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インフルエンザと予防について
いよいよインフルエンザの感染する季節になってきました!
少しずつインフルエンザの影が見えてきてますね!私も看護師として自分自身が感染源にならないよう予防に日々努めています💪
さて、そもそもインフルエンザとはどんな感染症でしょ?
【インフルエンザとは】
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インフルエンザウイルスへの感染を原因に発症します。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類があり、このうち冬季に流行する“季節性インフルエンザ”はA型とB型によるものです。
また、季節性インフルエンザの場合、流行前にワクチンを接種することによって発症する可能性を下げたり、発症した場合の重症化を予防したりできます。
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インフルエンザは、かぜと比較すると子どもや妊婦、高齢者などは重症化しやすいと言われています。
【症状】
一般的な症状:
・発熱(38℃以上)
・頭痛
・関節痛
・筋肉痛
・体のだるさ
・喉の痛み
・鼻水
・咳
子どもの場合、急に走りだす、部屋から飛び出そうとするなどの異常行動が見られることがあります。転落の事故を防ぐために、保護者の方は少なくとも発熱から2日間は子どもがひとりにならないような配慮が必要です。
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合併症の症状:
インフルエンザは、合併症を起こすことがあります。以下の症状が現れた場合にはすぐに医療機関を受診してください。
・咳がひどくなり呼吸が苦しくなる
・呼びかけに反応しない
・けいれんを起こす
・食事や飲水、睡眠を妨げるほど咳がひどい
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インフルエンザは何日くらいしんどいか?:
発症1〜3日目で38℃を超える発熱や全身倦怠感などの全身症状が出現し、数日後に咳や鼻汁などの呼吸器症状が続いて出現します。 症状の強さやどの症状がつらいかは人それぞれですが、症状が軽快し始める5日目頃まではつらい思いをするでしょう。
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【治療法】
インフルエンザは基本的には自然に回復する病気です。治療を必要とするかどうかは、重症度や合併症があるかどうかなどによって異なります。
・治療薬
患者の症状や持病に合わせて薬物療法が検討されます。
抗インフルエンザウイルス薬:
体内でのインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ治療薬です。抗インフルエンザウイルス薬には内服薬・吸入薬・点滴薬などいくつかの種類がありますが、一般的に発症から48時間以内に服用することで発熱期間の短縮やウイルスの感染力を下げる効果が期待できます。
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対症療法:
発熱、咳、痰などの症状が強い場合には、それぞれの症状を抑える解熱鎮痛薬、咳止め、去痰薬などが使用されることがあります。
・自身でできるケア
自宅で安静にして回復を待ちましょう。発熱で汗をかくと体から水分が失われます。こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。
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薬の注意点:
市販薬には多くの種類がありますが、インフルエンザの疑いがある場合には注意が必要な成分が含まれていることがあります。病院へ行くのが難しく市販薬の使用を検討している場合は、一度医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
〈インフルエンザにかかったら〉
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安静にして休養をとり、特に睡眠を十分にとる。
お茶やジュース、スープなど、自分が飲みたいもので構わないので、十分な水分補給を忘れずに。
周りの人に感染させないためにも、マスクを着用。
人ごみや繁華街への外出を控え、無理して学校や職場などに行かない。
【インフルエンザを予防】
インフルエンザワクチンを接種する
手洗いをこまめに行う
マスクを着用する
適度な湿度を保つ
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取をする
人混みや繁華街への外出を控える
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インフルエンザのワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させ、発症した場合の重症化防止に効果があります。接種してから抗体がつくられるまでに約2週間かかり、効果は接種後約5ヶ月続きます。毎年シーズン前に接種することが望ましいです。
また、手洗いは、手指などカラダについたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効です。外出先からの帰宅時や調理前後など、こまめに手を洗いましょう。アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
マスクは、咳やくしゃみが出ているときに着用しましょう。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないようにしましょう。
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いかがでしたか?
今回ご紹介した記事を見て、感染対策を確認し、インフルエンザにかからないように努めていきましょう(⌒▽⌒)