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伝言ゲームエラー

どれだけ自分の立場から主体性を持って自分目線の解釈を踏まえて物事を伝えられるか。
これができないのがもどかしい。
学んだことをアウトプットすることの難しさはここにある。

今私は、ある人のVoicyを聴くことにハマっている。

この方は、経営者であり、研究者であり、組織であるとか経営だとかキャリアデザインについてを生業とされている。
その中で、あー!っと膝を打ったのがこの回。

私が現状に萎えていく理由が分かったと同時に、私の至らなさを突きつけられた。

私は今いる場所から抜け出したくてもがいている。
その理由はこれまでもnoteで幾度となく言葉にしてきたけれど、まだ上手く言語化できていないところもあって、でもこの方のVoicyを聴いたり、Xでの発信を見ていると、私の脳内のモヤモヤを晴らしてくれるかのようなトピックが展開されている。

私の組織でも、伝言ゲームは日常茶飯事だ。
これが正確にできることが良しとされる。
さらに、正確に伝えるだけでなく正確にそのまま何も付け加えることなく、不足もすることなく解釈することも求められる。
もちろん、組織の前提としてこれはとても大事だし必要なことだと思う。
でも、私の萎える瞬間は、伝言ゲームにしてはならない場面での伝言ゲームの徹底ぶりと、そこにネガティブワードやマウントが付け加えられるときだ。
あくまでも自分の意見ではないけれど、完全に承服したつもりはないけれど、あの人がそう言うので伝えておきますよ、という姿勢や、自分は良しとはしていないけれど、伝えなければならないことだから伝えておきますよ、これがいいことかどうか知らんけど、というモヤモヤ付きの伝言ゲーム、これをやられると一気に疲弊する。

でも、よく考えると私もやってしまうことがある。
納得のいかない意味の見出だせない事業、意図の分からない上司からの指示、それをまた周りや後輩に伝達するときには、ネガティブワードやもやもやを付け足したり、何様だよ、と思えるようなマウントをとってみたり、めちゃくちゃマイナス要素を付加して伝言ゲームをしている自覚も無くはない。

ちなみに、これをしてしまうとあっという間にその組織は腐ってしまうらしい。
うん、その自覚もめちゃくちゃある。

この組織はこんなふうに伝言ゲームのエラーが頻発していて、もはやただただ伝言ゲームを遂行するロボット、もしくはネガティブ伝言ゲームをすることをインプットされているヒトしかいない。

私に帰属意識が強ければ、このコミュニケーションエラーを何とかしようと奮闘すべきなのかもしれない。
でも、残念ながら私にその帰属意識は強くないこと、そして私個人で改革していける気も全くしないのだ。
だからといって課題意識を手放したいわけではなくて、もっと深掘りしてみたい気すらする。
個別ケースを見るだけではなく、いろいろな組織に共通して起きていることを突き詰めて、その課題に対する共通解を導き出してみたい。
何ともする気がないというよりは、何とかするために外に出て俯瞰して、組織はどう成り立って、どう崩れて、どう再生していけるのかを見てみたいのだ。

中からしか見えない景色は確かにあるかもしれない。
でも、中からしか見ていなかったらそのパターンしか通用しないかもしれないし、一時凌ぎにしかなっていないかもしれない。

やっぱり外に出たい。

ここまで書いてきて思ったのは、どうやら私は組織におけるコミュニケーションのあり方に興味があるみたいだ。
よし、もう少しこのあたりを突き詰めてみよう。

またこの辺りのことを書くかもしれません。
こんな話題でもよければお付き合いくださいね。

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