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退職するなら、2か月前までに申出しろ! って・・・

転職や起業するため、今の会社を辞めるときに、どのタイミングで言えばいいのか、悩みどころですよね。

会社によっては、”退職日の2か月前までに申出” とか就業規則や契約書に記載されている場合がありますが、これってどうなんでしょう?

前もって転職先が決まっていれば問題にはならないでしょうけど、大体の場合、転職先からは入社を2ヶ月も待ってもらえないケースが多いんじゃないですか。
その場合どうするか。 強行突破か? 

民法によれば、期間の定めのない契約は、いつでも解約の申し入れをすることができ、雇用の解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。
と定められています。

なんだ、2週間前に言えばいいのか。 と思ってしまいますが、
民法の退職申出期間(2週間)は、任意法規と解されており、就業規則や労働契約で、2週間以上の期間が定められていれば、それに従うこととなります。
ただし、極端に長い場合、例えば ”3ヶ月前までに” とかになると、労働者の退職の自由が極度に制限されてしまうことになり、公序良俗(民法第90条)により、無効となります。

なら、どのくらいの期間ならいいのか?

絶対的な回答ではありませんが、
解雇予告(30日前に予告)とのバランスから、”1か月前に申出” であれば適法ではないかと思います。

いずれにしても、引継ぎ業務等があるので、一定の期間は必要です。
ここでも ”調整” です。

以上 ”立つ鳥跡を濁さず” でした。

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