見出し画像

10月といえば何をイメージする? 行事やイベント、食べ物など秋の風物詩を紹介

10月といえば秋も深まり、数多くのイベントや行事が開催されます。美味しい秋の味覚が豊富で、美しい花も楽しめる季節です。本記事では、10月といえば思い浮かべる風物詩をピックアップしました。10月にまつわる豆知識も、あわせてご紹介します。

10月といえば思い浮かべるのは


10月といえば、秋の風物詩を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。10月はイベント・行事が各地で開催され、秋の味覚も豊富です。秋ならではの花を思い浮かべる人もいるでしょう。

ここでは、10月といえば思い浮かべるものを解説します。さらに、ビジネスレターで定番となる10月の時候の挨拶も見ていきましょう。

1.イベント・行事


10月は気温が下がり、秋の気配が深まる季節です。気候が良く晴れ間が多い10月は、各地で体育祭や運動会、秋祭りなどのイベント・行事が行われます。
山間部では10月下旬から紅葉が色づき、紅葉狩りに出かける人も多いでしょう。
10月末からは、読書週間も始まります。終戦の2年後である1947年に「読書の力によって平和な文化国家を創ろう」という趣旨で開催され、今日まで毎年各地で講演会や本に関する展示会が開かれています。

2.食べ物


10月は、豊富な秋の味覚が楽しめる季節です。旬を迎える食べ物には、以下のようなものがあげられます。

【魚類】
・さんま
・秋鮭
・さば
・ニシン

この時期の魚は産卵のために栄養を蓄えているため、脂がのって美味しいのが特徴です。

【野菜・きのこ類】
・かぼちゃ
・サツマイモ
・栗
・しいたけ
・松茸(まつたけ)

10月は根菜が美味しくなる季節で、煮物やスープなどの料理がおすすめです。

【果物】
・柿
・梨
・ブドウ

秋は果物も豊富で、ひとつの種類に多くの品種があります。食べ比べてみるのも楽しみのひとつです。

3.花や言葉


秋は紅葉以外にも、美しい花や植物が咲き誇ります。10月に咲く花は、以下の通りです。

・コスモス
・金木犀(きんもくせい)
・キキョウ
・パンジー

また、10月を表す言葉には以下のようなものがあげられます。

・秋涼(しゅうりょう/秋になって感じる涼しさを表す)
・秋冷(しゅうれい/秋になって肌に感じられる冷ややかさを表す)
・秋麗(しゅうれい/秋晴れの心地よい天気のこと)
・秋月(しゅうげつ/秋の夜の月のこと)
・秋晴れ(あきばれ/晴れわたる秋の天気のこと)

秋の言葉は、ビジネスやフォーマルな挨拶の場面で使えます。

4.時候の挨拶


時候の挨拶とは、挨拶状で最初に書く言葉のことです。本文に入る前に、その時期の季節感や気候を表す言葉を一言添えるもので、四季の豊かな日本らしい習慣といえるでしょう。

時候の挨拶には「秋涼の候」のように短く簡潔な「漢語調」と、「夏が終わり秋の涼しさを感じる季節となりました」など親しみやすい「口語調」があります。メールや手紙の送り先に応じて使い分けましょう。10月に使う時候の挨拶は、以下のとおりです。

・錦秋のみぎり、いつも格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

・紅葉の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。

・うららかな秋晴れが続く季節、皆様おかわりございませんでしょうか。

・秋も深まり肌寒くなってまいりました。

・澄み渡る空気が心地よく感じられる今日この頃でございます。

【10月といえば】豆知識


ここからは、10月にまつわる豆知識をいくつかご紹介します。

旧暦で10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれている理由や、9月の「十五夜」に対して10月の月見は「十三夜」であること、10月の祝日はひとつで、祝日の名前は「スポーツの日」であることなどがあげられます。

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

1.10月は「神無月」と呼ばれる

旧暦では月を数で表す1〜12月のほかに、1月・睦月、2月・如月、などの名前がつけられていました。10月の名前は「神無月(かんなづき)」で、平安時代の言い伝えが名前の由来です。

10月には、全国の八百万(やおよろず)の神々が島根県出雲市にある出雲大社に集まるため、それ以外の地域には不在になるとされていました。

そのため、10月は神無月(神の無い月)ですが、神々の集まる島根県・出雲地方に限っては「神在月(かみありづき)」と呼ばれるようになったようです。

2.10月の月見は「十三夜」

旧暦8月15日(9月中旬)は、十五夜のお月見です。十五夜は中国が起源で日本に伝わった風習ですが、旧暦の9月13日(十三夜)も月が美しいとされ、江戸時代にお月見の風習が始まりました。

十五夜の月は満月ですが、十三夜の月は満月になる前で少し欠け、満月ではありません。十五夜は台風が来る時期で月が見られない年もありますが、十三夜の時期は天候が穏やかで秋晴れの日も多く「十三夜に曇りなし」ともいわれています。

旧暦の9月13日(十三夜)は年ごとに日にちが異なり、2024年は10月15日です。

3.10月の祝日はひとつ

10月の祝日は1日のみで、第2月曜の「スポーツの日」です。2019年までは「体育の日」で、東京オリンピック・パラリンピックが開催された2020年から名称を「スポーツの日」に変更しました。

体育の日は、1964年の10月10日、東京オリンピックの開催を記念して制定された祝日です。「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として制定されました。

1999年まで10月10日でしたが、2000年の法改正(ハッピーマンデー制度)により、10月の第2月曜日に変更となっています。

2024年のスポーツの日は、10月14日です。

10月といえば行事や秋の味覚が盛りだくさん


10月といえば、秋のイベントや旬の食べ物など、風物詩が盛りだくさんです。各地で運動会が開催され、10月末からは紅葉狩りが楽しめます。美味しい食べ物が店先に並び、秋の味覚を楽しめるのも魅力です。

ビジネスなどでメールや手紙を書く際は、10月の時候の挨拶も知っておきましょう。

10月は神無月と呼ばれ、島根県だけ神在月と呼ばれるなど、覚えておくとちょっとした話題づくりになる豆知識もあります。

10月は、1年のうちでも気候が安定して過ごしやすい季節です。楽しいことの多い10月を、大いに満喫しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?