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医療系ドラマに見る、患者力を引き出す医療者の視点

本日は自宅(オンライン)で、こちらのワークショップのZOOMのお手伝いをさせていただきました。

第2回医療者がリードする患者力向上のためのワークショップフライヤー

世間はコロナ禍で、医療従事者の方々は本当に大変な思いをされていること、連日ニュースなどで見かけております。

そのような状況にありながらも、今回のようなワークショップが開かれ、多くの医療従事者の方が集まり、さらにはお手伝いをさせていただけたことが、本当にありがたいことだなと、心の底から思える経験でした。


さて、、、医療系ドラマの話をする前に、私がこのワークショップをみさせていただいて、学んだことについて共有したいと思います。

ちなみに、「患者力」って何?という方のために!↓

患者力は自分の病気を自分ごととして捉え、知識の習得とコミュニケーションを通じて、医療者と良好な関係を構築し、人生を前向きに生きようとする患者の姿勢と定義されています。

まず、今回のワークショップは、『第二回医療者がリードする「患者力向上」のためのワークショップ』というタイトルですが、簡単に言ってしまえば(簡単にしていいのかわからないですが)

「患者力を引き出すために、医療者ができること を学ぶ会」であったと思います。

内容に関しては実際の症例などもありますので、深いことは言えないのですが、私がとにかく、この勉強会において重要視されていたことの一つであるなと感じたのは、患者さんと向き合う際の

3人称・2人称 の視点

についてです。

医療者はつい3人称の視点から、患者さんと話をしてしまうそうですが、それでは「患者力を高める」ということには繋がらない、2人称の視点から話さなければならない、ということでした。

例えば、「手術が怖い、したくない」と訴える患者さんがいた場合

話し合う中で、医療者が「でも、結局はやはり手術をした方がいい」という考えを促すこと、これは医療者が「客観的に」患者さんに意見を出した、要は3人称の視点で話し合っているそうです。

では、これが2人称の視点になるとどうなるかというと「手術する、しない、に関わらず、この患者さんがどうしたら幸せになるか」という考え方になるそうです。これによって患者さんの「患者力」が高まる、というお話でした。

これを聞いた時、私が思い出さずにはいられなかったのが、 「医療系TVドラマ」です。

今回のワークショップを見させていただいて、「患者さんの幸せを第一に願うあの医療系ドラマの話をもう一回観たい・・・!!」と思った2作品を挙げたいと思います。(探せばまだまだいっぱいあると思います)

①コウノドリ

「コウノドリ」シリーズ

コウノドリ・・・!。まさに2人称の患者さん(妊婦さん)一人一人に寄り添った視点で告げられる言葉やピアノに、何回も泣かされた記憶があります。医療者の方の2人称視点のみならず、人生において大きな決断をする患者さんたちの「患者力」も同時に学ぶことができるのでは、と思います。

②グッドドクター

グッド・ドクター

こちらも!!!!とにかく泣きました!!2018年夏、フジテレビ「木曜劇場」にて放送された連続テレビドラマです。「考慮すべきなのは手術のリスクか? それとも子どもたちの夢か?」というテーマで語られた第五話は、今思えば、ドラマ内の彼の行動が医療者の二人称の視点で行われたことであり、子供の患者力を引き出す方法だったのか・・・と思います。

noteの初投稿で「患者力」というものを題材にして生意気だったな・・・と思いますが、ワークショップを開いてくださった医療従事者の方々の取り組みが、こんなどこにでもいる大学生の心にも響いたということが、少しでも広まれば良いなと思って書きました。読まれなくても、メモとして残しておきたかったので、大変満足です!

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