手足口病からのギフト
娘のリクエストでお好み焼きを作るものの、ほとんど残された先週の水曜日。理由は、口が痛いから。
3cm×3cmのお好み焼き2切れ食べて、夕飯は終了しました。口の中を覗き見ると、舌の側面が赤くなっているではありませんか。
そう思い、その夜はいつも通りに寝かせました。
次の朝。
やっぱり口の中が痛いと、娘がしきりに伝えてきます。
母の直感が発動。
しかし、かかりつけの小児科は木曜日がお休みでした。仕方なく隣駅の耳鼻咽喉科に連れていくと、口の中に白い発疹がびっしり…
そう言われて、自宅にとんぼ返り。
ならばと、喘息でかかりつけの呼吸器科・小児科に電話します。この病院はいつでも混んでいるのが難点。
とはいえ、初診の場合、電話予約しないとなりません。慣れた病院の方がこちらも安心だから、仕方なし。。。
ここから電話がつながったのが、1時間後だったでしょうか。電話越しに詳細を伝えると、こんなことを言ってきました。
そう言われて、落胆。
しかし、落ち込んでなどいられません。オススメされた初めての病院にWeb予約。しかしさらに、1時間待ち。
スマホを見つめ続けて、私たちの番号の3つ前が表示されたとき、時計は午前11時すぎをさしていました。
そう確信して、MTGの予定をリスケしてもらえるよう謝罪&お願い。快諾いただいたところで、娘を連れて家を出ます。
朝からほとんど食べず、飲めずにぐったりする娘を電動自転車に乗せて、出発。
初めての病院はいつだって緊張します。特に、先生がどんなタイプかが気になりますから。
結論は手足口病で大正解。(先生はめちゃくちゃステキな方でした!)
そこから、学校と学童に連絡。
手足口病の登校基準を伺い、やっとほっとできたのが12時すぎでした…8時半に出発して、あっという間の3時間半。
ちょうど、この日から夫が2泊3日で出張で不在。
私は、翌日の昼に用事と夜にイベントの司会、翌々日には朝から不在にする予定でした。そのため、あらかじめ実家から姉にヘルプをお願いしていました。
そう考え、姉に連絡して事情を説明。
実は、ここ1年くらい、姉とは行き違いがあってほとんど話せずにいました。仲が良かったのに、お互いによそよそしい間柄に転換してしまっていたのです。理由はいろんな出来事が悪い方に重なったから。
出発前で、まだ実家にいた姉。相談すると、当たり前のように来ると言ってくれて3日間滞在してくれました。
子どもたちは姉が大好き。
姉とお風呂に入り、姉の両隣で眠りについて、それはそれは嬉しそうでした。特に娘は、私が不在中にクッキーを作ったり、工作したり。療養中でも楽しい時間を過ごせたみたいです。
おかげさまで、実家に帰った後も普通にLINEをして経過を伝えられるようになりました。
あんなにお互いを嫌煙しあっていたのに、不思議なくらい。
私は、姉への嫉妬と憧れに翻弄されて生きてきました。でも、やっぱり姉が好きなんです。仲良くしたいんです。だから、姉と普通に話せるのは本当に嬉しい。
だって、何歳になっても頼れる姉だから。姉には幸せになってほしい。そんなこと今回の滞在で再認識しました。
姉は、11/2に出張から戻った夫と入れ違いに帰宅。
そして、今。
今度は息子に手足口病が移っています。
11/2に姉が帰り、私が家に戻ると息子が口の痛みを伝えてきます。
予感は当たり、口の中には娘の時と同じ白い発疹が大量にありました。姉弟だとどうしても移ってしまうんですよね。
日・月曜日は夫がいたので、交代で対応。
そして、火曜日は私が病院に連れていき、イベントの司会の時には夫に在宅で仕事をしてもらい、なんとか済みました。
ところが、今日もまたもや夫は出張。
息子は朝から大荒れで、何も飲食できません。話すと口の中が痛いようで、口を閉じたまま言葉なしの音だけを発して主張してきます。うまく言葉をくみ取れないと大泣きして、蹴って当たり散らします。
私も連日の疲れが一気に噴出して、息子の気持ちを受け止めきれずにいました。
午後にはイベントのサポートがあります。顔出しなしでなんとか参加できないかと模索しますが、イベントの開始時間が近づくにつれて息子の泣きがヒートアップ。それと同時に運営スタッフの方から「休んでも大丈夫だよ~」と言われ、甘えることに。
結局、ギリギリまで決断できなかったのは、「私がやらねばという使命感」「見捨てられ不安」「お願いできないプライドの高さ」があったのだなと反省。
そこから負の感情が心を支配してしまったので、久しぶりにノートに感情のままジャーナリングしました。
すると、出るわ出るわ。
数え切れない感情が出てきて、泣きながら書きなぐって。手が止まったところで終了。
おかげさまで、心が静かになりました。
負の感情から始まった行動は、負の感情を引き寄せます。体感からそれを認識しています。
だからこそ、心がクリアになり、中立になれて立ち返れました。
そして、イベントのキャンセルやMTGのリスケをさせていただいて、自分がどれだけ疲れ果てていたかに気づきました。
仕事の成果や収入の増加よりもっと大切なことがあるよ。
そんなことを、子どもたちの手足口病から気づかせてもらいました。
自分ばかりが頑張っている気持ちに、いつの間にかなっていました。
傲慢な気持ち。見栄の気持ち。まだまだ足りないと認められない気持ち。他人の評価を軸にしてしまっている自分。
そんな至らない自分も全て私。
愛すべき私なんだ。
そんな自分を認めて、まずは健康第一に、周りに感謝して(特に夫)いきます。
たまりに溜まっていた負債を全て露わにしてくれた、手足口病からのギフトは偉大でした。
身をもって示してくれた、娘と息子ありがとう。そして手足口病よ。可能ならば、早めに治ってあげてね。