半値を戻さない場合はトレンドが進行しないことが多い

今日は半値を戻さない相場ではトレンドが継続しにくいという内容を言語化していきます。

基本的に波形は綺麗な上昇・下降を繰り返しながら進行します。
綺麗な波形をつけた方がトレンドは継続しやすいです。
(これはトレンドでなくてもあらゆるチャートパターンに当てはまる。綺麗な波形を作った方がチャートパターンが完成しやすい。
なぜならきれいなチャートパターンの方が大衆が意識しやすく、新規のエントリー、損切り、利確ラインが明確になりやすいから。)

波形が綺麗、反発回数が多い
=大衆が意識しやすくなる
=節目が明確になる
=多くの人が同じレートに損切り、決済ライン、新規のエントリーの注文を同じ価格帯で入れやすくなる
=トレンド方向、チャートパターン方向にのびやすい
です。

トレンドもきれいな波形をつけた方がトレンドが進行しやすいのも当然です。

例えば、以下ドル円の4h足チャート⬇︎

赤丸は急激な上昇後に急激な下降を見せています。
この相場を解説すると、
まず大きな上昇に関しては
・新規の買いエントリーがある
・買った人は急激な上昇で売り決済する人はほとんどいない
・急な上昇で逆張りの売りエントリーする人もほとんどいない
・ただ、新規の買いエントリーは断続的に多い状態

続いて急な下落に関しては
・買いポジションを持っていた人が少しずつ決済の売り注文をし始めて買いの勢いが弱まった
・それを見て多くの買いトレーダーが利益を減らしたくないために一斉に決済の売り注文を始める。
・急激な買いを見せて買いが弱まり、売りに転じようとしたタイミングで逆張りの売りを狙っていた新規トレーダーが一気に売り注文をする

続いてオレンジ丸に関してこの相場を解説していきます。
後半は短い陽線が続いていますが、前半は買いと売りどちらも発生しながら上昇しています。

この相場を解説すると
・新規の買いエントリーがある
・買いトレーダーの利確売り注文が入って下落がある。
・逆張りの新規売り注文もある。
・レートが下げてきたら押し目買い勢の買い注文がある
という感じで買いと売りどちらもありながら上昇を続けています。

赤丸とオレンジ丸とは何が大きく違うのかというと、
ポジションの偏りがあるかどうかです。

急激な値動きが発生し、大きな陽線or陰線が発生している相場はポジションが大きく偏っています。

赤丸前半で買いにポジションが大きく偏った結果、一斉にポジションが清算され、今度は一気にレートを下げてきている訳です。

オレンジ丸は買いも売りもどちらも入ってるのでトレンドが継続しやすいです。(綺麗な相場を切り取ってもってきる訳ではないので、オレンジ丸の相場はすごく綺麗な感じではないですが、、)

で、綺麗なトレンドほど継続しやすく、トレンドが継続すると分かれば、エントリーもしやすくなります。

前置きが長くなったのですが、では、綺麗なトレンドって何?って話をしていきます。

結論、直近の上昇・下降に対して半値以上戻しながらトレンドが継続しているかどうかが重要になります。


⬇︎先ほどのドル円の4h足チャートを縮小したチャート

直近の上昇に対してオレンジ丸で61.8以上戻しています。

直近の上昇・下降に対して50or61.8を戻すとより綺麗なトレンドが形成しやすいです。

で、半値を戻していない相場では僕はトレードしません。
なぜなら、エントリー方向に伸びたとしてもすぐに戻ってきたり、あまり大きな伸びにならないことが多いからです。

今回の相場で言えば、押し目が半値まで戻ってきてなかったら押し目買いをしません。

特に最安値・最高値からの押し目、戻り目では絶対に半値以上戻しているかは確認する必要があります。

例えば、⬇︎ドル円の1h足チャート

直近の最高値に対してオレンジ丸で61.8の戻りをつけています。
このオレンジ丸の戻しが50以下の場合は売りエントリーを見送ります。

戻しが50以上だとどうして大きな値動きが起こりやすくなるのかと言うと、
・直近高値から売ってるトレーダーの利確買いが多くなり、ポジションが一度清算され、新規での売りエントリーが多くなる
・押し目買い勢の注文が多くなり、結果的に決済売り、損切り売りの注文を多く刈れる
からです。

綺麗なトレンド=半値以上戻りをつけていると覚えておいてください。

特にトレンド転換を狙った相場では大きなトレンド方向に逆らう形でのエントリーになるので必ず半値以上戻してるのかは確認するようにしましょう。

参考⬇︎rumaさんX


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