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私、無意識で子どもを邪険に扱っていました。

ママ、マジカルバナナしよう!

小学生のときに流行った、あのゲームを30年の時を経て令和に遊ぶことになるとは!

氏神様への新年のあいさつを終えた帰り道、7歳の娘に促されて始まったゲーム。

バナナといったら、黄色
黄色といったら、レモン
レモンといったら、酸っぱい

ブロッコリーが整然と育っている畑を横目に、ゲームを続ける。

元日は雲のない快晴。
気温も暖かく、天候も穏やかだ。

いつも帰省している栃木の冬は、ピリッと痛いほどの寒さ。それがないから、自ずと体も緩まっているのが分かる。

ママが言葉に詰まり、ゲームは終了。
娘はケタケタと細目で笑っている。こんなに平和な時間はいつぶりだろう。

年末年始は意識して、娘と時間を過ごしている。

遡って12/30は、娘と1日買い物に出かけた。

洋服に本、定規、パン。

デパートを上から順に巡り、5時間近く歩き続けた。娘は時々、腕を組んだり、手を握ったりしてきた。見上げて目が合うと、ニコッと笑う。

いつもだったら、こんな時間さえも早く終わってほしいと気持ちが焦っていた。それが今を堪能できるように変化。

年末までの異常な忙しさで、私の視線は家族以外の他者にしか合っていなかったことにやっと気づいた。


12/26は最強開運日!その日までに3つの企画をリリースする!

そう決めて、準備を急ピッチで進めた。
と同時に、予定もギチギチに入っていた。

だから、夜ご飯を食べ終わった後から午前1時まで仕事をしつづけた。
そうすると、子どもと話す時間も自ずと減る。

ママ、一緒にお風呂に入ろう!
ママ、一緒に遊ぼう!

そういった娘からの言葉を

ママ、仕事だから

の言葉で、跳ね返していた。
物分かりのいい娘は口をつぐんで、感情を飲み込んでいたのだ。

だって、休みに入るまでお願いされた記憶がないから。それか、心ここあらずで返答していたのかもしれない。

それもひとえに、体調不良により実家に帰省しなかったから気づけたこと。娘との会話で私がいかに、家族を後回しにしていたかが分かる。

いずれにしても、娘には申し訳なりことをしていた。それを自覚し、私も娘に寄り添うようになったのだ。

たとえば、冒頭のように新年の参拝の帰り道に遊びながら帰ったり、たわいもないおしゃべりをしてゲラゲラ笑ったり。

だからこそ、年末年始は娘も子どもらしく甘えたり、感情豊かにおしゃべりしたり、今まで我慢していた分を発散しているように思う。


私は自分自身にエネルギーがあると自負している。

それによって人の本当にやりたいことへの後押しができたり、魅力を開花させたり、自分を受け入れるきっかけになったりしている。

自分はパワースポットだと思っていた。

けれど、家の外で輝くためには、まずは家族のパワースポットであるのが先だ。そんな原理原則にさえ、忙しさにかまけて気づけずにいた。

これからは、自分の家族を蔑ろにしてまで活動するのではなく、まず子どもたち・夫が満ちているか随時確認すること。

我慢がなく、もっと自由で軽やかな家族であること。

それが巡り巡って、自分のコミュニティや活動、クライアントさんに波及すると思う。

そんな根本について、改めて見直す年末年始だった。やっぱり余白って大事!何もしない時間こそ大切にした方がいい。

全てに感謝!

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おーつー(冨田裕子)
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