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賃貸大家さんには聞かれたくない話  『案内する順番』


営業成績が伸びなかった頃の私。
お客さんの希望を全て叶えてあげようと、必死に条件の合う物件を探し回った。

営業成績が少し良くなり出した頃の私。
お客さんの希望をある程度聞き出し、案内物件を3つ程、用意する。その内2つは希望に合わないのはわかっている。最後の1つにそれなりに条件の合う物件を持ってくる。
全て希望を叶えてくれる物件なんてそうあるわけ無いんだよ。

営業成績が伸びまくってた頃の私。
繁忙期の時なんかは特に、最初から1番気に入りそうな物件をぶつけてた。
これで無理なら無理。案内するだけ私の時間の無駄。ってわかってたから説明、説得する言葉に自信も溢れている。
時間は限られている。だからこのやり方で成約件数が増えた。

大家さんからの個人バックとか利益の多い物件を狙いもしたが、決まらなかったら時間の無駄。ってわかった。理解した。
決まる物件を1番に案内するのが勝率が良い。

大人になった私。
不動産仲介営業マンにゴマすって個人バック用意するくらいなら
そのお金使って部屋豪華にした方が私も客に決めてもらいやすいよ!
所詮、私の営業トークより客が納得するかどうかだよ!
って言ってあげたい。

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