旅のけいかく ~山形
ふりかえりも済んだところで、これからどうしようかな。懺悔かなー。なんでだよ。
旅といふものは、実は計画を立てているときが一番楽しいんじゃないかっていう。
楽しいという形容詞。これを詳述できなければ物書きとはいえまいて。
何をもって旅行計画なんぞが楽しいといえるのか。
■楽しみその壱 先入観を覆す■
東北6県で行ってないところは、残すところ山形県ただ一つ。
現時点での山形県の印象ってどんな感じ?
もうね、お恥ずかしいの一言。穴があったら入り……お、一句できた。
閑けさや 穴にしみいる 俺の声(大部分盗作
やっぱり懺悔のコーナーになっちゃいそうな山形のイメージを根底から覆す。
価値観反転のえくすたしー。これは計画の段階でもいろいろわかってくる。
■楽しみその弐 知的好奇心を満たす■
土地のことを前もって知るためにも土地に関する資料を読むべし。
芭蕉せんせーはもとより妖怪バスターこと井上円了さんや、われらが真澄ちゃん(菅江真澄)も山形に行っておられると。
そんな中、イザベラ・バード『日本奥地紀行』の存在を知るにいたったわけでございます。無知でホントごめん☆
イザベラ・バードは19世紀の大英帝国の旅行家、探検家、紀行作家、写真家、ナチュラリスト。
『謎の円盤UFO』『ロンドン指令X』でおなじみの大英帝国ですよ。サンダーバードとかいってやれよ。
なんやかんやあって日本にやってきたイザベラは1878(明治11)年7月13日に山形県に入って18日早朝に秋田県に向かっている。
彼女がたどった道を観光資源にできないものかと山形県のエラい人たちも苦慮してる。現状は推して知るべし状態。
でも、俺はすこぶる興味がある。
県内にはイザベラ・バードの碑が6か所あるってこともわかった。
これはたどってみたいな。
■楽しみその参 つながる興奮■
いやいや、ルートをつなげるって意味だから(汗
明らかに無理な場所もある。湯殿山とか。他言無用の生まれ変わりの地(怖
一見して無理にみえてもルートや時間帯を変えたり自転車を駆使することでたどり着けちゃう場合もある。
北海道だったら根室金比羅神社のレンタサイクルだったり、岩手だったら報恩寺とか。
計画段階でルートがつながるとわかった瞬間のやったーっ!的な得もいわれぬ高揚感がよいのですよ。
何事も諦めないことだよね。そんな感じかなー。
あとは宿の確保も大事。相馬野馬追では本祭の日に泊まる場所が確保できなくてギリギリまでやきもきさせられた。
せっかくルートがつながっても泊まる場所がないのでは計画が水の泡になってしまう。新幹線や飛行機の座席確保と同様、優先事項と心得るべし。
などといろいろ書き連ねておいてなんだけど、山形行きはちょっと先になりそう。
で、おもむろに「旅のけいかく ~遠野」がはじまると。
えー、また資料読みからはじめるの~(泣
【おしまい】