果ての見えない日々は 空みたいで綺麗に見えた

わたしは生きることに意味があると思ってた。というか意味を見つけないといけないって思ってた。
でも、そう思うばかりじゃ見つからなくて羨むばかりで自分が嫌いになってどんどんしんどくなった。
1か10で考えがちな性格だから、理由が無い、果ての見えない日々なら早く終わらせた方がいいって本気でそう考えてた。
夜ご飯を食べながら訳もなく泣いたし、ベッドで限界まで息を止めた。終わらせる勇気もなかった。

そんな中音楽は助けになってくれて、anewhiteに出逢った。本当にどん底だった時。
沢山傷ついた自分にとっての光みたいな音楽。
聞いてる時は主人公になれる音楽。
好きとかそういう次元じゃない。生活の一部みたいな音楽。

「うっかり生きてみる」


Vo.Gt.佑樹くんの言葉。
これは魔法の言葉だ。
うっかりぶつけるとかうっかり寝過ごすとか「うっかり」してしまうことに理由も意思もない。
「生きる」こともそれでいいんだって。
意味なんて無くていいんだって。
何もかもめんどくさいって死にたいって思ってもいいんだって。
涙が出た。衝撃だった。
この言葉に救われた。
救う救われるってなんだか大袈裟だけど、これ以外に表現できない。
この言葉を思い出す度、魔法みたいに気持ちが軽くなるから。

「お互いうっかり生きていようね」


ライブの後は、
いつもと変わらない。何も変わらない日々も空みたいに綺麗に見える。