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『銀座 有賀写真館』協賛者様からコメントをいただきました!

こんにちは。
『銀座 有賀写真館物語』より現状のご報告と協賛者様からのお声をお伝えします。

新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった『銀座 有賀写真館物語』ですが、前回のnoteでは、延期に際して、企画・総合演出のきださおりさんとプロデューサーの福光りおこさんのインタビューをお届けしました。

2020年9月半ばの現在、日本では新しい生活様式での暮らしが始まり、少しずつエンタメの世界も再始動し始めています。

『銀座 有賀写真館物語』も、再始動に向けて水面下で動いております。
元の会場であった銀座高木ビル(旧有賀写真館ビル)は、6月から解体が始まり、私たちは新たな会場を探している最中です。新しい場所がどこかによって、『銀座 有賀写真館物語』は銀座ではなくなるかもしれませんが、今までお伝えしてきた物語の根幹は変えずによりよいものにしていきますので今後の続報を楽しみにお待ちください。

今日のnoteでは、この作品に協賛いただいた方々からのお声をお届けします。
当初の会場であった銀座高木ビルのオーナーであり、『銀座 有賀写真館物語』もその参加していたCANBIRTH代表の高木秀邦社長、同じくCANBIRTHプロジェクトメンバーで建築家の山路哲生さまへのインタビューと、衣装協力で多大なサポートをいただいているSUIT BAR様のお声をご紹介いたします。

高木社長&山路さまインタビュー

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(左:高木秀邦社長、右:山路哲生さま)

――『銀座 有賀写真館物語』は、銀座高木ビルに出会ったことで始まりました。CANBIRTHプロジェクトとしてきださんにお話をいただいたのはどういった経緯だったのですか?

山路:そもそもはイマーシブシアター的なものを想定していたのではなく、きださんのやられている脱出ゲームのイメージでお声がけしていました。必ずしも歴史性のあるものを意図したのではなく、最後にこのビルを遊びつくそう、というつもりだったのですが、この場所をより活かしたイマーシブシアターをやりたいと提示いただいた企画案を見て、あまりにぴったりで、やっぱりきださんに声をかけてよかったなと思いました。

――延期となり銀座高木ビルでの開催はできなくなってしまいましたが、高木社長、山路さんから見られた『銀座 有賀写真館物語』の印象を教えてください。

高木:人と街と時間と、ということを考えた時に、実現することはできなかったけれど『銀座 有賀写真館物語』は時代までさかのぼって体験できるイベントだったからとても面白いと思ったし、歴史を引き継ぎたいというコンセプトのCANBIRTHの中でも印象的なイベントになるだろうなと思っていました。

 ビル自体も調度品も“経年”した価値というのは時間をかけることでしかできてこないものです。経年したものは単体で見るのではなく、現代と対比させることでより素晴らしさを引き出すことができると思います。それを『銀座 有賀写真館物語』は作品の中で現代から空間も人もまるまる昔に持っていくというとらえ方をしていてワクワクしました。
 ビルの取り壊しで全部壊れてものも捨てられてしまうけど、時代を紡いできたもので世界観をつくるということはもう最後の最後にしかできないもの。都市の移り変わりや建て替えはそのタイミングでそれまでの価値がゼロになってしまうけれど、最後にものたちが活躍してその価値が最後に花開くということできるのが素晴らしかった。

 そして、大正時代というのはイメージですが、明治からどんどん建物が作られて都市ができてきて、文学や娯楽などの文化的なものも多様性が増えてきて、都市部のカルチャーが深くなっていった時代だと思います。人が楽しんでいるという印象の強い時代が舞台というのもよかったです。

山路:厳密にいうとこのビルは『銀座 有賀写真館物語』の舞台である大正時代に建てられた建物ではないのですが、三越のデパートなど、高層化で建物も近代化されていく初期に作られたビルなので、建物と歴史を絡めて考えられるイベントというのが本当によかったです。

――銀座高木ビルでの開催はできなくなってしまいましたが、高木社長、山路さまにご共感いただいた『有賀写真館物語』のよさはそのままに、更なる進化をしていきたいと改めて決意を固くするお言葉をいただきました。

参考:CANBIRTHプロジェクトとは。
   https://birth-village.com/canbirth/


■SUIT BAR ご担当篠崎さまインタビュー

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(衣装のために採寸していただいています)

――SUIT BARさまは『銀座 有賀写真館物語』の衣装協力として、特徴であるオーダーメイドスーツの仕立て技術を活かした衣裳制作など多大なサポートをしてくださっています。ご協賛いただいたきっかけを教えてください。

篠崎:作品の衣装を探されている中で弊社ウェブサイトを見つけご連絡を頂きました。ご連絡いただいた内容を考慮し、また、もともと個人的にも興味のあったイマーシブシアターという試みに深く共感したため協賛させて頂きました。

――『銀座 有賀写真館物語』に対する印象を教えてください。

篠崎:まだ作品がどういったものになるかは詳しく存じていませんが、「リアル脱出ゲーム」などの参加型エンターテイメントを提供しているきださんやプロジェクトメンバーだからこそできる、他とは少し違う参加型エンターテイメント、イマーシブシアターとしての『有賀写真館物語』が出来上がってほしいと考えております。
 そんな新しい作品に微力ながらでも協賛させていただくことが出来、光栄の至りです。

――SUIT BAR様の事業について教えてください。

篠崎:当店は「気軽に、自由に、個性的に。」をコンセプトとしてより幅広いお客様に体験していただける新感覚の仕立て屋です。

 『銀座 有賀写真館物語』の衣装といった場面だけでなく、現代を生きるみなさまの仕事着として、勝負服として、または普段着としてなど、その時それぞれの人生の物語に没入するための一つのツールを「スーツ」という概念にとらわれることなくご提供できれば幸いです。
 世界に一つだけのものを創りあげる喜びを皆様と共有できることを楽しみにしております。

また、現在、店舗の一部在庫に限りましてシークレットセールをおこなっております。
是非SUITBAR代官山へお越しくださいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

参考リンク:SUIT BARホームページ
      https://www.suitbar.jp/

――SUIT BARさまには引き続き衣装の面でご協力をいただきます。物語において重要な役割を占める衣装にご注目ください!


今回は協賛者様のお声をお伝えさせていただきました。

『銀座 有賀写真館物語』は決して止まってはおりません。
楽しみにしてくださっているみなさまに現状でお伝えできることが少なく心苦しいのですが、うれしいお知らせなど、可能な限り早くご報告させていただければとチーム一丸となって進めておりますので、引き続きご注目いただければ幸いです。

 最後に、別のお知らせをさせていただきます。
 なかなかリアルでのイベントが難しい状況が続きますが、そんな中でも楽しんでいただけるものをと、『銀座 有賀写真館物語』のプロジェクトメンバーで下記のオンラインイベントを作っております。

Inside Theater Vol.1「SECRET CASINO(シークレットカジノ)」

9月27日(日)までのチケットを販売しています。


リアル脱出ゲーム・デリバリー 『青梅雨に届いた手紙』

8月22日に9月10月分のチケットが発売になりました。


 新型コロナウイルス感染症や夏の暑さで外になかなか出られないという方々に、ご自宅にいながら楽しめるとご好評いただいております。
 『銀座 有賀写真館物語』のように衣装や写真撮影といった仕掛けはできないのですが、同じチームメンバーで作っているので、物語の内容や没入感、お届けする謎解きキットへのこだわりなど、自信を持ってご提供させていただいております。
 ご自宅で体験していただけるため、ご家族での体験もおすすめさせていただきますので、もしご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ先述したリンクから詳細をご確認ください。

 『銀座 有賀写真館物語』については、秋には新しい展開をお伝えできればと考えております。

これからも『銀座 有賀写真館物語』をよろしくお願いいたします。


ありがとうございます。面白い体験を作ることに還元していきたいと思います。