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契約書にびっくりしたドイツのアートマガジンと「月光のソナタ~奏~」のエピソード
デジタル多重露光10年目。なんだかんだで、フランス、カナダ、ドイツ、アメリカなどのアートマガジンとやりとりをしています。今日はその中から、ドイツのアートマガジンについて紹介します。
■コロナ禍での世界のアート熱の高まり
2020年の春。コロナ禍の中で色々な海外のアート系出版社とのやり取りが始まりました。あの頃、世界的にアート熱が高まったというのは本当のこと。私の元にも、さまざまな国からアーチストを探すメールが届いていて、その中の一つがドイツの「Enter into Art」でした。
■ドイツの「Enter into Art」とのやりとりの始まり
「Enter into Art」とのやりとりは、2020年の6月頃から始まりました。テーマに沿って、アート作品を募集するプロジェクトを定期的に実施していて、私が初めて応募したのが、ベートーベンの生誕250年をテーマにした『~for Beethoven~ Moonlight Sonatas 』でした。コロナ禍でのドイツ政府のアーチスト支援で、ドイツ人以外のアーチストの参加費用も割引になったことが、背中を押してくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738121579-5WP128MXZ7ukoFLYyas6KzxD.png)
■契約書に感じたドイツらしさ
最初にページを確保するための契約書を交わし、費用を支払った後、指定期間内に作品(画像)を送ります。契約から書籍になるまで3ヶ月から半年くらいかかるのも、この会社の特徴かなと思います。
さすがドイツ!と思ったのが契約書でした。細かなことまで英語とドイツ語で書かれていて本当にビックリしました。間違わないように翻訳サイトで細かく確認し、サインをして書類を送り、掲載費用を送金。掲載候補の写真3点を指定されたファイル便(英語)でドキドキしながら送りました。
■そして書籍『~for Beethoven~Moonlight Sonatas 』が完成
書籍が完成するとWeb版とプリント版が公開されます。嬉しいことに第4章の1ページ目に採用されたこともあって、さっそくプリント版を購入しました。このときの作品名は「Moonlight in June」でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1738121663-6J9o5hCzxqrnU4AOisutmFd3.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1738153883-6dgcasCxWYb9TkeEZ18FILlS.png?width=1200)
■個展をきっかけに「月光のソナタ~奏~」が完成
その後、2021年の個展の際に、デザイン書道作家・高木佳水さんに作品でのコラボをお願いし、「奏」の筆文字文字をいれた「月光のソナタ~奏~」が完成しました。本当に思い入れの深い作品です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738121727-pZogyeFPfLibwsQ639TnHVYN.jpg?width=1200)
この「月光のソナタ~奏~」のコラボ制作のエピソードは下記で紹介しています。
月の光を奏でる……。筆文字とのコラボ作品。
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