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本当は、実家に帰りたくないのかもしれない。

今週末に、私の実家へ帰省する。
期間は2週間。

本当は、1週間で帰ろうと思っていた。けれど、子どもたちが私の実家を大好きで、なるべく長くいたいと申し出てきたのだ。
実家と調整したら、OKが出たので長く帰ることにした。

しかし、日が近づくほどに心にモヤモヤがたまっていった。

それは、私は帰省中も仕事があるからだ。

夫は言う。

実家に帰る前に、仕事を終わらせていけば?

そんなに簡単に言わないでほしい。
ライティングを爆速で終わらせられるスキルは、私に備わっていない。
毎日、コツコツと積み重ねる派なのだ。

それに、私たちがいない間、夫は1週間以上、1人で暮らすことになる。

  • 子どもたちのご飯づくり

  • お風呂入れ

  • 家族分のお茶碗洗い

  • ゴミ捨て

  • 時間を決めた寝かしつけ

  • 翌朝、子どもが起きたときの対応

  • 朝ごはん作り

  • 幼稚園の登園準備

  • 娘のお弁当作り

  • 息子の送迎

  • お茶碗洗い

すべて免除される。
自分のことだけしていればいい。

しかも、自分のキリのいいところまで仕事ができる。自分で寝る時間も決められる。子どもの心配をしなくていい。

それが、うらやましかった。

私は実家に帰省すると、

午前中は子どもたちを遊び場に連れ出す。
お昼を実家で食べたら、図書館に移動。
そこから14時から19・20時まで仕事をする。

仕事時間が短いため家に帰りご飯を食べて、子どもが寝静まってから第二部スタート。深夜まで仕事が及ぶことがある。

それに、図書館で仕事をしている間は、子どもたちを実家に預けねばならないのが申し訳ないというか、後ろめたいというか。

実家に帰ってきているのに、なんでそんなに仕事をしているの?

と見られているような気がして、気が引けるのだ。(そんなことは言われたことはないが。)

母は気にしなくていいと言うが気にしてしまう性分で、自分を責めてしまうのだ。

だから、東京の自宅でマイペースに仕事をした方が、心は穏やかなのだ。

けれど、私の優先順位は「家族」>「仕事」だから・・・

そんなふうに思って、自分を納得させようと思った。けれど、心の中にたまった怒りの矛先が夫に向かってしまい、久しぶりにケンカした。

夫は普通に、仕事に集中できて妬ましかったのだ。
でも、夫は全然違う方向から反論してきて、「いや、そこじゃないから・・・」と思うものの、私も引くに引けず冷戦状態になっている。

こんな日に限って、息子がグズる。いつも私に任せるから、腹が立ち、

自分でなんとかしてよ。

と夫に言い捨てたら、夫も躍起になって、強硬手段に応じる。
案の定、息子はギャン泣きで、癇癪も大爆発。

本当は私が爆発する前に介入すればいいものの、当たり前にその役割を担わねばならないのも嫌だった。

幼稚園や発達センターとの調整。
娘の小学校とのやりとり。
幼稚園と学校の行事への出席。

これらは、いつも私だった。

息子は癇癪を起すと「ママがいい! ママだっこして! 」と言う。
それがどれだけプレッシャーなのか、分かっているのだろうか。

この子にとって、最後の砦は母である私なのだ。
私がなんとかしないと、私の後ろには誰も控えていない。
この怖さと共存している私の気持ちを分かってほしい。

そんな想いも出てきた。
ママだって、いっぱいいっぱいなんだ。

子どもたちの成長を促したい。これは本当。
だけど、自分の希望もある。彼らが実家に長く帰りたいように。

仕事で成功したい。
人生で活躍したい。
もっと自由な時間がほしい。
安定した収入を得たい。
もっと勉強したい。

息子は泣きすぎたからか、吐いてしまった。
一気に申し訳なさに押しつぶされそうになる。

私が悪いのか?
怒りを収め、子どもたちの希望を叶え、爆速で仕事して、いつも笑っていればいいのか?それは本当の私なんだろうか?

本音は変わらず、このまま東京で仕事がしたい。
変化したくない。

仕事での変化は望むけど、家庭は盤石にしておきたいのだ。
けれど、子どもたちの希望だから・・・

さっきから、無限ループに入っている。

それでもきっと、普通に実家に帰る。
東京に帰ったとき、行って良かったと思える時間にしたい。

それに、子どもたちを見てみて。
あんなに待ち遠しい表情をしているから。




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