不安な気持ちが軽くなったよ!「フリーランスの先読み家計簿」3カ月先までの収入&支出のチェックリスト
複業フリーランスの川野です。私がやっている「先読み家計簿」3カ月先までの収入&支出のチェックリストを紹介します。
<きっかけは漠然としたお金の不安>
どんな仕事でもお金の管理は難しいもの。なかでも月々入ってくる収入にバラツキがあるフリーランス(特に小規模)は、今月はまとまった収入があったけれど、来月は0円なんてこともあるのでなおさらです。
他にも、今日納めた仕事分の振り込みが、来月だったり再来月だったりというタイムラグもあるし、ネットで買った物の請求が振り込み前に届いたりするとヒヤヒヤしちゃいます。
数年前、そんなストレスを減らして少しでも心穏やかに過ごしたいと始めたのが、使ったお金を記録するのではなく、先々の予算を立てていく「先読み家計簿」。Macの表計算アプリNumbers(Excelの互換アプリ)で作成した、3カ月先までの収入&支出のチェックリストです。リストに数字入力するだけで自動的に計算されるように設定して、月が変わったら更に1カ月分を追加していきます。
■参考画像
数字はダミーです。
金額は仕事用で使っている銀行口座の残高と合わせておくと便利!
◎計算式の設定方法
Dのセルでシフトキーを押しながら「=」を入力すると、計算式を入れる数式エディタが開くので、A、Bの順でセルをクリック。次に「-」を入力したらCをクリックしてエンターキーを押します。これで計算式の設定が完了。次にDをコピーして、E以下にペーストしていきます。
*詳しいNumbersの計算式の設定方法
<先読み家計簿を始めて良かったこと>
■その1 先々のお金の動きがみえた
今月はまとまった収入があっても、来月のクレジットカードの引き落とし額が大きければ財布の紐を締めようと思うし、今はお金がなくても、2カ月後にまとまった振り込みがあると分かれば安心できます。3カ月先まで確認して、本格的にマズいぞ!となったときには、短期のアルバイトをしたり貯金を崩したりと対策も立てられます。
■その2 日々のお金はざっくり管理でOK
日々の細かなお金は記入せずに、「生活費」や「事業費」という名目でリストに記載し、まとめて口座から引き出します。子供の頃からお小遣い帳をつけるのが苦手だった私には、この方法がしっくりきました。私の場合は日々の買い物はクレジットカードではなく、現金かPaypayを使ってお財布やアプリ残高をみながらざっくりと管理しています。*仕事で使うものはレシートを残しています。
■その3 不正使用にいち早く気づける
備考欄に何を買ったのかなどをメモすれば、帳簿に記載するときも「これってなんだっけ?」と悩まずにすむし、銀行口座やクレジットカードのサイトにログインする機会が増えるので、不正使用にもいち早く気づけます。
■ココに注意点!
収入や支出を入力しているときに、うっかり算式を消してしまうことがあります。月末の金額を見て多すぎる・少なすぎると思ったときは要注意!なんどか痛い目にあいかけました。
<まとめ>
一番良かったことは、先々のお金の動きがちゃんと分かるので気持ちが軽くなったことです。仕事が減ってしまって悩むこともあるけれど、お金の漠然とした不安を目に見えるようにすることで、次にどうすればいいかを考えられるようになりました。
計画的に大きな買い物もできるし、クレジットの引き落とし額が大きくなったときには、リボや分割払いにした時の金額を入力して、シミュレーションもできます。
収入&支出の管理で不安を感じている方は、ぜひ試してみてください。