履修登録と1年目の振返り
履修登録
さて、無事合格通知が届いてから数日間経過してから、履修登録の指示のメールが届いたので、ネットで登録を試みたところ、自分が履修するはずの科目がない笑
半期ごとに一科目ずつ履修する仕組で、初回は必修のUnderstanding Sustainable Developmentを全員履修することになっておりますが、その科目が、どう頑張っても画面上見当たらない。一時間ぐらいしてギブアップして、たまらず大学のアドミセンターに電話。事情を説明したところ、oh it must be a system error, it happensとのこと。なんだこの軽いノリは。さすがイギリス(さすがSOAS?)。数日後、「システムエラーが直ったので登録よろしく」とのメールが届き、履修登録を完了させ、授業料を支払い。半期毎にざっくり2500ポンド(インフレの為、毎年少しずつ値上がりする)。オンラインでも35万円ぐらいしますが、投資と考えるしかありません。いや、米国のMBAとかだと千万円単位でかかるので安いか。
授業のシステム
一部内容が重複してしまうかもしれませんが、以下授業のシステムです。
大学院の授業は、4月と10月に開始する半期x2のサイクル。最短2年で卒業可能。期末試験は、8月と2月にあり、9月と3月は休み+修論の準備期間。Sustainable Developmentは各半期で1科目ずつの履修。半期に1科目だけじゃん、と舐めていると痛い目に遭う。授業は全部オンラインでキャンパスへの出席義務は無し(これはこれで寂しいのだが)。
期末試験は世界各国のBritish Council等で受験可能。私はロンドン在住なのでSOASの本キャンパスで受験しました(唯一キャンパスに行ける機会)。
費用は、半期の授業+修論で合計2500ポンド。これが4サイクルあるので総額1万ポンド(約140万円)。決して安くはないが、アメリカの大学院とかでかかる天文学的な数字ではなく、私のような普通のサラリーマンでも日常の生活費を少しずつ削れば2,3年で捻出できるぐらいのレベル。
5年かけて卒業すればいいシステム。仕事で忙しい等の事情があれば半年空ける等の対応が普通にできる。
半期毎に新入生が入ってくるので実際の生徒の総数はよくわからないが、バックグラウンドはばらばら。共通なのは開発学に関心があることだけ。
週に必要な勉強時間は15-20時間とのこと。
筆者は、上期は必修のUnderstanding Sustainable Developmentで下期はLow Carbon Developmentを受講しました。
Understanding Sustainable Developmentは、1980年代から浸透しだした「持続的開発」の背景や考え方について。
Low Carbon Developmentは、気候変動の原因となっている二酸化炭素等の温室効果ガスを抑制した開発について。今どれぐらいやばい状況で、どこから温室効果ガスが排出されて、各国がどのような対策をしている(もしくはできていない)のかがよくわかります。
各授業は、基本的にエッセー(500と3000)と期末試験の構成。エッセーは完全オンラインで提出。
尚、1年目はコロナ前でしたので、期末試験は記述式で二時間。ひたすら書き続けるので手が痛くなる。期末試験は記述式であるものの、基本的に生徒がいる国における提携大学やBritish Counsil等で受験する形。たまたま筆者はロンドン在住でしたのでUniversity of Londonに出向き、受験しました。英国の外で受ける場合の対応は正直よくわかりませんが、何とかなっているようです。
筆者は、基本的に平日は仕事で手一杯であった為、土日に集中的に勉強していました。試験前は一応頑張って深夜まで試験対策。きつかったですが、なんとかなりました。