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【書籍レビュー】英語2語トレ
こんにちは。
本日は書籍レビュー記事です📕
"英語2語トレ"
重盛ちぐさ さんの著書です。
![](https://assets.st-note.com/img/1719912095501-sndw6vj8oG.jpg?width=1200)
言語習得の科学に基づいたアプローチにより、短期間で英語スピーキング能力を向上させることができると話題の書籍です。
私が購入した際のAmazonレビューは5段階評価中4.1。
早速読んでみました!
◾️私の英語力◾️
TOEIC890点(2024年取得)。雑誌・新聞記事程度の英文は読めるがスピーキングに難あり。
ある程度文章を用意した上で話す分には問題ないが、咄嗟の瞬発力に欠けるため話すことに苦手意識あり。
◾️感想◾️
書籍前半では、なぜ「2語トレ」が言語習得の近道なのかが語られていました。
「ネイティブは主に 1 ~ 2歳から小学校低学年にかけて、「大量の“短い英語”のアウトプット」をすることによって英語脳をその頭につくっていきます。」
確かに外国のキッズたち、普通に英語喋ってるもんね、、、
思えば私たちの日本語習得プロセスも同じですね。この世に生まれ落ちた瞬間から周囲の大人から言語のシャワーを浴びせられ
徐々にことばを覚えていく。
文法!発音!単語!と「公式」から覚えずに日常生活の中でたくさんことばに触れ、アウトプットしていく。
「難しく考えず、肩肘張らずに考えてもいいのかも…」と、肩の荷がスッと降りた感覚がありました。
そして後半はいよいよ実践的なトレーニング。
まずは2語トレ(動詞+名詞)
続いて3語トレ(主語+動詞+名詞)
最後に4語トレ(主語+動詞+名詞+時制)
地味に難しいのが、書籍内に出てくる25の動詞だけ使って答えるという点。
make, getなどの基本的な単語ですが、前置詞等と組み合わせることで英語の8割はこれらの動詞で伝えられるとのこと。
これが予想以上に難しく、半端に知識があるからこそ
「戻ってくる」→return (理想的な答えはcome back)
「連れてくる」→accompany (理想的な答えはbring)
などと答えたくなってしまう…
本書は冒頭で「暗記はダメ」と書かれているのですが、なかなかどうして暗記してしまいますね。。受験戦争の負の遺産か。。
◾️本書での収穫◾️
どれほど自分が「理想の英語」に縛られていたかがわかりました。
⭐︎文法は正しく!時制や三単現(三人称単数現在)に気をつけて正確に!
⭐︎発音もハッキリわかりやすく!
⭐︎論理的に話すこと、そして可能な限り1センテンスを長く話せるように
色々と考えてしまい、勝手に自分で自分のハードルを上げていました。
本書では
冠詞(a, an, the)は気にしない
三単現も気にしない
と冒頭でかなり衝撃のルール設定が。もちろん英文メール等の書き言葉でのやり取りでは正確な方が良いですが
自らハードルを下げることで苦手な分野に取り組みやすくなる。結果としてその分野の上達につながるのです。
「 文法的に正しいかどうかを気にしすぎて、コミュニケーションとしてどうかを気にしないのでは、せっかく英語を勉強しても意味がありません。まずはコミュニケーションとして、いいかどうかを考えるようにしましょう。」
ここが非常に目から鱗!
読んでよかったな、これでまた前向きに学習に取り組めるなと心から思えた一冊でした。
いかがでしたでしょうか。少し長くなってしまいました。。
お読みいただきありがとうございます。ぜひ「英語2語トレ」、書店で、もしくはKindleでお手に取ってください。