日々の雑感 ウクライナ戦争
日々の雑感
ウクライナ戦争
正確性に欠けると思うけれど、とりあえずメモ的、日記的に個人的に思うところを書き残していこうと思う。
2024年11月20日メモ
ロシアがウクライナを侵略する理由について
プーチンの幼少期からの思想の影響という説は個人的にあまり信用できず。
マフィアのボスにしては理由がセンチメンタルに過ぎる印象。
ウクライナの豊富な資源や凍らない港と航路の確保など、実利的な政治的成果をもってしての権力維持が目的なのだと思うが・・・どうなんだ。
武器を所有しない国の憂鬱
ウクライナがロシアから独立する際、ウクライナが保有する核兵器をすべて放棄し、ロシアに移譲することを条件に、欧米、ロシアがウクライナの安全を保障するといった話があったと記憶している。
なぜならウクライナは元々はロシアの一国で、ロシア兵器である核をロシアの一国として保有し、メンテナンスを担当していた国だったから。
しかし現実には安全を保障するとした当事国ロシアが、こともあろうに自ら侵略戦争を始めた。また同じく安全を保障するとした欧米も、ウクライナの安全を保障していない。少なくとも欧米はウクライナが侵略されている事に対して、安全を保障する=ウクライナを守るという行動は全くしていないように見える。
あくまでもウクライナ自身が自国を守ることを支援するだけであり、これが安全を保障すると言えるのか非常に疑問だ。
核保有国というものは、案外あっさりとウソをつくものだと理解した。立場という便利なフレーズをもって平然とウソをつくという点において、ロシアも欧米も大して変わらない。
ウクライナ戦争はかれこれ3年ほど(クリミア強奪も含めれば10年くらい?)経過するようだけれど、西側諸国は一貫して支援という名目で戦争を長期化させている。ロシアもウクライナも今のところ戦争をやめる気は全くないように見えるので、西側諸国の対応が戦争長期化にしかならない事はある意味やむを得ないと思う。
しかし起こっている事実だけを見るとけっこう戦慄を覚える。
侵略したロシアはやりたいようにやっているだけなので、労働人口がどれだけ減ろうと、経済がどれほど破綻しようと構わない。しかしウクライナ側をみると、ただひたすら「生かさず殺さず」をされ、自国民がじりじりと死んでいくばかりだ。他国が「安全を保障する」という事は、そういう事だと理解すべきだと学んだ。
欧米はウクライナを支援すると言っても、ロシアが負ける事も望んでいない。だからウクライナを勝たせないのだろう。そして自国のくるしい財政状況をブレイクスルーするために、戦争ビジネスを上手に実行しているように見える。第二次世界大戦期に設計され、以来運用されてきた古い既存兵器を廃棄処分することなく、ウクライナに販売することで自国の兵器を最新のものに置き換えられるということだ。
ウクライナ支援という大義名分を利用した合理的な戦争ビジネスだなあと思わずにはいられない。
ウクライナ戦争のニュースを見ていると、このような武器を持たない国の憂鬱がみてとれる。武器をもつ国々の戦争ビジネスに利用され、代理戦争国として自国の国民が延々と血を流すという構図。恐ろしいことだ。
最近のニュースで停戦案のような話が出てきた。
おそらく現時点での領土で国境を引く=不完全とはいえロシアが領土を略奪、ウクライナは数万人の国民を失い領土を奪われることを妥協せよ。という内容ではないか。あるいは「真に安全を保障」するかわりに、ウクライナの資源を優先的に欧米に提供せよといったビジネスライクな内容かもしれない。
とうていウクライナが納得できる内容とは思えないが、かつて「安全を保障する」といった国々が提示する停戦案とはこんなものなのかもしれない。
つまりロシアの核の威嚇に屈する、もしくは核の威嚇を自国のために利用する、ということだが、この「核の威嚇」は実にマフィアっぽい手法だなぁと思う。
仮にウクライナが自国産巡行ミサイルなどで本格的に反撃に出た場合、むしろ今のロシアでは核を使わないかぎり対応できない可能性があるとも思う。ロシアは保有していた大量の兵器と兵士を消耗しすぎたし、兵器を生産しようにも西側部品がなければ作れず、メンテナンスもままならない状況であるはず。
そしてロシアが負けないために北朝鮮や中国、イランなどが本格的にロシア支援に乗り出し始めると、本当の意味での泥沼の戦争、第3次世界大戦の始まりになる可能性があるかなと。
またロシアが威嚇目的であっても本当に核兵器を使い、それによって核の冬が起こってしまったら、中国やインドなどの人口の多い途上国は黙っていないだろう。飢餓による国民の大量死が発生するだろうから。
ここまで書いてくると、北朝鮮の無理やり軍拡路線もあながち間違っていないというか、結局核をもたないと、代理戦争国として武器を持つ国に利用されるのだと理解してのことだと思えてくる。それが正しいとは言わないが。
日本も武器を持たざる国だけれど、台湾有事になった場合に戦火に巻き込まれる可能性が高いことは周知のとおりで少し不安だ。諸外国からいろいろと武器を買ったりしてはいるものの、聞いたところでは弾薬はせいぜい1週間分程度の備蓄しかもっていないのだとか。
非武装国を標ぼうする以上、正しい姿勢だとは思うけれど。
しかし、これではいくら武器を買いそろえても「占領するまで戦争をやめない国」が相手では確実に負けるだろう。価値観を同じくする国が支援を続けてくれても、国民がほとんど死に絶えれば、それすなわち敗北だろうから。
とはいえ軍事にお金をかけることは世論も許さないだろうし、もっと優先度の高い問題もたくさんあるように思えるし、無い袖は振れないないだろうし色々難しいなと思う。