「失業率2.9%」 に隠れた真実とは
1都3県に発していた緊急事態宣言が、3月21日で解除されました。
その会見で「失業率、コロナの中で日本は先進国の中で最も低い部類の2.9%でなんとかしのいでいる」との発言がありましたが、
本当にこれを鵜呑みにしていいのでしょうか。
この数字には、”休職者” ”就職したいけどコロナが怖くて求職活動をしていない人“ が含まれていません。
つまり、雇用調整助成金により休職扱いとなっているが、
この助成金がなくなったときに失業してしまう可能性がある人 や
求職活動をしていない人が含まれていないので、
実際の失業率は、もっと高いということです。
休職者は244万人、求職活動をしていない人が59万人とも77万人とも言われています。
この数字を含めると、失業率は相当跳ね上がります。
(休職者がすべて失業者になることはないですが)
これが現実です。
雇用調整助成金によって生き延びている企業は、
この助成金が終わったら、どうなるんでしょう。
雇用調整助成金の特例(100%助成)が終わる4月末からの動きに
注視する必要がありますね。