居るだけで、いつのまに
湿気が多いせいなのか、体調不良の人が周りで続出。
この私、ガイドヘルパーの おおてぼ も今日は不調である。
どうやら冷えたのか? 首から目にかけてギシギシしている。
夜半に雨予報ということで、低気圧接近中だろうか。
天気痛という最近はやりの不定愁訴か。
ともあれ、今日の仕事が始まる時間だ。
おおてぼ が担当の時には、
決まってドライブしてほしいCさんと
おおてぼ が担当の時には、
決まって本屋に行きたいMさんが
一緒に車に乗って移動するというプラン。
それぞれにヘルパーがついているので、4人で出発。
「今日はどこに行く?」「イオン」
「こら~、ちゃんとシートベルトしてね」
「ジョーシン行く」
なにやら、通じているのか?噛み合ってない?微妙な会話が続いている。
助手席に座った自閉症のCさんは、今日はいきなりシュワッチポーズをとったり、柏手を打ったりと、マイペースでいつもにないアクションを繰り広げる。笑ってる。楽しそう。楽しそうならOK!
後席に座ったMさんは、しきりにヘルパーに行きたい場所(本屋)を告げている。必死だ。
こんな様子で運転していると、いつの間にか
最初、辛かったはずの首筋のコリがなくなっていた。
Mさん、行きたい本屋に今日は時間の都合で行けなかったけれど、それでも次の瞬間違う楽しみを思って笑う。
「おおにし さん、おおにし さん。」と呼び掛けてくれる。
ちがうよ、おおてぼ (笑)
「おおてぼ さん。」言い直し上等。よし、合格(笑)
あなたが大好きな、掌コチョコチョをしてあげるよ。
どうやったらこんなにいい子に育つのだろう。
笑顔がめちゃくちゃカワイイ。
お母さんのご苦労は、私たちには全てを知る由はないのだが、
Mさんをこうして育ててくださったことに心から感謝する。
会えるだけで嬉しい。
こうして一緒に居る時間が、私にとって天使との時間に感じる。
仕事でいい支援が出来たとき、
言葉以外の表現方法~ノンバーバルコミュニケーションを使ってたな、と後で振り返ることが多い。
私が受け取るモノの方が絶大なのだ。
今日は知らないうちに、いつのまにか首肩コリを治してもらってしまった…
CさんMさん、ありがとう。。。
本当に、涙も忘れるほどに、笑わかしてくれるのです。
居るだけで。