子どもの読書事情のことをすこし・・・。
こんにちは。絵本ライフスタイリストのうたむらあかねです。
20年間子どもへの読書サービスに関わってきて感じるのは、昔当たり前だったことが、今はそうではないということ。
日本語の習得がある程度すすめば、本は誰もが読めるようになるはずなのですが、このところはちょっと事情が違います。
読書は技術・・・になってきています。
私がママ向けの児童書ブックトークを始めた頃、集まってくださった方たちは、ほとんどが幼稚園児や小学生のママさんでした。
異口同音に 「我が子が、本を読む人になってほしい」とおっしゃいました。
そのためには、親として何をすればよいか・・・と。
読書の効用は別の話として、とりあえず本を読む子になってほしいという願いがあるのならば、鉄は熱いうちに打て・・・です。
なるべく早く本に親しませるに越したことはありません。
お仕事に忙しい、読み聞かせの時間がとれないなど、様々なお悩みも聞きました。
就学前のお子さんには、おやつや食事の時間を使うことができます。
食べている時は、普段活動的な子でも座っていますから、その時がチャンス。
「食べている間だけ一冊読もう」と言って、食べながら絵本を聞いてもらう。
ママやパパにとっても、一日一冊、子どもに本が読めたことは大きな満足感になります。
「おやつの時間は、本の時間」にしてしまえばいい。
寝る直前の読み聞かせもよいのですが、仕事疲れなどあるとそのまま寝てしまいたくなりますし、何より夜は、それなりに忙しい。
絵本であれば、ものの10分で大概のものは読み切れます。
あまり気張らず、一日10分。
ぜひ、おためしを。
次回は、小学生のお話をしたいと思います。
では、また。