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私の変化に連動して、夫も変わるんだ

「ごめんね」

夫が娘に謝っている!
いつもは自分の主張を伝えて、相手が悪いと認めさせるのに。
驚きと喜びで、2人の様子を見守っていた。

発端は、娘が学童から持ち帰ったものがないと話したときに遡る。
それは、お友達が作ったもの。

水色の毛糸を丸めて、セロテープでぐるぐる巻きにして、かわいい顔が描かれている。直径は3cm×2cmだろうか。

娘の手のひらにすっぽり入るそのサイズの物を、食卓のテーブルに置いていた。しかし、お風呂に入る時間になって、それがないと騒ぎだしたのだ。

それに対する夫のルールは、こんな感じだ。

食卓はみんなが使う場所。
だから、ここに置かれているものは、捨てる。

私からするとだいぶ飛躍していると感じるが。
夫は家が汚いのを良しとせず、常にキレイであることを求める。

そのため、これまでも何度か娘の作品を勝手に捨てて、娘を泣かせたことがあった。そのたびに、娘が悪いと理詰めで説明していた。

それを見るのが不快で、

「捨てるなら、子どもに許可をとりなよ。誰だって、勝手に物を捨てられたらイヤでしょ?!あなただってそうじゃない?」

と伝えて、何度もぶつかりあった。

夫の言い分は、

それでは全て確認することになる。それはムリなので、捨てられたくないなら自分の机に置くこと。

結局、どちらかが折れないとケンカは続いたままだ。なので、夫のルールを採用してきた。夫の考えも一理あるし。

ただ、今回は対応が違ったのだ。
どうやら、娘が探していた物はお友達がプレゼントしてくれたものだったようだ。

勝手に捨てないで、声をかけてほしい。

と、娘は夫に歎願していた。
ただ、夫の答えはいつもと同じだった。娘に否があると。

すると、娘は静かに泣きだしたではないか。

私はリビングの2人を、キッチンから見守っていた。

「ごめんね。」

そういって、夫が娘にハグをした。
そして、自分が捨てたであろうゴミ箱を漁り始めたのだ。

ただ、時刻は19時30分を過ぎていた。わが家のお風呂タイムである。

私が見るよ。

ゴミ箱の中身をかき分ける夫に声をかけると、

多分、プラだと思う。

そう言い残して、脱衣場に向かっていった。わが家は、夫が子どもとお風呂に入る担当なのだ。

プラごみを見ると、すぐに見覚えのある形を探し当てた。すぐさま、脱衣場のドアを開けて、娘に手渡すと満面の笑みを浮かべた。

一連の流れを見て、心底驚いた。

だって、何度もバトルになり、変わってほしいと願っていた夫がいとも簡単に変化したから。

断定はできないけど、ここ1ヶ月近く夫婦関係を見直したのが効いたのではないかと推察している。

たとえば、

  • 7年ぶりの夫婦ランチ

  • 5年間外していた結婚指輪のお直し

止まっていた時が動き出したとともに、夫への日々の感謝の見方を入れ替えた。

・夫のおかげで、わが家は豊かに暮らしている

・私の活動を誰よりも応援してくれる

・家族のために、誰よりも時間を投下してくれる

・子どもたちを優先してくれる

・率先して家事をしてくれる

・理解もあり、行動力のある夫と結婚できて本当によかった 

・これ以上、私にぴったりな夫はいない

そう何度も思い直して、私自身も芯から感じれられるまでに変化したのだ。
そのため、心の奥から泉が湧き出るように、「感謝」と「幸せ」がいつでも溢れているのだ。

私が変わったら、夫も変わってくれた。
人は自分の鏡だとよく言う。

自分を照らす鏡。

夫が娘に「自分のものは自分で管理して」と、冷たく放っていたのは、私が夫に冷たい言葉をかけていたからだ。

私たち夫婦は結婚してから、ずいぶんと冷え切った関係を続けてきた。自分の想いばかりを主張して、相手に不足感を抱いていたのだ。

それを見つめ直し補ったら、夫も満たされたのだ。

また1つステージに上がったような変化を感じる場面に遭遇した。もっと夫への感謝を増やしたら、どんな変化があるだろう。

今や、そこにワクワクさえ感じている。
数ヶ月前の自分からは想像できない未来だ。

人を変えるより、自分を変えるのが先!
本当にその通りだった。

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おーつー(冨田裕子)
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