会社の悪事を内部告発⁉　守秘義務違反⁉

最近、”企業の悪事”　をニュースでよく耳にします。
なんで会社の内部の事（不祥事など）がバレるのか？
答えは、「内部告発で明るみに出た」です。

告発の方法は、おそらくマスコミにリークすることが多いと思いますが、どのようにやっているのでしょうね。

ここで問題になるのが、内部告発は「守秘義務」違反ではないか　ということです。

裁判例では、”企業の利益に反することになったとしても、公益の方が、一企業の利益よりも大事だから、告発内容が真実であれば、守秘義務違反とはならない”　と判示しております。

また、従業員が会社の悪事を告発（通報）したとしても、その従業員を保護する法律があります。（公益通報者保護法）

ただし、いきなりマスコミにリークする。　はダメです。
”段階を踏んで”　ってことですね。

どういう事かというと、　
まずは、会社の相談窓口部署等に告発（通報）して解決を図る。
だめなら、行政機関（監督署等）に通報・申告。
それでもだめなら、マスコミなど外部へ通報。

従業員には「守秘義務」が課されておりますが、「会社の悪事」については会社の利益よりも、公共の利益の方が重要であることを、忘れずに！

以上です。