく作業を進められるので、仕事の効率化に繋がります。
また、Excel VBAのスキルは就職や転職にも役立ちます。
仕事の幅を広げたい方や、キャリアアップを考えている方はぜひ挑戦してみて下さい!