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友達と話すことのススメ

こんばんは。Webライターの冨田裕子(とみたひろこ)です。

最近、仲のいい友達と話せていますか?
気兼ねなく話せる友達との時間は、かけがえのないものですよね。

近況や今ハマっていること、家族のこと、仕事のこと、親のこと

笑いあったり
へぇと感嘆したり
一緒に怒ったり
勇気をもらったり。

何時間でも縦横無尽に話せて、帰るときには充電されてホクホクしている。
その時間が人生において重要なものだと実感できます。

40歳に近づくと
「子どもや家族」のことだけでなく
「親」の老いや介護
「自分」の仕事
「人生」について
本当に色んなことが目まぐるしく起き、考えを深める機会が増えるように思います。

一方で、圧倒的に時間が足りないことも。
目の前のタスク(主に家事、子育て)をこなすことで精いっぱい。

大切な時間と分かっていても、友達との時間の優先度は下がっていくのが現状でした。

そんな私が10月から直接3人と会い
LINE電話で7人と話しました。

タスク山積みの私たちが、話したのはなぜだったのだろう?

初めてのかけがえのない経験をした私が、感情と記憶を整理し、出来事を記したいと思います。

◆「引っ越し」と「退職」と「取り残された私」

そもそもの発端は住まいの変化にありました。
私は2022年9月に東京へ引っ越してきました。

その前は1ヶ月ほど栃木県の実家に滞在。
それ以前はシンガポールに住んでいました。

とにかく引っ越しが連続し、気持ちの整理が全くできていませんでした。
というのも、もっとシンガポールに住んでいたかったから。。。
私はシンガポールという国に魅了されていたんです。

「ずっと海外で生活してみたかった。」
それが、夫の海外赴任で叶い、子どもたちに異文化を経験させてあげられることはこの上ない喜びでした。(子どもたちは日本の方が好きだそうです(笑))

そのため、本帰国が決まったときは号泣しました。
なぜなら、シンガポールに移住して半年しか経過していなかったから…
(コロナ禍により2年以上入国できなかったことと、コロナ禍により外国人である我々の取扱いが変わり、駐在継続が叶いませんでした。そのため、短期間での本帰国となりました。)

後ろ髪を引かれる想いで帰国し、これからのことを考えて16年間勤務した職場を退職。
心にぽっかり穴が空いて、仕事も友達もいない、東京に引っ越した絶望たるや…(今はかけがえのない場所に変わりました!)

夫は元々の職場に戻ったので、見知った場所や職場の方々と忙しそうに働いていました。

私の1番の心配であった「子どもたちの転園」も、拍子抜けするほど初日から馴染んで、新しい友達と楽しく遊んでいました。

家族がどんどん変化しているのに、現状を受け入れられない私だけが取り残されていました。

◆手紙を書こう!

そんな時にふと思いました。

そうだ。手紙を書こう!
本帰国したこと、退職したこと、今の正直な気持ちを友達に伝えよう。
そして、新しい住所を伝えよう。

そこから、手紙を綴ることを始めました。
私は年に数回、繋がっている友達全員に手紙を書きます。
何を書こうか考えるとワクワクして、気持ちが前向きになります。

・どの葉書にしようか?
・どの切手にしようか?

便箋封筒、葉書、切手はたくさんあるので(手紙好きあるある?!)、そこから相手に合う1枚を選ぶのも楽しい時間でした。

さて、こまめに手紙を書くようになった「きっかけ」は何だったのか?

始まりは、小学校1年生のクラスにきた教育実習の先生との文通でした。
どんなきっかけで始まったかは思い出せませんが、その先生がとてもマメだったことを覚えています。

・返事が届くことを心待ちにしていたこと
・受け取るたびに心が躍ったこと

それが派生して、友達に手紙を書くのが好きになったのだと思います。

そして、もう1つの理由が、話すことに苦手意識をもっていること。
1対1なら大丈夫ですが、複数人となると咄嗟の返答に悩みすぎてしまうきらいがあります。「これをどう伝えようか?」と考えていると、いつの間にか別の話題で盛り上がっている。。。
取り残されてニコニコする聞き専になるのが切ない。

でも、手紙だと自分のペースで言葉を組み立てて伝えられる。
人によって適切な言葉を時間をかけて選べる。


最初の手紙は混沌とした想いが錯綜し、どこか悲しみを帯びていました。
中盤からは自分の言葉がどんどん腑に落ちて、からりとした言葉で伝えられるように。
相手に伝えているようで、自分に向けて言葉を発しているのかもしれませんね。私が1番勇気づけられています(笑)

◆「返事」と「電話の提案」

私の大変化に、何人かの友達から返事が届きました。
忙しいのに、わざわざ手紙を書いてくれるって本当にありがたい(涙)

友達の言葉に勇気づけられて、私の心はだんだんと気力が戻ってきました。

その頃から、シンガポールにいる友達と話したいと思うようになりました。
LINEにて近況を交えながら、顔を合わせて話そう!とドキドキしながら提案すると(そんなこと1度も提案したことがないのに!)、快諾してもらいました。
なんて優しいんだ。。。

電話で繋がると、南国の熱気が画面越しから伝わるようでした。
私の恋焦がれているシンガポール。
そして、異国の地で子育てしている友達が懐かしい。

シンガポールで出会った友達は、みんな同志だと思っています。

「海外移住」「駐妻」と聞くと、煌びやかなイメージが先行しますが、慣れない海外に翻弄されながら、逞しく子育てしている人も多くいます。

英語や中国語での会話。国民性も異なり、他宗教が根づいている。
国家のルールも異なる、他民族国家のシンガポール

それが魅力ですが、大変なこともあったりします。
でも、好きなんです!

友達から本帰国後の様子を聞いたり
友達の近況に盛り上がる。
私も退職後にWebライターになるべく、オンラインサロンに加入したことTwitterを始めたこと
ライティングの本を読んでること
を伝えると、すごく驚いて応援してくれました。

「人の言葉が私の1番のモチベーション」

そして、表情が見えると伝わるものが倍以上になりますね。
声のほかに、表情やリアクション。
電話だけでは伝わらない臨場感がプラスされています。

さらに、栃木に暮らす高校の友達とも画面越しに再会
保活の壮絶さを聞いたり
保活から見る日本の問題点や政治の話まで語り合い。

出会ってから20年以上経つ間柄だからこそ、率直に本音で話せます。
気づくと4時間以上経過(笑)
高校生から変わらず、付き合いが続いていることに感謝です。
この後、直接会って話すことを決め、年末は同窓会をすることに発展しました!
会話の効果に驚いています。

◆東京での再会

話は前後しますが、東京には高校からの別の友達が住んでいます。
彼女はマメに返事を書いてくれます。
彼女の紡ぐ言葉は端的で強さがある。
私の心に火をつける言葉の持ち主です。

東京への引っ越しを告げると、比較的住まいが近いことから会うことに。
当時は、混沌とした想いから抜け出せずにいた頃でした。

彼女が開口一番、
「大変だったね。大丈夫?」
と声をかけると、涙が止まらなくなった私。

「無職になった哀しみ」を実感し、
私は仕事が生きがいで、働くことが好きだったんだと気づきました。

友達と会うことで、心の奥底に隠れていた想いを浄化することができ、スッキリ。
2度目に会ったときは
「今日は泣かないでよ」
と軽口を叩かれ、大笑いしたのでした。

友達との深い関係性もあり、自分の気持ちが素直に表面化された瞬間でした。変化に追いつけず、体にも不調をきたしていたけれど、信頼できる人と会ってよかった。直接会う効用は計り知れません。
心許せる間柄だからこそ、ざっくばらんに話せて、私はどんどん回復してきました。

◆シンガポールの友達の一時帰国。転機。

シンガポールで仲良くした友達が、一時帰国したと連絡してくれて、再会。

シンガポールでは同じ建物に住み、引越し時には我が家に残った食料のほとんどを引きとってくれた友達。
年下だけど趣味や嗜好、考え方が似通っていて、出会ってすぐに意気投合。
随分と遊んでもらいました。

彼女はフリーランスとして働いています。

住む場所を問わず働けること
1人で営むことの大変さ

彼女の仕事の話を聞くうちに、フリーランスに挑戦してみたいとの想いがむくむくと湧いてきて、人生の方向転換をする1つのきっかけとなったのでした。

そんな彼女に「Webライターに向けた行動をしている」と伝えると、
驚き、賞賛してくれました。

「いつか一緒に仕事をしたいね」
「ライターが必要になったら、選んでもらえるように精進するね」
と伝え、その日は別れました。

数日後、彼女から
「ライティングの仕事があるけど挑戦しない?」
と連絡がありました。

「やります!」
二つ返事で承諾。
彼女との初仕事が実現したときでした。

選んでもらったからには、私の持っている力を全部発揮する!

比較的時間が限られており、子どもたちの結膜炎も重なり大変なこともありましたが、なんとか無事に完成。

彼女のディレクションや的確な指示から学ぶことばかり。
読み手がどう受け取るか想像しながら、よりよいものを作るためにクライアントに提案してくれました。
自分の至らなさも露呈し、学びの多い案件となりました。
勉強になることばかりで、勇気をもって一歩踏み出した自分を誇らしく思います。

さらに嬉しい収穫が!

彼女から記事の質についてお褒めの言葉をいただけたこと
記名記事となったこと

とても感激しました。
いただいた言葉はこれからの私のお守りとなるでしょう。

その他にも、
・いつも真摯に悩みに向き合ってくれる心友との初めてのLINE電話
・LINE電話したいと向こうから提案してくれた友達との2年ぶりの再会
・結婚式以来6年ぶりに再会した先輩
・手紙で出産を控えていることを教えてくれた友達
・手紙で退職と県外への引っ越しを知らせてくれた友達

◆アクションを起こそう。話そう。

面と向かって話すと、人生の岐路を迎えているのは自分だけではないと気づきます。

友達も悩み、もがきながら進んでいます。
その行動に勇気づけられ、自分の行動も感化されます。
友達も私の行動に刺激を受け、新しいことにチャレンジする糧にしてくれています。相乗効果で高めあえるって素敵だと思いませんか?

日常のタスクも大切ですが、「会おう!」「話そう!」と誘ってみて、一緒に過ごした時間はかけがえのないものに変わり、あなたの人生を彩ることになるでしょう。

もっと色んな人たちと時間を共有して、自分では到達できない想いや創造、高みに到達したいと思います。
2023年はもっと多くの人と時間を共にしたい!

お読みいただき、ありがとうございました。

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冨田裕子(おーつー)
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