「自分は楽しいが他人は面倒と思うこと」を仕事にしよう

個人事業主・従業員5名以下のスモールビジネス専門コンサルタントの太田亮です。
ご覧いただき、ありがとうございます。

本日は起業ネタについての記事です。

起業する際にまず最初に悩むことは、「何を仕事にするか」。
私の考えは、タイトルにもあるとおり、
「自分は楽しいが他人は面倒と思うことを仕事にしよう」
というものです。

自分が楽しいと思うこと、面倒と思うことは、本当に人それぞれです。
どれが良い悪いということではなく、多様な人たちがいるからこそ、社会は成立しています。


私の経験をあげます。

私はライブ・観劇・スポーツ観戦などの「エンタメ」に行くのが大好きです。
ただし、人気のある公演の場合、チケットを入手するのがとても困難です。

私は性格上、何時間も電話をかけ続けたりネットで試行錯誤することが苦ではありませんでした。
むしろそれすらも公演に行く前の一つの通過儀礼のような形で楽しむことができました。

一方で、
「公演にさえ行ければ良いので、面倒臭いチケットの取得作業からは解放されたい」
「チケット取得が面倒なので、公演には行かない」
といった声も聞きました。

「チケット取得が面倒で公演に行かない」とは、私から見れば人生を損していると思うくらいです。
なんともったいない。

それならばと、忙しい人や面倒と考える人に代わってチケットを取得するサービスを考えました。

一人でも多くの人に生でエンタメを味わってもらい、楽しい人生を送ってもらいたいという強い気持ちから、チケット予約代行サービスを1999年に起業した次第です。


一方で、私はファッションに興味がありません。
どのような服を買ったら良いのか、どのようなコーディネートをしたら良いかということを考えるのは苦痛です。

実際私のような人は多くいるようです。

有料で服の購入に同行してアドバイスしてくれるサービスや、服をコーディネートして月に何着か郵送レンタルしてくれるサービスもあります。
私もこのようなサービスで苦痛が解放されるのであれば、喜んでお金を支払います。

ファッションが大好きな方にとって、自分のみならず他人の洋服をコーディネートしてあげるのはとても楽しいそうです。

楽しいことを仕事にでき、その上で感謝されてお金までいただけたら、この上ない喜びですね。


自分が楽しいことを仕事にするのは、何よりのモチベーションになります。
仕事をしている中で、困難に直面することはしょっちゅうです。
でも、仕事への情熱・愛情があれば乗り切ることができます。


一方で「お金が儲かりそうだから」「マネタイズが楽そうだから」といった理由で起業しても、途中で挫折してしまう可能性は非常に高くなります。
困難に直面し、収入が途絶えたりすると一気にやる気が失せてしまいます。

仕事はあくまで人生を充実させるための一手段でしかありません。
一生の長い時間を仕事に費やすのであれば、自分が楽しいことを仕事にした方が充実した人生を送れると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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