読んだら、放りっぱなし法。
こんにちは。 絵本ライフスタイリストのうたむらあかねです。
昨日は就学前のお子さんの絵本の時間をどう確保するかってお話をしましたが、今日は小学生について。
時は「ハリーポッターと賢者の石」(J・K・ローリング/著 静山社)が発売された年。
ブックトークの会に参加されていたママさんのひとりが「イギリスでは10歳の子が読むって聞いたのでハリーポッターを買ったんですが、ウチの子、まったく開きもしません」と嘆いていました。
ご存じの通り、「ハリーポッターと賢者の石」は挿絵のない読み物ですから(加えて分厚い!)、いくら話題になっているからといって、子どもがゲームのように飛びつくことはまずありません。
ここでも、ちょっとだけ親の力が必要です。
なぁに・・・そんな苦労するようなことではありません。
まず、おやつや食事の時間に、(親が)ちょっと我慢して50~100ページくらいを読み聞かせてください。
何日かに分けてでもいいんです。
だいたいの読み物(特に最近出版されたもの)は、100ページも読むと物語の中で、何か大きな出来事が起きているはずです。
そのあたりまで読んで、あとは食卓など目に付く場所に置いておくだけ。
最初は「ママ、続きを読んでよ」と子どもが言うかもしれませんが、「わかった!でも、今ちょっと忙しいから待っていてね」と答えましょう。
すると・・・かなりの高い確率で、子どもは自分で読み始めます。
前出のママさんが翌月の会のとき、真っ先に私に言いました。
「自分で読み始めました!驚きです!」と。
でも、この方法が使えるのは10歳くらいまで。 女の子であれば8歳くらいまでかもしれません。
10歳を過ぎると、親に読んでもらうこと自体に気恥ずかしさを感じることもあるので。
でも、ためす価値はあります。
夏休みの課題図書からでも、ぜひ。
では、また次回。