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宗教の違いを実感(日本語パートナーズ)

 インドネシアは国民の約9割がムスリムである、世界最大のムスリム人口をもつ国です。私の日本語パートナーズ派遣校はMAN(宗教学校)で、生徒や先生は全員がムスリムです。
 日本語パートナーズとしての活動は1週間が経過しましたが、普段、学校で活動をするうえで、特段宗教の違いを実感することはありません。朝の約10分のコーランの朗読は教室の後ろで聞いていますし、お昼のお祈りも学校内のモスクでそれぞれのタイミングでするので、宗教の違いで大変だと思うことは想像していたよりも少なかったです。

 でも、今週末、派遣先の先生方と一緒に旅行に行った時に、宗教の違いを強く実感しました。旅行先のホテルで1泊したのですが、ホテルは先生1人と同部屋でした。
 ムスリムは、1日に5回お祈りの時間があります。私が眠りについていると、深夜1時くらいに先生のアラームが鳴って、先生がホテルの部屋でお祈りをしていました。また、早朝5時くらいにもお祈りがもう一度ありました。ムスリムと1日を全て過ごすのは初めての経験だったので、とても貴重な経験でした。
 また、車での帰路でも午後5時くらいにモスクに寄ってお祈りをしていました。ムスリムでないのは私だけだったので、どうしていいか分からず、車で待とうとしました。でもそうすると、"Ayo, Ayo.”「行こう、行こう。」と先生は私のこともモスクに誘ってくれました。
 私はヒジャブ(ムスリマが髪を覆う布)を着けていなかったので、モスクに入るのを否定的に捉える人も、モスクにいた人のなかにはいたかもしれません。でも、先生方が私に気を使って、モスクに誘ってくれたのがとても嬉しかったです。

 これからの活動で宗教の壁にぶつかることがあると思います。でも、tidak apa2 大丈夫!の気持ちで楽しみたいです!

 

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