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万年シルバー(Rank15)が語るドラゴン年カードの思い出:その1

いやースタン落ちの季節だねー君たち
そんなわけでハースストーンガチでやってるんだかやってないんだかでレジェンドに一度も到達したことのないプレイヤーが、スタン落ち(MTGで言うローテーション)するカードセットの印象深いカードを語っていくというチラシ裏の落書きになります。後々コアセットも語るけど、今回は順を追って悪党同盟から。

紹介順は、ドルイド→ハンター→メイジ→パラディン→プリースト→ローグ→ シャーマン→ウォーロック→ウォリアー→中立 となります。
(デーモンハンターが登場したのはフェニックス年の2020/3/18だ。一応中立カードで言及するかも知れないが、決してイリダンが嫌いってわけじゃないぞ。)

カードセット : 爆誕!悪党同盟(Rise of Shadows)

ドルイド

番人スタラドリス
ジェネリックファンドラルにはなれそうでなれなかった選択シナジーカード。次のセットに登場する「眠れる可能性」のバリューを底上げするカードではあったが、いかんせん高コストの選択カードが手札でかさばってしまうところが使いづらい原因だと思われる。クリスタルパワーを増やしてアグロの細かいミニオンを倒しつつ自分は回復するみたいな使い方が一番多かった気がする。
ルーセントバーク/クリスタルソングの牡鹿
5点回復シナジーとかいうクラスカードの回復効果以外だと絶妙に満たしづらい数値で微妙なスタッツ。鹿に至っては上位互換的なやつが後で出てくるし獣シナジーもこの時期のドルイドには一切なかったので使い所があまりなかった印象。
ルーセントバーク自体は決して弱くはないが、回復カードをデッキにたくさん入れるわけにも行かないし、自陣で回復する対象が居ない時はただただ邪魔になってしまう休眠ミニオン。ロマンではあるし、ドルイドらしいっちゃらしいんだけどシナジーを狙いすぎたデッキじゃフィニッシャーにもならない。休眠前に受けたバフをそのままに出来たら良かったのにな。
クリスタルパワ
小回りの効く低コストの選択呪文。そうそうこういうのでいいんだよこういうのでって感じ。構築で無理に入れる必要はないんだけど発見で出たら無難な選択肢として取れるカードではある。運用法はさっき書いたから割愛。
森の助け
トークンドルイドの終盤を支えれてしまうカード。ゴルが来たのは後の拡張だが、トレントシナジーデッキを支えたいぶし銀的なカード。

ハンター

ホロボシトロン
登場演出がなかなか好き。メカメカ大作戦のメカシナジーあってのカードだった気もする。結局今の断末魔ハンターでもあんまり見ないレベルのカードなので、この推察は間違いではないと思われる。
九生あり
発見(ハンドイン)+断末魔効果ありのちょっとマナコスト通りの効果ではない気がするパワーカード。納得のエピック。
必中の一矢/野獣放つべし
スペルハンターを支えていたカード筆頭。当然ではあるがズルジンとローグデラーが落ちてからは全く使われなくなった。ランダムな呪文から出てきたら嬉しい呪文筆頭ではあった。

メイジ

カドガー/召術師の招来
バトグラでもレジェンドの風格を見せつけるしアドベンチャーでも理不尽極まりない無法のヒロパを有する軽コストハイバリューのレジェンドと単体でもクソバリューの双呪文。コイツら合わせて5コスだったっていう悪夢の時代もありました。つーかダラランの出身のレジェンドどいつもこいつも強力すぎない?やっぱ悪党同盟なんてダッセーよな!ハイランダー使おうぜ!

マナ・サイクロン
"サイクロンメイジ"なんて名前のデッキがあるぐらいにはメイジのキーカードの一つとして時代を築いたデッキ外リソースの化身。エレメンタル喚起がスタン落ちしたしちょっとは落ち着くかなと思ったら相変わらず使われてた。俺が使うと配牌が悪いのはそういうもんだと思ってる。良くも悪くもデジタルカードゲームを象徴するカード。

伝書鳩
ああ…無難なスタッツに優秀な発見効果だね。闘技場で拾えると嬉しいしハイランダーの自由枠に入れやすい感じのザ・アンテイタクカ。ところ話変わるけど[発見]のキーワードに変更があったのは2019年9月11日の「恐怖の遺産(パッチ15.2)」のアップデート。ランダムなカードプールからのピックアップからクラスボーナス(中立クラスのカードが出にくい)が適用されなくなり、強力なクラスカードばかりが選ばれないようになってから、コイツは構築でも見なくなった気がする。

凍結光線
俺にとっては後で紹介する「天空寺院のレイド」の条件を満たしやすくするカード。軽コストで凍結ができるので、使いやすさに関して言えば一級品のカードだったと思われる。対象がミニオンだけで本当に良かった。

魔術のタネ
偉大なるアカザムザラクが映っているカード(まだこの頃はバトルグラウンドはなかったがアドベンチャーでは地味鬱陶しい枠だったぞ)。フレーバーテキストの大イリュージョンの意味はゴールデンカードにすると分かるがクッソくだらないのでHearthpwnとかで見るのがオススメ。3コスト以下の呪文発見なので秘策も一応カードプールに入るのが魅力的。魔力喚起を発見した貴方は超ラッキー!イカサマだろが○ねよ。

創造の力
と~~~んでる~~~~!(リロイ・ジェンキンスは2020/3/27のパッチ17.0でスタン落ちしたぞ。新環境からは突撃を見る機会も少なくなるだろうな。)まもるもせめるも発見と自身の選択次第。カドガーが居れば倍プッシュ。適当にサンウォーカーかケーアンが残ったらそれを招来する簡単なお仕事です。

パラディン

ノザ―リ
パラディン不作を象徴するかのようなカード。アレクストラーザからこいつが出た時のアグロのお前の顔はお笑いだったぜ!真面目に語るとコントロールのフィニッシャーには成りえないカード。構築ではまず入れることもないし回復するなら後発でどんどんいいカードが出てきたんでマジに使い所が見失われた。

決闘だ!
ビックパラディンとかはこの時期出てたっけ?最近見たこともあった気がするけどアグロにキメると美味しいカード。最近ウォーロックに使ってみたら巨人でトレードされました。結局負けたんでコイツにはいい思い出無いです。

プリースト

正体不明の怪人
正体不明のOTKによく悪用される頭のいいヤツが使うカード。断末魔自体が強力なカードが多いのでセットで使う前提ではあってもそれなりの働きをしてくれるカード。断末魔プリーストよりかはクエストに使われていた印象がある。

マダム・ラズール
「あんたの未来は…恐ろしく暗いよ」
ハンドチェック+泥棒のアドバンテージが恐ろしいカード。大会のシーンで見ると悪い活躍ばかりをしている。マダム・ラズール本人のプリーストスキンも合わせて使うとなかなかカッコイイ。おばさんだけど。
「予見どおりさ!」

怪しくない侵入者/カトリーナ・ムエルテ/大いなる復活
復活プリースト三点セット。グフーンが来てから復活プリ使ったんですけど事故率を抑える怪しくない侵入者が居なければこのアーキタイプは…多分なかったんじゃないかなとは思ってる。コイツらスタッツがどっちも体力が十二分あるのが面倒くさいところ。

ローグ


悪党同名の悪漢
3/1/5!?この優秀なスタッツとゴブリン悪の手先がハンドインしたらば序盤の勝者。ローグミラーは後攻有利になるのがよく分かるだろう?まぁわかってたけどナーフは早かった。それでも強いんだけど。

強盗王トグワグル
「狐のマリン…?刹那で忘れちゃった まぁいいかそんなカード」条件が限定的かと思われたがそんなことは全く無くなるカードが登場することによりスクロマンス環境まではずっと出っ張り続けたカード。ドルイドにはザログ…とかやる必要もなく、ワンダー・ワンド以外が選ばれることはほぼほぼなかっただろうと思われる。後条件付きとは言えスタッツが微妙に優秀。
「Who the king? I the king!(誰が王ナリ?朕が王ナリ!)」

タク・ノズウィスカー
効果自体は面白いんだけど本人が重すぎるのと段取りのナーフがあったせいでろくに振るわなかったレジェンドカード。学術スパイとの組み合わせはロマンがあったが、これはドラゴン年の記事なので割愛。自動詠唱のカードを埋め込む時にコピーが得られるが、コストがかかるので手札でかさばる。なんだこいつ。

トグワグルの計略
ガラクロンドローグのフィニッシャー。クロンクスが増えるよ、やったねヴァリーラちゃん!「今のは…恐ろしいな」

シャーマン


下水すすりのゲス
ナーフ!ナーフ解除!ナーフ!!!クエストシャーマンでなくてもアグロでも強かったコスト前借りというなの踏み倒しバリューの強さが光った一枚。
マーロックシナジーとして使われることはついぞ無かった。当然か。

マックモーファー
ビックシャーマンでちょっぴり見たことはある。面白いレジェンドではあるが運用のしづらさが最悪。4/4に変身させて嬉しい!ってのがあんまりないのがダメ。アラキアさんはデッキに入れたくないので…

動く噴水像
今となっては貴重な生命奪取。急襲疾風ついて最低でも4点回復。コントロールシャーマンを支え続けた大黒柱のようなカードだったがもうすぐでおさらば。

ハガサの計略
ハンドキープも選択肢になる超強力除去カード。育ちすぎたポチだろうがエドウィンだろうがサノバウィッチウッド。計略カードの中では1番見たカードだと思ってる。

ウォーロック

悪党同盟の異才
一時期Zooにも入ってた気もするけどローグの悪漢ほどのパワーを感じさせなかったカード。ガラクロンドとの相性は良かった気もするが常にデッキに入れておきたいとは思えないカード。

大悪党ラファーム
頂点たる考古学者の到達点は黄金のサル。お前その効果エリーズに返してやれよ。それはともかく挑発でスタッツが優秀なのが偉い。コイツを入れるとコンセプトもクソもなくなるが楽しいことは確か。チョー…ペイグル…ミルハウス…キングムクラ…ティンクマスター…うぬら5人か…

フェルロード・ペトルグ/どんでん返し
俺たちズッ友だよなって感じで同時に実装されたカード。でも後々クエストにNTRれた。合わせてコスト10なのも美しかったが、断末魔ウォロなんてあった試しがない。

暗黒の刻
なんかワイルドで悪さしてるって噂。ラファームとの計略と一緒に使われることを想定したんだろうが結局こんなやつを使うぐらいなら後々に登場する炎の災厄がぴったりなんだよね。

ウォリアー


時計仕掛けのゴブリン/爆発ブーム/レンチカリバー
おなじみ爆弾ウォリアーセット。ハイランダーも黙らせてきた恐るべき爆弾。ワームレストの浄術師とイルシアだけは簡便な。様々なミラクルを起こし、動画の切り抜きによく使われる。爆弾のダメージは高すぎるだろう。と今でも思ってる。

オメガ・デバステイター
ヒーロカードの方のブームが落ちてからは見なくなったメカメカ大作戦の名残のあるカード。今でも強力な雄叫び効果ではあると思われるが、メカシナジーがあまり得られないがために出番はなくなった。

超次元断裂機
ビックウォリアーが出たのはごく最近だが、可能性はこの時点はまったくなかったカード。親父ィ…が二枚出せたとしても激怒を誘発できないコストなので運用には至らなかった…と思われる。

中立

毒々フィン
知ってる知ってるBGのカードだろ?え?違う?

悪党同盟の電線ネズミ
ドルイドですらこいつを入れてた時代もあった。悪の手先のバリューが如何に高かったかが分かる一枚。そして悪漢のバリューがどれだけ高いかの指標にもなる一枚。

魔法の絨毯
絨毯Zooなんてのもあったけど最近はアラジンよりハリーポッターのほうが人気のようだ。お前重いんだよ!

ヤジロボ
むやみやったらにボイスの多い罵倒系ミニオン。邪悪なる野次馬が合成素材なのは間違いない。相手のコンボパーツをはたき落とすためのカード。
「やるか、ノータリンの、Note書き」

大魔術師ヴァルゴス
行くぜ!コイン!大いなる復活☆ バン!
「しかと見よ!!!」コイーン
んな運用はしない。でも一番見たのは復活プリ。発見呪文とセットに使うだけでも強いしテンポで置いてもソフトトーントとして壁になる。ダラランッパリはやっぱつえーナ。

バリスタのリンチェン
HSにしては珍しく目の光ってない女性。普通に可愛いと思います。回収できた時のバリューはとてつもないとは思うが、雄叫びをたくさん使うのはせいぜいシャーマンぐらいだったのでそんなに見なかった。

異境の乗騎売り
コイツも出た当初は全く見向きもされなかったがドルイドが0コストになるカードを2枚も配られたせいでバリバリ見るようになったやつ。もうコイツクラスカードだろ…みたいな中立は珍しくないが、スロットしてる時は楽しい。最終的に立つ6/11を貫くのも難しいしでランダムの上振れがやばい時はやばい。語彙力崩壊。食らいつく俺のアギト

シェフ・ノミ
ミラクルドルイドなんてのも作りました。しかしコイツより条件が楽?なカードが出るより前にノミ自体が廃れてしまった。今ではピエロが並び立つ。

ジェペット・ジョイバズ
ヒロイックのアドベンチャーのコイツが強すぎる。商業地区のラストでジョージのエンカウントセリフ「来たぜ、復讐のためにな!」に「ボクもだよ。」に返すかっこいいシーンがある。踏み倒しと言えば踏み倒しだし、
コストの高さもそう悪くはない。10マナある時は二枚とも使えるのもいい。

文書管理官エリシアーナ
コイツが使われた時代の大会は全部寝てましたってぐらい試合を遅延させる最悪の最悪カード。多分…HS史上こんなに悪いことしたやつはいねぇよ…消さなきゃ…てめぇはこの世にいちゃいけねぇ奴だ 一体何を考えて刷ったんだ?本当に気持ち悪いよ、お前のコントロールに溢れたあのウォリアーを思い出すだけで…吐き気がしてくんだよこのでけぇスタッツがオレが今から駆除してやる

悪い大噛み魔術師/Big Bad Archmage
なんでこいつだけ英語名入れてんの?と聞かれると、HSの日本語翻訳チームが優秀だからとここははっきり言いたい。フレーバーテキストの元ネタにアメリカ圏でしか通じないようなネタが有る場合はさして面白くない感じのFTを入れるか漫画ネタをぶっこんでくるかというものが多いが、カード名の翻訳のセンスが溢れているのはこのカードだと思われる。
「吹き飛ばしてやる子豚め!」「お前に勝ち目は無い!」

次回は突撃!探検同盟(Saviors of Uldum)について語っていくぞ。

終わったよ。




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