簿財受験体験記①(受講開始~8月中まで)

記憶が新しいうちに勉強の記録を載せていこうと思います。
9月1日現在、まだ合否が出ていませんので、発表までは基礎期の過ごし方にとどめようと思います。
今後、簿財を受験する方々の参考になれば幸いです。


受講前の独学の記録

簿財の受験を始めたのは、2022年11月末からです。
当時はスタディングを使って勉強していました。

はじめは2023年の受験を目指して勉強していたのですが、仕事の忙しさやべ試験までの期間の短さ、税理士試験の全体像がぼやけており、途中で挫折してしまいました。

簿財は講義に加え、演習時間や暗記の時間を確保することが必要ですが、全体像を把握せずに勉強を開始してしまったことで、睡眠時間を削ってまで勉強することになってしまいました。
とてもじゃないけど、間に合わないと感じ、いったん勉強は中断することとしました。

予備校選び

数ある予備校の中から、受講生の多い大原・TACのどちらかに通おうと決めていました。
簿財は「予備校受験生の上位3割程度が合格する」と言われているため、受講生を多く抱える予備校に通うことで、自分の立ち位置・順位を把握することができるだろうと考えたからです。
大原でもTACでも自分の努力次第ですので、差はないと考えます。
私は交通の便から大原に通うこととしました。

受講開始時期

受講を考え出したのは2023年の3月頃でした。
仕事が忙しいこと、勉強により家族との時間が短くなること、ゆくゆくは転職となることから慎重になりました。
また、人事異動がありさらに多忙な部署に行った場合の不安もありました。
私は5月から受講することとしたのですが、試験本番までの見通しが立つ9月頃から受講してもいいのでは?とも考えていました。

結局は早めに受講したほうがいいと考え、5月からの受講開始となりました。
結果として、早めに受講開始をすることで、講義が週に一回(簿・財で各1コマ)であり、余裕をもってスケジューリングできました。
9月からの受講の場合週に各2コマとなりますが、仕事しながらだとかなり大変なのでは?と思います。

受講開始~8月中の勉強方法

復習が重要

受講開始は2023年5月半ばでした。
初回こそ人数は数十名居ましたが、2回目からは半分程度になっていました。
過去の受験勉強の経験から、次のように勉強を進めて行きます。

受講→復習→復習(できなかった問題、なんとなく解けてしまった問題を確実に解けるようにする)→ミニテスト→受講

ここで、知識があやふやだと後々まで苦しむことになります。
わからないものがあればテキストに立ち返って勉強していました。

また、教材の上のほうに書いてある「標準時間」を意識し、その時間内に解けるまで復習を行いました。

教材は、大原で配布されるものを使っていました。
復習は「学習計画表」(受講スケジュールが記載された表)に載っている宿題を進めて行きます。

外販教材について


私は大原の外販教材である個別問題集、総合問題集も使用していました。
外販教材の効果のほどは今でもよくわからないのが正直なところです。
合格の中に自分の指針がない以上、大原の言うことを信用して進めて行きました。

ミニテスト


ミニテストは前回の講義内容の復習のため、講義の冒頭に行われるテストです。15分程度で実施されます。

大原では満点を取るようにアナウンスされます。
とはいっても、私は8割~9割程度の正答率でした。実際に満点を取れたことはありません。
できない問題があったら後に1、2度解く程度の活用でした。

確認テスト

確認テストは、1か月~1か月半ごとに行われる、単元の復習テストです。
レベルとしては、基本問題の集合です。
復習をきちんと行っていれば高得点を解ける内容となっています。

確認テストは重要だと感じました。
というのも、大原の所属校舎内や全国順位が出るためです。
自分の校舎では、名前入りの順位表も張り出されていました。

重要な点は、順位が高ければモチベーションにつながるという点です。
次回も高い順位をとるために勉強への励みになります。
(しかし、それがプレッシャーになることもあります)

ただ、高順位というと大げさに感じますが、基本問題の集合なので、復習をおろそかにしなければ自然と高順位が取れるかと思います。

確認テストは後日再度やり直していました。
結果的にやり直しは1度のみで、本試験まで見直すことはありませんでした。

夏休みの過ごし方

大原の講義は8月の上旬に一区切りがつきました。
私の2023年の夏休みは約一週間で、このほとんどを大原に通い、今までの復習に充てていました。

講義を受けて3か月も経つと、忘れている項目も増えます。
ここで一度知識の整理をすることが効果的でした。

また、年末や直前期にも総復習を行うことが考えられます。
この8月の復習時に、今後行う総復習の際に解くべき問題をピックアップしていました。
こうすることで、余計な時間を使わずに総復習を行うことができました。

理論暗記について

財表の講義の3回目くらいから、理論が開始したと思います。
また、理論に関するミニテストが2講義に1回の頻度でありました。
ミニテストの内容は重要理論のベタ書きです。
私はミニテストの2日前くらいからミニテスト直前まで、詰込みで理論暗記を行っていました。
理論暗記の教材は要点チェックノートです。

ベタ書きができるくらいの完成度まで仕上げるのですが、この作業はとてつもなく苦痛でした。
理論暗記は財表の講義が終わってからすぐに始めて、ミニテストまで何度も暗記を繰り返すほうが負担がなかったと後悔しています。

また、直前の講義の内容だけでなく、余裕があれば通勤時間などを使い、以前の講義の内容の理論暗記も並行したほうが良かったなと思っています。

よく「スキマ時間の活用」と言われますが、理論暗記に関しては本当にその通りだと実感しています。

まとめ

8月中、そして8月以降もそうですが、予備校が示した進め方、自分で決めた勉強方法を継続することが重要です。
講義を1回すっとばすだけで、取り戻すことは本当に大変です。
試験まで1年の余裕がありますが、私は休日や仕事帰りなど、なるべく大原の自習室で勉強をするようにしていました。

特に簿記論は9月以降になると論点も複雑となるため、ここで学習のペースをつかんでおけたのは良かったかなと思っています。

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